本日2019年2月10日(日)は雪組ファントム東京千秋楽。
奇しくも210、風斗の日。

そして、縣千くんの誕生日です。
お誕生日おめでとう、縣くん。

私が縣くんを知ったのは、入団直前の2015年2月。
一目で印象に残りました。

初舞台から欠かさず、出演する舞台を観て来ました。

中でも、当時2番手だった望海風斗主演『ドン・ジュアン』は忘れ難い一作です。

兵士マルセロ役の演技は、明日海りおのティボルトに通じるものを感じました。

一言で表現するなら、『プロ意識の高さ』
その片鱗を垣間見た思いがしました。

オリジナリティ溢れるおもしろ発言も、明日海さんと通じますね。
この点も明日海さん同様、得難い才能だと思います。

『ファントム』では従者役を熱演。
カルロッタに悪戯したり、鳥さんとして羽ばたいたり、ちょこちょこ見せ場も頂きました。

ライブビューイングでは鳥さん、一瞬の登場でしたが。
腰を低く屈めてから羽ばたいていく振付が大好きなので、劇場でご覧になれなかった方々にも観て頂きたかった。

ロケットではセンターを務めた縣くん。
こちらも投げキッス直後のキメ顔のみ、一瞬映りました。
投げキッスもぜひ映して貰いたかった。

…けれど、振り向きざまの男前な顔が見れてよかったです。

東京公演からは、同期の優美せりなとセンターを分け合ったロケット。

叶う事なら、もう一度、縣千&優美せりなのデュエットを聴きたかったです。

しまもん(優美)が退団メッセージでも寄せていましたが、『Bow Singing Workshop』では、同期の縣千とデュエット。

『恋の笹舟』をしっとり歌い上げた縣くんとせりなちゃんの声と姿は忘れられません。

しまもんにとって、あのデュエットをが在団中一番の思い出だったとは…。
微笑ましいような、切ないような…。

組からのお花は奏乃副組長、同期からの花は縣千から。
深紅の薔薇の花束でした。

望海さんも、せりなちゃんを振り向き、

「いま、隣で『すみれの花咲く頃』を歌ってる声が聴こえて、とても綺麗なんですよ」

…と、せりなちゃんの美声を惜しんでいました。

私は美しい声に弱いので、影ソロでも良いから、せりなちゃんに歌う機会を…と願ってきました。

研4での早過ぎる退団、本当に残念です。
大階段を下りず、上手袖から登場しました。

中卒で早生まれ(2月3日)のせりなちゃんは、若さという貴重な武器を持っています。

陽向春輝くんは、組からのお花はのぞ様、同期のお花は諏訪さきから。

輝く笑顔が印象的な男役さんでした。
こちらも、まだ研6の早期退団。

お二人とも、宝塚音楽学校という超難関を突破した、選ばれし人。
厳しい世界でかち得たものは大きいはず。

陽向くん、せりなちゃん、お二人の将来が輝かしいものとなりますように。

…さて、本日が誕生日の縣くんに話を戻します。

どんどん美しく、カッコよく、ロケットなんざしようものならカマっぽくなりましたね。

ロケットのカマっぽさは初舞台からだったかな?
いまや、美人ニューハーフがシナを作ってるようにしか見えません。 

(男役さんに「カマっぽい」は褒め言葉だと思っています)

縣くんは彫刻のような顔立ちですし、性別を超えた美しさを感じます。

笑った時の糸目、おキツネさん目がまた特徴的ですね。

欧米人のような鼻の高さなのに、素朴で日本的な笑顔なんですよね。

良い意味で、垢抜けないでほしい。

大いなる可能性を秘めた逸材だと思うからこそ、簡単にまとまらないでほしい。

縣千が持つ不器用さ、素朴さを持ち続けてほしいと願っています。

今年は、同期の卒業を見送るという切ない誕生日になりました。

これから、どれほどの山を越えていくのか見守りたいと思っています。

縣くん、誕生日ほんとうにおめでとう。


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