これまでの記事↓

うつの記録①/育休からの仕事復帰

うつの記録②/変化の中で迎えた2年目

うつの記録③/新記録更新⁈

うつの記録④/産業医との面談

うつの記録⑤/受診→診断

うつの記録⑥/薬との付き合い方

 

続きです

 

 

*~*~*~*~*

 

 

私が仕事を休み始めて間もない頃

母親業に休みはないな…と感じました。

 

 

毎日の食事作り

学校や保育園の対応

子供たちに必要な物の用意

体調不良になれば病院へ

習い事やイベントもある

毎日のように繰り広げられるケンカ

あちこちから呼びかけられる

『お母さ~ん』『ママ―』の声

 

 

役員の仕事もしていたので

グループLINEが飛び交う着信音に

“もうやめて~”と感じることも(笑)

 

 

これらは生活のほんの一コマでしょう。

でもそんな日常生活さえ

しんどい、苦しいと感じたら…?

 

 

少なくとも私の場合は

うつ状態と診断され、仕事を休んでも

日々の生活が大きく変わることはありませんでした。

 

 

『休みたい、でも休めない…』

その状況を創り出していたのは

他でもなく、自分自身だったのかもしれません。

 

 

すきま時間で横になることはあっても

アレコレやらなきゃ、と思いながら

何かしていることが多かった。

おまけに手早くできず、なにかと時間もかかる。

その結果、身体も心も疲れてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この頃、私が心から望んでいたのは

“自分1人の空間と時間”でした。

 

 

朝と夜は家族みんながいる。

子供たちが学校や保育園に行っている日中も

家族が常に家にいる環境。

それが私にとっては思いの外

強くストレスに感じたのです。

 

 

別の部屋で過ごしてみても

気配や物音に敏感になっていました。

それが嫌で外に出ていた部分もありますが

本当なら誰もいない家で、1人静かに過ごしたい。

 

 

寝ころんで、窓から空を見上げて

ただただボーっとしていたい。

そんなことを思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の行動パターンや考え方

生活スタイル

家事や育児のやり方

 

 

何かを変えていかないと…

そう思いながらも

1ヶ月2ヶ月と、月日だけが過ぎていきました。

 

 
続きます

 

 

 

 

 

 

 

【この頃の振り返り】

 

仕事を休んで最初の頃、

体調不良や落ち込みで

少し横になることはあっても、

ほとんど休んでいませんでした。

 

 

自宅療養と言っても

生活そのものは今までとほぼ同じ。

ただ仕事に行っていないだけ。

むしろ、家に家族がいたり

学校の長期休みがあったりで

家事育児の面では増えた部分もある。

 

 

休養感がなく負担感やストレスが強い。

仕事復帰できるような状態ではなく

追加の診断書が出され、休みを延長しながら

数ヶ月があっという間に過ぎていきました。

 

 

家族や子供のお世話のため

役員の仕事のために休んでるわけじゃない。

私は何をやっているんだろう…と思ったり。


 

そんな私の状況を知った人からは

『休んでない』んだと言われました。

普段からそうだとしても

意識してでも『休む』のが

今やるべきことだと。

 

 

その時は私と相手は環境が違う

(相手は独身の男性)

と思いましたが

 

 

アレもコレも“やらなきゃ”と思い

詰め込んでいたのは自分自身。

その傾向は私の行動や考え方のクセなのでしょう。

今もあまり変わっていない部分です。

 

 

でも“やらなきゃ”だと脅迫観念のような

少しネガティブな響きにも聞こえますが、

いつまでも先延ばしにしておくことで

けっきょく自分が後で大変になるとしたら?

気になってモヤモヤが自分の中で続くとしたら?

