今日は2018年6月14日。
月組・月城かなと主演『THE LAST PARTY』開幕おめでとうございます。

さっそく初日を観劇した友人が「さすが月組…!さすがれいこさん…!」
芝居力の高さにうなっておりました。

月城さん、本日付の日刊スポーツ紙に取り上げられております。
電子版もあります。

主役のフィッツジェラルドは実在の人物。
色々と調べたそうです。

トレンチコートの着こなしは、轟悠を参考にしたとの事。

その轟さんの当たり役『凱旋門』ラヴィック。
ラヴィックも、トレンチコートを粋に着こなしてました。

そのラヴィックを、新人公演で演じる、縣千。

奇しくも、月城さんと同じ紙面に掲載されています。

雪組育ちの二人が同日の新聞に載り、二人とも轟さんについて語るという奇縁。

しかも、縣くんが注目を集めたきっかけは、月城さんにあり。

2016年初頭『るろうに剣心』で、月城かなとが演じた四乃森蒼紫役を、新人公演で縣千が抜擢されました。

研1生を蒼紫役に抜擢する。
それは一大センセーションでした。

原作の蒼紫はおそらく、るろ剣ワールド随一のクールビューティ。

『SLAM DUNK』なら流川楓といった役どころでしょうか。

月城かなと演じる蒼紫は、想像を超えた美貌とカッコよさ。
蒼紫そのもの、イメージ激ハマリ。

縣くんには高い高いハードルでした。
……ほんと、がんばったと思うよ…ちさと…(母親モード)

(縣くんの本当のお母様、いつも勝手に母親面して、すみません…)
(縣くんを生み育てて下さって、なんと御礼を申し上げたら良いやら…)
(…って、どんな立ち位置なの、わたし?)

月城さんと隣り合って、新聞に載るなんて……アニバーサリーですよ、これは。

この役が いいねと君が 言ったから
6月14日は 蒼紫記念日

(俵万智の『サラダ記念日』、憶えてる方いらっしゃいますか?)

さて、縣くんのインタビューですが。
記者の質問に、丁寧に答えている様子が窺えます。

記事を書いてる記者さん、流れの作り方がお上手です。
読んでいて、縣くんの様子のみならず、課題まで浮かび上がってきました。


★役との出会いは運命(by 望海風斗)

本役が轟さんという事で、緊張した様子の縣くん。
同時に、轟さんから男役を学べる幸運を喜んでもいるよう。

『幕末太陽傳』で高杉晋作役に抜擢されたとき、望海風斗(当時二番手/現・雪組トップスター)から頂いた言葉を思い出しているそう。

「役は、そのときの自分に必要なものがくる。運命的なんだよ」

『幕末太陽傳』では、 歌唱力が高い望海さんが本役。
…たしかに歌は課題の一つです、縣くん。

趣味も、得意なことも「ダンス」

「物事を(言葉で)伝えるのが苦手。ダンスなら、表現できるのに…」

って、ちゃぴ(愛希れいか)も同じような事いってましたね、かつて。

『凱旋門』のラヴィック役は、抑えた静的な表現が求められます。
ダンスに比べ、歌や芝居の比重がはるかに高い演出。
今の縣くんの課題が、凝縮されたお役といえそうです。


★一度きりと決めていた(by 縣千)

インタビューには、初めて知る情報が多かったです。
そりゃそーだ、縣くんがパーソナルな話をする機会なんて、スカステでも出版物でも、めったになかったですものね。

まず、「受験は一度きりと決めていた」

ええぇえぇぇぇーーーー!!
そうなのーーーー?!

