~甘え~
子供をしっかりしつけるために、厳しい口調や激しい言葉で子供をなじるように叱っていたりしませんか?
意識的に、それはやっていないと思っていても、自分が父母からまたは祖父母からそう育てられた事があったなら、自分では気が付かないうちに子供の心を傷つけることを案外平気で言ってしまいます。
子供の成績を伸ばしたい、学力をしっかり付けたい、外で恥をかかないよう躾もしっかり・・・教えてあげたい。
と思い、子供を甘やかしてはいけないと感じ、「アメ」は与えずムチばかりになっていませんか?
人の心の成長の中で大切なことは、ムチよりアメの方です。
「甘えるな」「甘やかしてはいけない」とかあまりいい言葉で使うことが少なく、子供のころ、厳しく育てられると、大人になってから、人に助けを求めたり、頼ったり、応援してもらうことが「悪いこと」をしているように感じてしまいます。
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キツイですよね・・・大人にはこのキツさは分かると思います。
奥さんが、旦那さんに家事を手伝ってもらうことさえも甘えになってしまいます。
甘えとは、相手の愛情を求めることでもあり、その甘えが満たされると、自分が愛されていることを感じ、自分は価値のある人間なんだと感じられ、自己肯定感が上がり、安心感になります。
「自分は親にとって大切な子なんだ」「生きている価値があるんだ」「ボクはボクでいいんだ」etc・・大人の場合「私は夫に愛されている」「結婚してよかった」「ありのままでいいんだな~」
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自己肯定感
心にこの土台があって初めて、しつけや学力が身に付きます。
甘えが満たされないとき、「そんなことするな」「なんで○○はいつもこうなの?」「なんでいつも同じ失敗をするの!」など文句を言われ叱られてばかりいると、自己肯定感は低くなります。
気持ちの甘えが許されないと、甘えを満たしてくれない父親や母親・祖父母などに怒りを感じるようになります。もちろんこの気持ちは怒っても満たされないのは、子供なりに知っていますので心の奥に封印します。(いい子になります)
怒りは封印したので、今は爆発しないですが、その副作用として「自分は価値のない人間なんだ」と感じながら日々送るようになり、周りの人に不信感を抱き爆発はしなくとも怒りも感じています。
そうするうと、攻撃的になったり、被害者的になたっり、大人なら嫌味の多い人や一言多い人になり周りから敬遠されます。
また、人付き合いも希薄になりやすく、寂しい思いもします。
また過度に依存的になり、やはり周りから敬遠されがちになってしまいます。
ここでの「甘え」は、「甘えすぎ」のことではありません。
心理学では「不登校」=「登校拒否」は「怒り」を現しているとみて考えます。
非行・不登校・または大人になってからのうつ、認知症など・・・家族のカウンセリングをしている中で多いのは、甘えを許してもらえなかった、または、甘えることの苦手な頑張り屋さんや親の手がかからなかった、小さいころいい子だった方が多いと思います。
甘えは心に良い(副作用のない)栄養ドリンクみたいなものです。
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