 

 

済ませることで時間や気持ちの余裕を持てたり

自分自身がスッキリできるとしたら、

“やらなきゃ”ではなく“やってしまおう”

もしくは“やりたい!”のような

ポジティブで前向きな気持ちに変わると思いませんか。

 

 

小さな雑用から必要なこと、大切なことまで

いろいろあって無くなることはないでしょうから。

(人によってそれが気になる、

気にならないなどの違いはありますが)

 

 

体調面や優先順位を考慮して

柔軟に考え、組み立てられるようになりたい。

もっと手を抜き、手放せる自分になりたい。

つい同じパターンを繰り返してしまいますが、

諦めずにトレーニングですね。

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うつの記録②/変化の中で迎えた2年目

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*~*~*~*~*

 

 

診断書が出て仕事を休むことになりましたが

次に直面した問題は薬でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

睡眠が取れていなかったため

眠気を誘う効果のある薬を処方されました。

飲んでみたところ翌日も眠気が残り

身体のダルさもひどくて、起きていられないほど。

朝から昼までずっと横になっていました。

 

 

でも、そういう時に限って

子供のイベントがあるもので、

何度も催促されましたが起き上がれず…。

 

 

鉛のように重く感じる身体。

引きずるようにして出かけましたが

心身ともにしんどくて

途中で座ったら動けなくなりました。

 

 

錠剤の半分の量でもそんな状態。

薬剤師さんから説明された通り

更に減らして飲んでみましたが

やっぱり眠気とダルさは強い。

 

 

1週間後の病院受診で相談すると

薬が変更されました。

 

 

次の薬は睡眠導入と抗うつ剤としての

効果を期待して処方されました。

前回のものより副作用は少なめ。

眠気には作用しましたが、

気持ち的な変化はあまり感じられませんでした。

 

 

2週間後の診察でそのことを伝えると

また薬が別なものに変更されました。

 

 

3番目の薬の副作用は吐き気。

飲んですぐに体調の変化を感じるほどでした。

とにかく気持ち悪くて

最初の薬の時と同じようにグッタリ。
 

 

『徐々に慣れていくと思うから』

という主治医の言葉を頼りに

我慢して飲み続けていたところ、

確かに、少~しずつ

ゆるやかに気持ち悪さは改善されました。

 

 

でも、それ以外(抗うつ剤として)の効果は

正直あまり感じられず…。

ただただ気持ち悪さと体調不良に

苦しんでいた記憶があります。

 

 

その後の診察で副作用と効果について

主治医と相談した結果、

これまでの経過もふまえ

薬を飲むのをいったん止めて

様子を見ることになりました。

 

 

続きます

 

 

 

 

 

 

 

【この頃の振り返り】

 

仕事を休み、気持ちの落ち込みや変動も大きく

落ち着かない時期でしたが、

“うつよりも薬のせいで具合が悪いのでは?”

というくらい、私にとっては薬の副作用がきつかったです。

 

 

診察で処方された薬を試しては

次の診察で変更される…という感じで

薬を変更するスパンも短かったため、

もしかしたらもっと長い期間

同じ薬を飲み続けないと

効果は分からなかったのかもしれません。

 

 

でも薬の知識もないうえに

(その都度ネットで処方された薬について

調べたりはしましたが)

副作用による体調不良の方が目立ちます。

相談しながらですが、最終的には

主治医の判断に従うだけでした。

 

 

さらにしんどかったのは

自分が体調不良でも、家のことや子供のことはある。

どうしても動けない時は横になっていましたが

心身ともに『具合悪い…』と思いながら

家事育児をしていました。

 

 

だから少しでも薬の副作用や

影響を減らしたい、という想いもありました。

 

 

服薬をいったん止めた後は

継続的な薬の処方はなく、

睡眠やメンタル面で不調を感じる時

必要に応じて薬を飲む、というスタイルで現在に至ります。

 

 

(注)

薬物療法が必要な期間や他の治療方針が

合っているかどうかは、人により様々です。

もし現在、うつで治療や療養されている方は

あくまで私個人の経過として読んでいただき、

主治医の先生と相談しながら治療を進めてください。

なんで私はこうなんだろう…

そんな想いが頭に浮かぶことは

これまで何度もあるけれど

久しぶりに涙が溢れます。

 

 

自分の気持ちや考えなんて

頭の中で堂々巡りするだけだから

さっさと切り替えた方が良い。

そう分かっていても、感情や思考から

なかなか抜け出せない時もある。

 

