今日は宙組『シェイクスピア』宝塚千秋楽。
朝夏まなとさんを筆頭に、元旦から厳寒の一ヶ月を駆け抜けた宙組の皆様、お疲れ様でございました。

朝夏さんに釣ら、初日から毎週通わせて頂きました。
オリジナル作品という事で、開幕前こそ多少の心配はあったものの、上演されてみれば、予想以上に充実した作品でした。

生田大和先生の脚本と演出は、台詞で説明しなくても心情が伝わるんですよね。
無理なく共感できるし、共感まではいかない場合でも理解できます。
いろんな面で破綻がなく、緻密に練り込まれた脚本だと感じました。
サラサラ流れるようにお話が進みますが、それこそが緻密に計算された証左かと思います。

朝夏さんは18歳の少年の香りが残るウィルと、成長した24歳のウィリアムを演じ分けてました。
髪型など容姿はそのままながら、空気感や発声、話し方などを工夫して、経年変化を自然に表現してました。
朝夏さんの表現力のこまやかさ、ナチュラルさ。

ウィルのパトロン(庇護者)ジョージ・ケアリーを演じた真風涼帆さんも、とても素敵でした。
お髭が似合っていて、大人の男性度アップ。
開襟の衣裳から覗く首筋にドキドキしました。
落ち着き払って重みがある風情と、妻ベス(伶美うらら)には転がされちゃう愛らしさの落差がチャーミング。
「ベス、お前はいつも俺を奮い立たせる…!」
この台詞は二回出てきますが、初回と二回目のシチュエーションの落差がすごくて。
一番の笑いのツボでした。
基本は二枚目だから、落差の大きさゆえに面白さ倍増。
『メランコリック・ジゴロ』といい、真風っちはコメディがハマりますね。

それにしても、宙組ってなんであんなにイケメンと美女の宝庫なの…。
今更ですが、宙組の長身率は群を抜いてますね。
男役と娘役の並びの美しさよ…。
娘役の可憐さが、男役のかっこよさをより際立たせるのね… と改めて感じます。

トップコンビ(朝夏まなと、実咲凛音)が並んだ時の、とりわけ背中を向けた後ろ姿の美しさ。
理想的な彼氏と彼女のシルエットが浮かび上がります。
まぁ様は単独でも、もちろんかっこいいのです。
そんなまぁ様が更にかっこよく見えるのは、みりおんが隣にいるからなんですね。

(みりおちゃんが隣にいる時のまぁ様も、めちゃくちゃかっこいいですが)
(ありがとう、WAI WAIステージ)←夢の対談
(ありがとう、ステーションコール)←奇跡のお姫様抱っこ

朝夏まなと&実咲凛音コンビは、現時点でワタシ的に最もツボなカップル。
例えば、同じ研究室に所属していて、専門分野を究めながら、自然とプライベートでもコンビを組む事になった…みたいな。

同じ方向を向いて進む中で、ふとお互いを見つめ合って、ふふっと微笑んだり。
そんな感じがします。

決して甘々のラブラブではないけれど、強い信頼関係で結びついた同志であり、相棒であり、友人であり、恋人であり、夫婦であり…という感じ。

「憧れの先輩との初恋を、紆余曲折を経て成就した物語」が浮かんでくるような。
もし実咲さんの宝塚人生を舞台化したら、 素敵なロマンス劇になりそう。

実咲さんが朝夏さんと添い遂げられますように。
私がみりおんなら、まぁ様と添い遂げたいですもの。

素敵コンビといえば、サウザンプトン公(愛月ひかる)とエセックス公(桜木みなと)
妖艶な雰囲気の舞台写真がキャトルで販売されてますね。
ショーでの朝夏さんと真風涼帆さんの、艶っぽいせめぎ合いのお写真も。

宙組は朝夏体制になってから、男役同士の色っぽい絡みを其処此処に挿入してきますね。
しかも、大柄でメンズ度高いラインで攻めてきますよね。
ニーズを把握してますね……やるな、宙組。

公式であれだけ堂々と披露して下さると、こちらとしては拝み仰ぐばかりなり。
ご馳走様です。(合掌)

七海ひろきさんが宙組にいらしたら、どんなコメントを出されたでしょうか。
ファン目線でニーズを開拓して下さるジェンヌの第一人者ですものね、七海さん。
心の師匠です。

さて、宙組さんは明日から暫しの休養ですね。
お疲れが溜まっている事でしょうし、東京公演までに少しでもお身体を休められますように。

最後に余談。
今日のスカイレポートに縣千くんが登場したとな?
一体何を話したの?(いえ、るろ剣のことでしょうけど)
Anneさん、教えて下さってありがとうございます。


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