2018年11月24日(土)雪組ファントム Bパターンを観てきました。

細々と色々変更してました。
変更箇所は、望海さんと真彩ちゃんの負担軽減が狙いでしょうか。

変更の影響が軽微で、トップコンビの負荷が減るなら、良き事かと思います。

ごくごく一部ですし、歌や話の本筋は変わりありません。

それでは、最大の変更箇所に注目しましょう。
役替わりBパターンの感想です。


★アラン・ショレ(彩凪翔)

翔ちゃんのアラン・ショレいい…!
スラリとしたイケメンで、性格良さそうなアラン・ショレ。
(いえ、役柄としては決して性格良い訳ではない筈ですが、憎めない人ではあります)

肌が浅黒く、チリチリパーマヘアのビジュアルは、品の良いルキーニみたい。
(月城ルキーニも美形で、そこはかとなく品があったけど)

カルロッタ(舞咲りん)との掛け合いは可愛くて、面白くて、ファントムの見所がまた増えました。

朝美絢のアラン・ショレがお笑い芸人系としたら、彩凪翔のアラン・ショレは天然系かな?
本人は真面目に、誠実に、嫁を愛してるんですが…みたいな。

カルロッタとの掛け合いが可愛くて、愛しくて、泣きも笑いもしない私が思わず笑ってしまいました。

尻に敷かれているものの、カルロッタへの愛情が純粋で、あんなにイケメンなのに純情な少年のようで。

おこげ様とみりおちゃんのようなカルロッタとアラン・ショレ夫妻。
いいよ、いいよ、可愛いよ!!

(組を横断する比喩になり、恐縮です…)
(しかも、わんにゃんパラダイス系の比喩)
(伝わるのでしょうか……伝われ…!)

シャンドン伯爵も、優しく紳士的で素敵でしたが、コメディアンとしても目を見張るものがある翔ちゃん。

笑わそうとせずに笑わせてくれる、さりげなさが良いですね。
むしろ嫁に誠実に対応してて、ええ旦那さんですやん。

「黙ってたら、ワイルド系イケメンなのに」というギャップとか、美味しすぎますがな。
私の中で、翔ちゃん株 高騰中です。


★カルロッタ(舞咲りん)

ますます芸が磨かれてます。
歌い方のバリエーションも増えてるし、笑わせてくれる幅も広がってます。 

アラン・ショレ(彩凪翔)とのやり取り、めっちゃ可愛くて面白い。
ひょいと飼い主をかわす、しなやかで悪戯っ子の猫みたい。

「カルロッタの歌は酷い」という設定ですが、「聞き苦しくない下手さ加減」は絶妙。

ドスの効いたソロは、カルロッタのふてぶてしい女帝ぶりが歌を通して伝わってきます。

望海さんや真彩ちゃんのひたすら切なく美しい歌声をより際立たせてくれる、名バイプレイヤーですね。


★シャンドン伯爵(朝美絢)

あーさは、シャンドン伯爵の方が似合いますね。
キラキラパウダーを振りまいてました。

あーさの歌を聴いて「歌が上手い」「上達した」と思った方は少なくないはず。

よくよく聴いていると、まだ音程が不安定な箇所もあるんですが、聴かせ方が上手いのね。

抑揚をつけ、ビブラートなどの技巧を取り入れ、ドラマティックに聴こえるよう、工夫が凝らされていました。

音程をしっかり取れた上で、あれらの技巧を加味すれば、「聴かせる」歌い手さんになる事は間違いありません。

以前より、低音が深く響いてましたし、確かに上達してると思います。
まだまだ成長期の研10さんてす。


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