 

きっかけは何であれ

けっきょくは自分の問題。

見方、受け取り方、考え方

それならせめて、苦しみを増やさないような

気持ちの置き所を見つけないと。

 

 

こういう時はたいてい

自分の欠点や足りない部分に

フォーカスしているのでしょう。

 

 

え?マイナス面ばかり見て

ダメ出ししてるなんて

そりゃ苦しいだけじゃん。

変態なの?(笑)

 

 

・・・。

こうして文字に書いてみると、

自分の感情から少し距離を置いて

客観的になれるような気がしますね。

 

 

長い年月をかけて

“自分”という人間ができたのなら、

変わるのもまた、長い年月が必要。

 

 

それでも過ぎてしまった時間を思うと

こういう状況になっても、時間が経っても

自分って変わらないものだな…と思ったり。

そこも含めて、自分がどこを見ているのか?

なのでしょう。

 

 

そもそも、私にとっての“変わる”って

どういう事を言うのか?

 

 

もし、うつ状態がひどい時期を

深い水の底に沈んでしまった状態と例えるなら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深く深く沈んだ自分が

浮き沈みを繰り返しながら

やっと水面近くまで浮かんできた。

それだけでもすごい変化なはず。

 

 

ただそこに浮かんでいるだけでも

十分なはずのに、

勢いよく泳ごうとしたり

イルカのように水面から高く

ジャンプできるかもしれない!と

手足をバタつかせてみては、

また水面の下に沈んでしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それで

『私はイルカのようにはなれないんだ』

『自分は変われないんだ』

と、落ち込んでいるとしたら…?

 

 

いや…あなた人間だからね。

生物としての種類が違うのよ(苦笑)

 

 

って思わず突っ込みたくなるけど

きっとそんなことさえ気づかずに、

ジャンプしようと頑張っていたのかもしれない。

 

 

急いで泳ごうとしたり

ジャンプしようとするから

変な力み(りきみ)が入って沈んでしまう。

力を入れず、身体を委ねて

水に浮かべる術(すべ)を身につけないと。

 

 

そして、波に揺られながらも

プカプカと浮かんでいる自分を

ちゃんと見てあげること。

 

 

欠点や不足にばかりフォーカスするんじゃなくて

自分ができていること

今の自分にあるものを

ちゃんと見てあげることが大切なのでしょう。

 

 

ただ水に浮かんでいるだけの自分も

イルカになれるかもしれない、と

理想を思い描く自分も

けっきょくイルカにはなれない自分も

 

 

どんな自分も受け入れて許すこと。

できているとか、いないとか関係なしに

私のままで良いじゃん

と思えることができたなら

この苦しさは少し軽くなるのでしょうか。
 

 

分からないけれど

自分を信じること

自分が諦めたらダメだよね。

 

 

今は自分にとって大切なこと

できることをやっていくしかない。

 

 

自分の感情に蓋をしないで

涙として外に出してあげたことを褒めよう。

 

 

 

 

 

ブログを書きながらずっと聴いてました

この音色にも涙が出ました

先日、知り合いのママさんに偶然会い

少し話をした時、お悩み相談を受けました。

 

 

そのママさん(Nさん)には

3人の子供がいて

上は小学生~下は生後6ヶ月。

子供の年齢は違いますが

3人育児という点は私と同じです。

 

 

上の子の経験があるから

末っ子のお世話は苦じゃないけれど、

育児の余裕が無さ過ぎて

毎日イライラしちゃって…。

3人育児、どーしたら良いんですかねぇ。

秘訣があったら教えてください~!

とのことでした。

 

 

そうですね〜 。

秘訣があったら、私もぜひ知りたいです!

