ひとまわり程年下の仲間が結婚式を挙げます
ウェディングでの”和”の演出が流行っている様ですが
仲間家や知り合いの結婚式に
新郎新婦の入場を先導する木遣り連としてお声掛け頂く事が時折あります。
今回は最初の入場の際の先導を依頼され、通常3人の所を若干の大所帯7人で伺います。
披露宴の入場の際の長持唄での入場(木遣り入場)
長持唄とは昔、大名の参勤交代などで荷物運搬にあたった雲助たちが、
長持をかつぎながら歌った祝福の唄で、駕籠かき唄の転用と言われています。
嫁入りの日に白無垢、文金高島田で馬に乗った花嫁と家族が
嫁入り道具を入れた長持ちという大箱をかつぐ人々が行列で家から花婿の所へ向かいました。
その際に行列が花嫁の実家を出発する時と婿方の家に到着した時の儀礼
長持唄(木遣り)が歌われてきたそうです。
自分達が携わる「権堂木遣りは」長野の木遣りの発祥とされ、深い歴史を持つ木遣りです
木遣りには其々の意味合いをもった曲が何種類もありますが
今回は「手古」と言う道中木遣りで新郎新婦を高砂に先導し
新郎新婦がメインテーブルにつかれた際に「先綱」と言う祝いの木遣りを3本差し上げる
段取りになっています。
先輩諸氏の技量を見習い、二人の門出にふさわしい演出が出来たらいいなと考えながら
今晩も風呂場で練習します