9月18日(月・祝)雪組『キャプテン・ネモ』を、シアター・ドラマシティ(梅田)にて観てきました。

チョロチョロ噂は聞いてましたが、なるほど、なるほど。
予想してたより、話は掴めました。
優秀な学者達が結集し、ユートピア建設を目指したお話ですね。
仮想敵国が絡み、一筋縄ではいかないんですね。

覚悟して臨んだからか、予想以上に楽しめました。
なにこれ、どこの国のイケメン祭り?
舞台上、どこを観てもイケメン。
さもなければ、美女。
2幕では胸の前で指を絡め、乙女モードで見入っておりました。
専科の汝鳥さん、華形さんもいい感じに場を締めて下さいます。

軍服みたいなユニフォームがカッコイイんだな!
編み上げロングブーツは、もしかしてダンスシューズ…?
オープニングとエンディング、ダンス祭りだものね。
しかも、かなりハードな。
劇中でも、フォーメーション・ダンスがかなりあるし。

組子さん達の熱演は、本当に素晴らしかったです。
タカラジェンヌ達の類いまれなるビジュアルと、渾身の熱演・熱唱。

アレクセイ、彼らにこそ褒美を与えて下さい…!
(宙組『神々の土地』の皇子アレクセイ)

もう一回観る予定ですが、楽しみです。(本気)

それでは、キャスト別感想をば。


★彩風咲奈(キャプテン・ネモ)

バービー人形かと思ったわ…。
喋って、歌って、動いて、踊る金髪バービー。
無機質な感じが、ドール感を強めていました。
謎めいた人物ですが、これだけ綺麗なら何者でもいいんちゃう?って気になりますね。


★朝美絢(ラブロック少佐)

軍人のあーさの横顔…!
絶品……!
冒頭に登場した軍服姿のあーさ、インパクト大です。
氷の美貌に目が吸い寄せられました。


★永久輝せあ(新聞記者シリル)

頭の回転が速く、人懐っこい新聞記者。
人の懐にスッと入り込む、憎めない青年。
ひとこちゃんの新聞記者くん、とても魅力的。
早霧せいなの遺伝子を引き継ぐだけありますね。
ひとこちゃんならではの軽妙洒脱な役創りだと感じました。


★彩みちる(海洋気象学者レティシア)

潜水艦に閉じ込められながら、気温変化で航路や大まかな場所を推測するレティシア。
さすが海洋気象学者。
ちるちるは演技が上手いなぁ…と毎回その表現力に感服。
アニメ声が気になりつつ、気づけば、それさえ魅力に感じてくる不思議。
歌は、気持ちをのせて表現し、気持ちよく聴かせてくれます。


★縣千(水雷士ヘディン)

人の好い好青年を熱演。
素の縣くんが滲み出てそうな、ナチュラルなお芝居。
台詞こそ少ないものの、舞台上にいる時間は長く、細かい表情の演技をずーーーっと続けてます。
台詞を話してる人の感情を映してるみたいに見えました。
ダンスがキレッキレ!
軸がブレず、身体が斜めになろうとバランスを崩しません。
群舞の中に埋もれてても、動きでわかりますね。


★ひとこ&ちさと(永久輝せあ&縣千)

ひとこちゃんとちさとちゃん、二人の場がありますが、二人とも可愛いのだ♡
お酒をおねだりするひとこちゃん、「仕方ないなぁ」とこっそり分けてあげるちさとちゃん。
この2人の芝居、息がピッタリだし、並びがとても良いのです。
スッとして都会的で、華やかなひとこちゃん。
骨太でたくましく、凛々しい縣くん。
身長は同じくらい、2人とも背が高い。
持ち味が異なるから食い合わず、互いに引き立てあう。
芝居でも、ひとこちゃんの頭の良さ、縣くんの素朴さを互いに反映。
短いけれど、コンビネーションの良さを感じました。


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