(↑心の中の言葉)

 

 

私も毎日イライラして

子供たちに怒ってしまいますよ。

そうNさんに伝えたら

 

 

えぇ~っ、そうなんですか⁈

他のお母さんたち見てたら

怒ったりしないんだろうな

(んなわけない)

こんな私で、大丈夫かな…と思って。

 

 

Nさんは自信をなくし

イライラが子供たちへ影響するのでは、と

不安に感じているようでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもこれ、私も同じです。

 

 

他のお母さんたちは

子供に穏やかに注意できるんだろうな。

私みたいに怒鳴ったりしないんだろうな…。

と勝手に“良いお母さん像”

みたいなイメージを作り上げていたり

 

 

子供たちへのイライラをコントロールできず

怒ってばかりで、子供たちに

悪影響なんじゃないか…と思ったり。

 

 

そんな私自身のことをお話したら

Nさんの表情が少し和らぎ

 

 

みんな一緒なんですね〜

そう思ったら、少し気持ちがラクになりました。

また何かあったら話聞いてください!

と言ってくださり、サヨナラしました。

 

 

そう、みんな一緒なんです。

親だって子供にイライラするし

怒りの感情は誰にでもあります。

 

 

Nさんや私が感じる気持ちや悩みは

同じような境遇の他の人も

経験があると思うのです。

 

 

ただ、“みんな一緒”なんだけど

そうじゃない部分もあるわけで。


 

例えば、私とNさんのように

“子供が3人”という共通点があれば

自分の経験から3人育児の様子が

イメージできますが

 

 

子供たち1人ひとりの性格や個性はもちろん

育児環境も違う中では、

実際の大変さや負担感は

私とNさんで異なるでしょう。

 

 

また、人数が違くても

子供がいる人同士なら

育児の悩みや問題に共通する部分も多い。

 

 

でも一人っ子、2人、3人…

それぞれ子供の人数や家庭の事情によって

悩みも異なるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

似たような状況であれば

確かに話や気持ちを共有しやすいですが

感じ方は人によって違うのです。

 

 

それは、これまでの経験や

価値観などの“フィルター”を通すから。

ある事象に対して深刻に悩む人もいれば

あっけらかんとしている人もいます。

 

 

そういう意味では

自分が抱えている悩みや問題は

“みんな一緒”というわけではなく

悩みも解決方法も、人それぞれ。

(そうだとしても

相手の立場や環境などを想像し

理解しようとする意識は大切ですが。)

 

 

そしてこれは、育児に限らず

様々な場面においても言えることでしょう。

 

 

Nさんが感じている悩みや辛さは、

私には分からない部分もあるでしょうが

話すことでスッキリするなら

吐き出してほしいし

 

 

“みんな一緒なんだ”

“私だけじゃないんだ”と思うことで

少しでも気持ちがラクになるなら

それで良いと思うし

 

 

何をしたって苦しい時は

心の中の嵐が過ぎ去るのを

ただ待つことしかできない場合もある。

 

 

その時々の自分にとって

良い方法を選びながら

対処していくしかありません。

 

 

でもNさんに1つ言えることは

『こんな私で、大丈夫かな…』

って思う時点で

子供たちのこと考えてますから!

 

 

その気持ちは罪悪感のようで

実は『もっと良くなりたい』という向上心。

(↑あ、ということは私もかな?笑) 

そう考えると、全然別物に思えませんか?

だから、大丈夫です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたは今、悩みを抱えていますか?

その渦中は苦しいですが

『私もそうなんですよ』の一言で

誰かの安心に繋がるかもしれません。

 

 

あなたの悩みが解決した時

誰かにその方法を伝え

励ますことができるかもしれません。

 

 

“みんな一緒”のようで

完全に一緒ではないとしても、

あなたの経験が誰かを勇気づけるかもしれません。

 

 

悩みの中にも、希望を持てますように。

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うつの記録①/育休からの仕事復帰

うつの記録②/変化の中で迎えた2年目

うつの記録③/新記録更新⁈

うつの記録④/産業医との面談

 

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*~*~*~*~*

 

 

産業医面談で病院受診を勧められた直後

感染性胃腸炎で数日寝こみ、

仕事に復帰したのは受診予約の前日。

 

 

休みの間に溜まった仕事に目を通すだけで

あっという間に時間が過ぎていきます。

 

 

病み上がりの身体より

精神的な負担感が強く

仕事中も涙が出てきて、全然ダメ。

 

 

