昨日、『TOP HAT』2日目ソワレ観劇してきました。
実咲凛音さんが「モンマルトル」とうまく言えず噛んじゃって、可愛いなぁ…と思っていたら。
朝夏さん、ちょ…っと科白と段取り、飛ばしました…か?
デイル実咲と電撃結婚したベディーニ愛月を、ハネムーンスイートに訪ね、二人で掛け合いする場面。
愛月ひかるさんの仕草と科白をオウム返しにする…ところはOKでしたが、なぜか早々にベッドに寝転ぶ朝夏さん。
あれ?
もう少し何か掛け合いがあったような…?
…と思ったら、愛月さんに「(科白を)忘れたんだな?」と突っ込まれてました。
でも、まぁ様は笑顔で「ん?」と、とぼけます。
ベッドに上半身を起こして寝ころんだ姿で、足元…足首を交差させ、ゆらゆら。
めっちゃ余裕の姿勢&表情で…「ん?」って自然な笑顔で。
愛ちゃんが突っ込んでなければ、そして前日観劇してなければ、絶対わからなかったでしょう。
自然すぎて。
なんなん、この人、なんなん?
誤魔化し方まで、カッコ良すぎるやろ?
可哀想に、愛ちゃんの方が「ベッドに勝手に入るな」とか、そういった一連の科白を飛ばしてしまいました。
段取り狂いますよね…。
人を狂わせておいて、己は涼しげ&平然。
…うっわ、誰かを思い出す…!(今、花組に君臨するこりすちゃんな?)
…はい、脱線警報ピコーンピコーン。
多少のミスを冒しても、そこにこだわらず、むしろスマートに誤魔化す。
これもまた、必要な舞台技術かも。
朝夏さんの舞台度胸の良さを、垣間見ました。
実際、もしあそこで、愛月さんが「ベッドに勝手に寝ころぶな」とか、ジェリーがベッドに寝転んでからの芝居に繋げてたら、ショートカットには気づかない人が多かったのでは?
まだ開幕して2日目、3公演目でしたし。
愛ちゃん、上級生から学べましたね。
…科白を忘れないのが一番でしょうけど、そこはほれ、人間だもの。(copyright by 相田みつを)
舞台はナマモノ。
そして、お客様に最上級の楽しみを届けることが至上命題。
そのためにも完璧な舞台…が無理だとしても、完璧に近い…あるいは完璧にみえる舞台を創り上げることが重要。
仮にミスがあっても、それがミスだと解らなければ、ミスにはなりません。(観客にとっては)
逆にそれを上手く料理して、より楽しい舞台につくりかえれば、気づいたリピーターにも「美味しかったな」と喜ばれることも。
先日まで、東京宝塚劇場で上演されてた『ルパン三世』で、まさにアクシデントが呼んだ奇跡の回があったそうですね。(銭形警部の身に降りかかったそうで…)
私は観ていませんが、観劇された方々のブログ等で拝読しました。
突発的な出来事を、焦らず慌てず上手に回収し、初見の方にはそういう演出だと思わせ、リピーターには感動を呼ぶという…。
そんなユーモアセンス、舞台度胸を備えた銭形警部役・夢乃聖夏さんは、奇しくも朝夏まなとさんと同郷(佐賀県)で、一期上の先輩。
朝夏さんは、夢乃さんが宝塚に合格したという地元紙の記事を読み、宝塚受験を決めたそうですね。
朝夏さんを宝塚へ導いて下さった夢乃さん、ありがとうございます。
14年間、お疲れ様でございました。
夢乃さんの舞台姿、もっと拝見したかったです。
突発的な出来事に、どう対処するか。
出来れば、ユーモアを持って、温かく。
舞台に限らず、日々の生活でも応用できる事かもしれませんね。
普段は遠い夢の世界ですが、すこし見方を変えてみると、私達にとっても学ぶことが多い宝塚歌劇なのでした。
舞台はナマモノ、一発勝負の真剣勝負。
そして、人生もそうなんですよね。
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実咲凛音さんが「モンマルトル」とうまく言えず噛んじゃって、可愛いなぁ…と思っていたら。
朝夏さん、ちょ…っと科白と段取り、飛ばしました…か?
