優ちゃんです。

2次予選を終えて結果を待ちます。

この日、他の人達の踊りを見て驚いたことがあります。
プロアマ競技会、片方でもプロが入るととても見ごたえがあります。
僕はそれまでアマチュア競技会しか出たことはなくレベルは全く別次元です。
特にラテンは男女離れることもあり、プロの男性ダンサーが自在に動くシーンが多く、
近くで見ると迫力あります。

でも、これはプロアマ競技会であり、審査対象はアマチュアです。
僕にもチャンスはあると思いました。

僕はもちろん、
M子さんも花ちゃんも2次予選は通過できると思っていたと思います。

結果はよもやの2次敗退ショボーン

続く3次予選を見た時、
僕がいうのも申し訳ないですが
踊りにすらみえない、自分では何もしていない人達も見受けられました。
ベーシックが出来ていないのにプレゼンテーションばかりしている人が多いと感じました(これは社交ダンスに限らず僕が一番嫌いなタイプの踊り、願わくば死んでもやりたくない踊りです)。
有名な先生も出ていますから
そういう人達を予選で落とすわけにはいかないと思いますし
アマチュアの出来不出来とは関係ないところでジャッジされているというのは見て感じました。

もし、これが一人で踊るソロダンス競技会であれば違った結果になったと思います。

主にスタンダード部門でしたがアマチュア競技会は何十回も出てきました。
負けた時、上位に進んだ人たちの踊りを見ると納得できます。納得いかなかった経験はただの一度もありません。
彼らと比べて自分には何が足らなかったのか自分の言葉で説明できたし、再戦した時は克服して彼らに勝ったこともあります。
今回は理解できないものでした。

結果を知った花ちゃん。

ぼろぼろ泣き始めました。
 

「あんなたいしたことないおばさん達が通っていて優ちゃんが落ちるなんて。」
「ずっと頑張ってきたの知っているから。」
「泣きたいのは優ちゃんなのにわたしが泣いててごめん。」

 

泣きながらも気持ちを絞り出すように一生懸命、感じたことを伝えようとしてくれています。

僕が今言いたい、誰かに聞いて欲しいと堪えていたこと全て代弁するかのように泣きながら僕に伝えてきました。


この時、僕が平静でいられたのは
花ちゃんが傍にいてくれたお陰
花ちゃんが僕の代わりに泣いて感情を発散してくれたお陰

僕が悲しい時、泣きたいとき
気持ちを汲み取って僕のために泣いてくれてありがとう。


去年年末、僕がエントリすると聞いた花ちゃんは、
どんな競技会かもよく知らないのに
すぐに観に行くと言って本当にチケット購入して来てくれました。

花ちゃんが会場にいてくれたのは必然だったのだと思います。

去年11月からこの競技会に向けて
仕事以外の時間全てと言って良いくらい注ぎ込んで練習してきました。
僕がひたすら追い求めてきた結果はひとかけらも得られませんでした。

でも、僕のために泣いて悔しがってくれた花ちゃんのお陰で
欲しかった結果よりずっと貴重で崇高なものを得ることが出来ました。
やってきたことに対しての褒美だとしたら十分にあまりあるものです。

僕はまた前を向いて頑張ることができますメラメラ

今度は僕の踊りを見て感動して泣いてくれたらいいな。

また頑張るから見に来てね。

 

優ちゃんをずっと変わらず見守っていてくれてありがとう照れ