少しでも仕事を進めようとしましたが

ほとんど1日、手も頭も回りませんでした。

 

 

翌日も午前は仕事へ行きましたが

たいしたことはできず。

お昼に職場を出て

午後に病院を受診しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

診察室に入ってすぐ

紹介状を読んだ先生の第一声は

『休みますかね』

 

 

診断は“うつ状態”

先生の説明では、うつ病の一歩手前。

過労と書いても良いくらいだと。

この働き方を続けていたら死にますよ。

 

 

そんな話をされ

仕事を休むことが決まりました。

 

 

薬を処方され、病院から帰宅。

職場に診察結果の報告を入れ

夕方は横になっていました。

 

 

同じ職場の同僚や

以前一緒に働いていた仕事仲間が

個人的に連絡をくれ、

『ゆっくり休んで』と

言ってくれたのが、心に沁みました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌週、担当業務の引継や残務整理のため

1日だけ職場へ行きました。

昼にひと通りのことが終わり

周囲へ挨拶し、仕事の休みに入ったのでした。

 

 

続きます

 

 

 

 

 

 

 

【この頃の振り返り】

 

病院受診直前まで仕事に行きましたが

全然頭が働いていませんでした。

書類を見ても書いてある字を

目に映して眺めているだけ…という感覚。

 

 

溜まった書類の確認や

問い合わせの対応をしても

内容が頭に入ってこない、理解できない。

 

 

『これはもう、ダメだな…』と

諦めの気持ちと、それでも

どこか冷静に自分を見ているような感じ。

 

 

診察では休むかどうか

相談するまでもなく、

先生の一言で決まりました。

 

 

産業医面談の時は

『少し仕事を休んだ方が良いのでは?』

との提案に

周りに迷惑をかけるから…と

躊躇していた私でしたが

 

 

もうこの時には

迷惑かけるとか

職場への申し訳なさとか

そういうことより、

 

 

もはや使い物にならない自分。

しゃーない。

強制終了だわ、と。

 

 

翌週、職場へ行った際

最後に上司へ挨拶しましたが、

きっとこの時のことは

私の記憶にずーっと残るでしょう。

 

 

以前から仕事の状況について訴えながら

できる限り頑張ってきたつもりでした。

それでも休むという結果に至ったこと。

 

 

私自身、悔しく感じていたところに

労いの言葉をひと言でもかけてもらえたなら…

少しは報われたのかもしれません。

 

 

まぁ、今となっては

そんなことを求めても仕方ないな

と思いますが。

 

 

人からの労いを期待するより

(=場合によっては評価と言い換えることもできるでしょう)

自分で自分を認めてあげられるように

なることの方が、大事だから。

 


そして

職場や上司が○○だから

仕事が△△だからと、

外的要因のせいばかりにしていたら

自分の働き方をはじめ

あらゆることを周りに委ねてしまうことに

なりかねません。

 

 

状況や結果を受けとめて

次にまた同じことを繰り返さないよう

改善策を考え、試行錯誤しながら

自分なりの方法を見つけていく。

 

 

それが自分にとっての

小さな成功体験となるでしょう。

 

 

まぁーこんなこと書きましたが

心身ともにズタボロだったあの当時

たったひと言でも良いから

 

 

労いの言葉、ほしかったな!

 

 

という気持ちは、やっぱりあるかな。

人間だもの…(苦笑)

 

 

なんにせよ、休みに入るにあたり

仕事の引継や残務整理を行い

“今の自分にやれるだけのことはやった”

 

 

そう思えるような行動ができたのは

自分自身にとって良かったかな…と思います。

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うつの記録③/新記録更新⁈

 

続きです

 

 

*~*~*~*~*

 

 

嵐のような5月が過ぎ

窓口や電話の問い合わせは

若干落ち着きましたが、

事務処理件数や作業はまだまだ多く

自分の仕事にも苦戦していました。

 

 

残業→寝不足→非効率な仕事→残業…

もはや負のループで

仕事のパフォーマンスも悪い。

 

 

身体はもちろん

メンタルへの影響も大きく

休みの日も午前中は

起きることができなかったり、

涙が溢れて止まらなくなることが増えたり…。

 