(確か、月城かなとも同じ事いってた記憶が…)
(よくぞ、月城さん(95期)と縣くん(101期)を合格させてくれました)
(ありがとう、宝塚音楽学校の審査員の方々)


★石ころから鍾乳洞まで(by 縣千)

凝り性の縣くん、気になった事は突き詰めずにおれないのだとか。

ただの石ころ好きが高じて、鉱物へと興味が広がり、さらには鍾乳洞へ。
石ころが好きという女子も珍しいけど、鍾乳洞でフィールドワークしちゃうとは。

(私も歴史好きが高じて、古戦場や城跡をめぐってました…)
(…なので、縣くんの気持ち、わかるよ)
(休日はお互い、鍾乳洞と歴史街道だったのね)
(今はお互い、「土日は宝塚」だよな、縣くん)
(向こうは舞台の上、こちらは客席で)

石ころ好きという点は、「ただの石ころ」をこよなく愛するカズマ君(NHKアニメ『おじゃる丸』)を彷彿とします。

縣くんは知ってるかなぁ、おじゃる丸。

私は歴史のみならず、漫画オタク、アニメオタクでもありますゆえ。
最近は遠ざかってますが。

…とはいえ、「フィッツジェラルド」と聞くと、『文豪ストレイドッグス』を連想するあたり、やはり漫画オタク。


★毎日2時間ピアノのお稽古(by 縣千)

受験前、バレエは習っていたものの、ピアノは未知の分野だった縣くん。
音楽学校に入学してから、毎日2時間お稽古をしたそうです。
いまや、ピアノが好きなんですって。

すごいねーーー!
ピアノって、右手と左手をバラバラに動かさなきゃだし。
譜面も同時に二段分を確認して、右手はハ長調、左手はヘ長調、みたいに読み分けたり。
……改めて考えると大変な楽器です。

私も一番好きな楽器は、ピアノです。
幼い頃から、ピアノを弾く真似をしてて。
なのに、「ピアノ習ってみる?」「やだ」と応酬してたそうな。(記憶になし)

結局、妹がピアノを習いたがり、つきあいで一緒に始め、妹がやめても、続けてたという。

何かを新しく始める事が苦手で…。
未知って、それだけで恐怖ですし。

未知への扉を果敢に開いていったんですね、タカラジェンヌになられた皆さんは。
情熱や憧れが、恐怖に打ち勝ったのでしょう。


★あがた色とは?

「何色なんでしょう。正統派でもありたいし、おちゃらけた事もやりたい」

『あがた色を大切に』

…これ、年始の番組でも「新年の抱負」として紹介されてましたね、望海風斗から。

「これ以上、あがた色を打ち出さなくていい」と大爆笑してた望海さん。
その場にいた、彩風咲菜と真彩希帆も笑ってました。

縣くんは極める体質で、ボギャブラリーもきっと独特なのでしょう。
本人的には苦手な「ことばの表現」も、周りからは「おもしろい」と思われてそう。

どこかの某トップ様(兼、こねこのせわがかり)のように…。
記者さんが好意的に捉えて下さってる点も似てるかも。

本当に…記者さん、お世話になりました。
ありがとうございます。

きっと今後、石ころを見かけるたび、縣千を思い出します。

今までは、石ころといえば、カズマ君(NHKアニメ『おじゃる丸』)でしたが。


★キャトルだけの本

縣くんは中学生の頃、初めて宝塚大劇場で観劇。
そのとき、キャトルレーブで購入した本(おそらく宝塚グラフか歌劇?)を

「宝塚大劇場でしか売ってない本」

だと思い、その一冊を繰り返し読み込んでいたのだとか。

これは、あながち縣くんの勘違いではないかも。

宝塚グラフや歌劇を取り扱っている書店は、ある程度大きな街の大型書店に限られると思います。

縣くんの行動範囲の書店では取り扱ってなかったかもしれません。

グラフか歌劇を大切に、大切に読み込んでいた、中学生のちさとちゃんの姿が浮かんできます。

……いたいけで、愛おしい。

純粋な憧れ、情熱。
ちさとちゃんは、そういうもので出来てるんですね。


ちなみに、昨日6/13付サンスポにも掲載されていたそうです、縣千インタビュー。

最後になりましたが、新聞記事情報をお知らせ下さった友人各位、ありがとうございました。

スカステ『ハロー!タカラジェンヌ』6/13放映分に縣くんが登板したこともお知らせ、ありがとうございます。

みんな、すごいね!
よく気がつきますね。

「ボ~~~ッと生きてんじゃねえよ!!」
と、チコちゃんに叱られそう。
(今日はNHKネタ、多いな…)



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