2017年春、娘は高校生になった。

希望の高校ではなくて不本意だったようだけど、春休みの間に気持ちは切り替わったようだ。

校則が厳しいのは有名だったけど、「自分が困るくらいの厳しさではない」と笑ってた。

 

中学校の部活の二の舞にだけはなりたくなくて、娘は部活をいろいろ検討してた。スポーツが盛んな高校で、娘のコースは勉強もそれなりにやることが多くて、「病気もあるし、帰宅部でもいいのになぁ」という私の思いとは逆に、満面の笑顔で「ダンスやる」と言い出した時には、本当にびっくりした。体動かすの、そんなに得意じゃないって言ってたのに。激しそうだけど、大丈夫だろうか。

 

娘はとにかく、自分が思い描いた高校生活を実現したいと思っていたようで、勉強も部活も頑張りたいし、やりたいことをいろいろ試したがっていた。止めるつもりはなかったけど、正直心配だった。

 

ODの症状は(強いめまい、起き上がれない、頭痛)は4月から出て、休む日が月に1~2日はあった。

休まなくても「行きたいけど自転車は無理」というときは、車で送ったりした。高校は中学と違って、単位を落とすと留年もあるから、どうなることかと常にドキドキしていた。

 

部活は楽しそうだった。初心者だから、追いつけなくて辛い思いもしたようだけど、同じように初心者で始めた先輩(女子)が上手なうえに優しくて、娘のあこがれの存在だった。「先輩みたいになりたい」といつも言っていた。先輩は、娘のために部活の時間の前に早めに来て指導してくれたりして、ありがたい存在だった。

 

ある日、「体調悪いから迎えに来て」と連絡があり行くと「部室で倒れた」と。意識はあったけど、起き上がることができず、しばらくそのまま床で横になっていたと。ちょうど練習時間中で、誰も部室に来なかったので、助けも呼べなかったそう。良くなってきたので自分で起き上がったと。

 

私はとてもショックを受けた。どんな思いで横になっていたのだろう。そして思った。

もし、これが学校ではなくて、外だったら。誰にも助けてもらえず、ずっとそのままだったら?

思いは悪い方へと加速していった。

 

そして私は、GPSアプリをスマホに入れた。

 

娘は嫌がったけど、夜遅く帰ってくることもあるし、体調以外でも何かあった時にすぐに駆けつけられると、私は譲らなかった。

 

今考えると、体調不良でGPS使って駆けつけること、なかったけども(汗)

あ、今は使ってません。

 

 

 

高校に入って、休みはあるけど成績はまぁまぁ。大好きな英語の学力を伸ばしてくれる先生にも出会えた。部活も時々休むけど楽しいと言ってる。でも、ODさえなければ、もっと高校生活を、生きることを楽しめるんだろうに。ODとはいつまで付き合うんだろう、どうしたらよくなるんだろう、先が見えない不安で娘はもちろん、私も夫も悩んでいた。薬は効かないし、巷で言われている「良い」といわれている方法を取り入れたけど、悪化もしなかったけど変わりもしなかった。

 

10人に一人くらいの割合でかかってるって聞いたことあるけど、どうしたら状態がもっと良くなるのか。自分なりにいろいろ探したけど、見つからなかった。