デイル実咲と電撃結婚したベディーニ愛月を、ハネムーンスイートに訪ね、二人で掛け合いする場面。
愛月ひかるさんの仕草と科白をオウム返しにする…ところはOKでしたが、なぜか早々にベッドに寝転ぶ朝夏さん。
あれ?
もう少し何か掛け合いがあったような…?
…と思ったら、愛月さんに「(科白を)忘れたんだな?」と突っ込まれてました。
でも、まぁ様は笑顔で「ん?」と、とぼけます。
ベッドに上半身を起こして寝ころんだ姿で、足元…足首を交差させ、ゆらゆら。
めっちゃ余裕の姿勢&表情で…「ん?」って自然な笑顔で。
愛ちゃんが突っ込んでなければ、そして前日観劇してなければ、絶対わからなかったでしょう。
自然すぎて。
なんなん、この人、なんなん?
誤魔化し方まで、カッコ良すぎるやろ?
可哀想に、愛ちゃんの方が「ベッドに勝手に入るな」とか、そういった一連の科白を飛ばしてしまいました。
段取り狂いますよね…。
人を狂わせておいて、己は涼しげ&平然。
…うっわ、誰かを思い出す…!(今、花組に君臨するこりすちゃんな?)
…はい、脱線警報ピコーンピコーン。
多少のミスを冒しても、そこにこだわらず、むしろスマートに誤魔化す。
これもまた、必要な舞台技術かも。
朝夏さんの舞台度胸の良さを、垣間見ました。
実際、もしあそこで、愛月さんが「ベッドに勝手に寝ころぶな」とか、ジェリーがベッドに寝転んでからの芝居に繋げてたら、ショートカットには気づかない人が多かったのでは?
まだ開幕して2日目、3公演目でしたし。
愛ちゃん、上級生から学べましたね。
…科白を忘れないのが一番でしょうけど、そこはほれ、人間だもの。(copyright by 相田みつを)
舞台はナマモノ。
そして、お客様に最上級の楽しみを届けることが至上命題。
そのためにも完璧な舞台…が無理だとしても、完璧に近い…あるいは完璧にみえる舞台を創り上げることが重要。
仮にミスがあっても、それがミスだと解らなければ、ミスにはなりません。(観客にとっては)
逆にそれを上手く料理して、より楽しい舞台につくりかえれば、気づいたリピーターにも「美味しかったな」と喜ばれることも。
先日まで、東京宝塚劇場で上演されてた『ルパン三世』で、まさにアクシデントが呼んだ奇跡の回があったそうですね。(銭形警部の身に降りかかったそうで…)
私は観ていませんが、観劇された方々のブログ等で拝読しました。
突発的な出来事を、焦らず慌てず上手に回収し、初見の方にはそういう演出だと思わせ、リピーターには感動を呼ぶという…。
そんなユーモアセンス、舞台度胸を備えた銭形警部役・夢乃聖夏さんは、奇しくも朝夏まなとさんと同郷(佐賀県)で、一期上の先輩。
朝夏さんは、夢乃さんが宝塚に合格したという地元紙の記事を読み、宝塚受験を決めたそうですね。
朝夏さんを宝塚へ導いて下さった夢乃さん、ありがとうございます。
14年間、お疲れ様でございました。
夢乃さんの舞台姿、もっと拝見したかったです。
突発的な出来事に、どう対処するか。
出来れば、ユーモアを持って、温かく。
舞台に限らず、日々の生活でも応用できる事かもしれませんね。
普段は遠い夢の世界ですが、すこし見方を変えてみると、私達にとっても学ぶことが多い宝塚歌劇なのでした。
舞台はナマモノ、一発勝負の真剣勝負。
そして、人生もそうなんですよね。
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