このタイトルに往年のアイドルを思い浮かべた方は、
きっと私と同年代ですね。


今日をもって、化学療法はいちおう終わりました!
うれしくて、うれしくてたまりません。


1回前の治療くらいから、すでに気分が浮き立ってました。

「これ終わったらまつ毛にエクステをつけよう」とか、
「ついに私の夏がやってきた(←?)」とか、
「ダイエットして元に戻ろう」とか、色々な野望を抱いていました。
そして、卒論にも本腰を入れて取り組めると期待に胸をふくらませました。


終わった瞬間には、やり遂げたという気持ちに胸がいっぱいになりました。付き添ってくれた夫に感謝をこめて、帰りに特大のワッフルをごちそうし、私も便乗してスイーツでお祝いしました。


でも、自分でわかっていることがあります。

これで治療は終わりではない、ということです。


ホルモン感受性が陽性のガン細胞だったので、
ホルモン治療をします。


2年間、1カ月おきに注射し、5年間毎日薬を飲みます。
副作用は、更年期障害の諸症状です。


平行して、婦人科で卵巣の治療も行います。


更年期障害でうつが出た時のためと、
再発の不安に対処するために
精神腫瘍科にもかかる予定です。


再発が最も多いと言われる術後2年間次第で、
子供を産めるかどうかがわかります。
2年後何もなければ、受精卵を戻して妊娠にトライします。


主治医には、局所再発なら妊娠はできるけれど、他の臓器への転移なら難しいかもと言われています。他の臓器への転移=末期なので、考えてみれば当たり前かもしれません。


今後2年は、子供が産めるかどうか心配しながら過ごすわけです。そして、たぶんこれからもずっと、再発のことは頭にあるでしょう。


だから、化学療法が終わったからといって治療は終わりではないのです。


乳がん患者は、卒業といわれる約20年後まではずっと患者です。(先生は「完治をめざしてる!」と力強く言って下さり励みになりました)


もしも、命がカウントダウンされるような事態になったら、「がんは神様からもらった宝物」なんていってられない時もあるでしょう。我を忘れてわめき散らし、神様を呪ってしまうこともあるかもしれません。


でも、礼拝をさぼりがちでも一応クリスチャンである私は、治療時に仕事の傍ら大学の礼拝に出る中で、神様の方では私をがっちりつかまえて下さっていると確信しました。


1人では到底向き合えないけれど、
ブログで同じ病気の人たちと一緒に闘えるし、
周囲の支えと先の確信の後押しがあるので
何とかなるのでは、なって欲しいなあと今は思います。


治療は終わりではないけれど、
希望を忘れずに、長い道のりを歩んでいきたいです!