NHKみんなのうた、12月の一曲は『しんかいぎょのまち』
聴いてると、なんだかオペラ座のエリックを彷彿とします。
深海(地下)にいる、個性的なルックスの深海魚。
真っ暗で、水圧の高さが半端なくて、凍てつく寒さの深海に生息する深海魚。
口が裂けてたり、ギョッとするビジュアルの深海魚。
アニメーションでは、なぜか飲屋街を呑み歩くサラリーマン風に深海魚たちが描かれてました。
いろんな意味で切ない曲です。
しかも、これ歌ってるの、エリックですからね。
宝塚で初代ファントム(エリック)を演じた和央ようかが歌唱。
こんな所で初代・音楽の先生のお歌を聴けるとは。
少々スモーキーな落ち着いた歌声でした。
NHK『歴史秘話ヒストリア』の再放送を見た流れでした。
歴女で良かったな、私。
何が幸いするか、わかりませんな。
ちなみに、本日の再放送は、戦国武将として伊豆を支配した北条早雲。
北条氏が整備をすすめた江戸を、徳川氏が引継ぎ、徳川政権の本拠地とし、今の東京の繁栄に至ります。
東京、好きです。
(首都機能が東京に移転した事は、関西人としてはちと残念ですが)
東京宝塚劇場も、舞浜アンフィシアターも、東京駅から近くて便利。
行くたび、ありがとう〜〜と思える好立地。
(アンフィシアターは駅からイクスピアリ抜けて行くのに、10分程かかりますが)
宝塚は住むにはとても良いところですが、よそから往復するには便利とは言い難い土地でしょう。
遠征で来られる方々にとっては、秘境と呼びたくなる立地かもしれませんね。
宝塚大劇場まで足を延ばされる方々の愛と熱と勢いを、あらためて感じます。
『劇場で生観劇』は最高の贅沢の一つだと思っています。
とりわけ本拠地の大劇場は、設備もスタッフも揃い、宝塚を観る上で最高の環境。
宝塚は、駅を降り立った時点から夢の国です。
(舞浜と似てますね、このロケーション)
阪神大震災からの復興が思い出され、感無量です。
宝塚市はライフラインの復旧に時間がかかりました。
電車もなかなか通りませんでした。
そんな宝塚市で、ガスや電車が復旧するより早く、宝塚歌劇は大劇場での公演を再開しました。
(阪急さんが、電車の通る駅から劇場行きのバスを出したんです)
当時も「こんな時に気楽な…」という批判もありました。
ですが、「こんな時だからこそ、潤いが必要」というブレない心意気をもっていた宝塚歌劇団。
1月17日の被災から早くも、桜が咲く頃には再開してたんじゃなかったかな。
ジャニー喜多川氏は『SHOCK』シリーズで、ご自身のショービジネスの真髄を「show must go on」という言葉で表現されています。
「何があろうと、舞台の幕を上げよう」
それを不言実行で貫いてきたのが、宝塚歌劇。
以前から、ジャニーズと宝塚(主にOGですが、稀に現役を含む)は舞台共演が結構多い。
ジャニーズも、宝塚も、見た目の華やかさに比べ、ストイック(な人が多い)ですしね。
ジャニーさんは一般にお顔を知られてないから、気づかれる事が少ないでしょうけれど、宝塚をご覧になられてそう。
もしご覧になられていたら、ジャニーさんの宝塚の劇評を伺ってみたいです。
「そこを見るんだ?!」という発見がありそうな気がしてなりません。
そして、こちらも宝塚との親和性が高いのがディズニー。
宝塚歌劇のショーや様々な企画で、ジェンヌさんがディズニーの楽曲を歌っていますね。
花組舞浜コンサートのディズニーメドレーでも流れる『イッツ・ア・スモールワールド』
私にとっては、宝塚ファミリーランドで聴き覚えた歌。
あの曲が聴こえると、脳内では世界各国の民族衣装を着た人形がクルクル回って来るんです。
本当はあの曲で、どんな場を思い浮かべるべきなんでしょうか?
私は宝塚ファミリーランドで定着し過ぎて……この先一生、あの曲を聴くたび、ファミリーランドを思い出す事でしょう。
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