雪組『凱旋門/ガート・ボニート』感想は、89期のLoveっぷりと、縣千の事しか書いてないよ。

でもま、ヴィーゼンホーフ(縣千)について、もう少し語ります。

ヴィーゼンホーフは亡命者・ドイツ人の青年。
同じくドイツからの亡命者・若く美しい人妻ルートと恋に落ちます

ルートを見つけた途端、笑顔になるヴィーゼンホーフ。
曇天がパッと日が射したよう。

不倫関係ですが、少なくともヴィーゼンホーフは、純粋に『好き』
あまりにもピュアで、まぶしいくらい。

こんな真っ直ぐな好意を向けられたら、グラッと来ますわな…。

夫の訃報を受けた恋人・ルートから、笑顔が消えます。

ルートの不倫が死因ではないにせよ、罪悪感を滲ませるルート。

ヴィーゼンホーフの慰めにも、ためらいで身を固くするルート。

ルートとヴィーゼンホーフ。

若い二人がデートする場など、本来はもっと見せ場があったと聞きました。

陽光が射せばこそ、雨や闇の陰影が映えるのに。

なるほど、厳しい。

現在上演中の『凱旋門』では、若い二人の恋はごく短い瞬間、断片的に表現されるのみ。
あとは他の出演者による、最低限の説明台詞による補足くらい。

二人の関係性は、かなり判りづらいかもしれません。

だからでしょうか?

ルート役の朝月希和、ヴィーゼンホーフ役の縣千は、わかりやすい芝居を心掛けている気がしました。

縣くんはとにかく、「ルートが好き!」という一途さを貫いた演技をしていました。

『純粋』が服を着て歩いてる(飛び跳ねてる)ような青年。

ルートの複雑な心情を、朝月希和は繊細に表現。

惜しむらくは、年の離れた夫との関係性や、ヴィーゼンホーフとの心躍る交流する場を、もう少し用意できなかったものか。

削られ過ぎて、気の毒な恋人たちでした。

そんな中で、縣くんは恋心をストレートに、ひらめちゃん罪悪感とトキメキに揺れるためらいを、それぞれ表現していたと思います。

縣くん、ひらめちゃん、お疲れさまでした…!

(いやいや、開幕したばかりだってば)


恋に揺れる女心といえば、ジョアン(真彩希帆)もそうですね。
ジョアンの心理は、なかなか興味深い。

ジョアンについて語るかもしれません…が、VISAメッセージ、歌劇など、いろいろ触れたい積み残し案件が…!

あ、そうだ…!
『ファントム』のメインキャストと役替わりが発表されましたね。

だ、だめだ、全然ついていけない……劇団が繰り出してくる情報のスピードに……。

私は日々、観劇でいっぱいいっぱい。
(いえ、仕事もしております)

雪組公演が思いのほか見応えがあって、チケット追加(B席)
新人公演も迫ってくるし。

愛希れいかバウ公演ライブビューイング……当たりますように(祈願)

月城かなと『ラスト・パーティ』も、もうすぐですね。

珠城りょう&美弥るりかの『雨に唄えば』ライビュは他の観劇とガチ重なり、断念。
観たかった…!(欲どおしい)

そして、明日海りお率いる花組『MESSIAH』も控えています。

さらに、珠城りょう&愛希れいかのファイナル・タッグマッチ『エリザベート』も観たいなぁ…!

魅惑の演目が津波のように押し寄せて、私の財布をさらっていく恐怖…!

宝塚歌劇団、本気で油断なりません。

タカラヅカ貧乏で、わたしの老後…マジでやばいぜ…(汗)


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