 

そんなある日

上司から声をかけられました。

 

 

私の仕事生活の中で最長の

残業時間を更新した結果、

定められた時間をオーバーしたため

産業医との面談が必要とのこと。

強制面談決定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面談では、仕事や生活の状況

私の体調や食事・睡眠についてなど聞かれました。

 

 

仕事については、話しながら涙ボロボロ。

そしてこの頃は

残業と睡眠不足による疲れから

昼休みは横になっていることが多かった。

昼食も『とりあえず何か食べておこう…』

くらいで、軽く済ませていることが多かった。

 

 

持っていくのも食べるのも簡単

せめてものタンパク質補給!と思い

豆腐とか食べてましたね…(笑)

↑まだサラダチキンの方が良かったかな?

え、そういう問題じゃない?

(ちなみに産業医の先生に話したら

『豆腐~⁈』と怪訝な顔で驚かれましたw)

 

 

朝は子供たちの準備や

出かける前のバタバタで

食べたり食べなかったり。

昼休みも寝ること優先で簡単に済ませ、

仕事が終わり夜にまとまった食事をとる。

 

 

食事や睡眠といった

生活習慣の基礎が乱れまくっていました。

 

 

面談の結果

『このままでは持たないよ』と

残業時間の制限がかかりました。

今までより少しでも早く帰り

睡眠時間を増やすことが必要だと。


 

翌日から制限時間内で残業を切り上げ

帰宅するようになりました。

 

 

体調・メンタル共に調子はイマイチだけど、

淡々とやるべきことをやろう。

今はとにかく睡眠をとること、

体調を整えることを考えよう。

 

 

そう自分に言い聞かせながらも、

相変わらず仕事には手間取り

1つ1つの処理に時間がかかります。

 

 

おまけに新たな問題が発生して、処理が増える。

不慣れな仕事に対する自信のなさから

些細な事が心配になり、休日も職場に行く。

(残業時間を減らした意味がない…)

仕事の大きなイベントが控えているのに

準備が進まない。

 

 

アレもコレも、やることに

ずっと追われているような感覚。

守っていた残業の制限時間も

ズルズルと過ぎるようになっていきました。

 

 

他の人にも手伝ってもらい

“迷惑をかけている”と申し訳なく感じたり

“この状況は、私の仕事のやり方が悪いのか…?”

と落ち込んだり。

 

 

何をどうしたら良いのか分からない。

しんどい…苦しい…。

不安に押し潰されそうな感覚に襲われ

何度、1人泣いたかな。

 

 

 

 

 

 

そうした中で

2回目の産業医面談を迎えました

睡眠・食事の面を指摘され

仕事については残業禁止。

病院を予約・受診するように言われ

紹介状も出されました。

 

 

病院に連絡し、翌週の受診予約が決定。

『もう、どーなるか分からないや…』

なんて思っていたら、その直後

なんと感染性胃腸炎に罹り腹痛・嘔吐。

翌週の半分は自宅でお腹を抱えて

寝込んでいました(苦笑)

 

 

やっと仕事に復帰しましたが、

すぐに病院の受診日を迎えたのでした。

 

 

続きます

 

 

 

 

 

 

 

【この頃の振り返り】

 

前の記事に書いたような

仕事の山場は過ぎましたが

まだ付随する後処理に追われていました。

 

 

でも、そうした

業務量や作業の多さよりも

精神的な負担感が強かったです。

 

 

私の性格的な部分もあるのでしょうが

未経験の仕事については

何からやれば良いのか?

どこまでやれば良いのか?

これで良いのか?

と、いちいち心配になる。

 

 

それに加えて

毎月のルーティン作業さえ時間がかかる。

『この状況はなんなんだろう…?』

例えるなら、一生懸命腕を振って

走ろうとしているのに

全然前に進まないような感じ。

 

 

思い返すと作業効率や

仕事のパフォーマンスはとても悪く、

本当にいろんな人の手を借りて

協力してもらいながら

どうにか仕事を回していました。

 

 

そんなこともあり

『まだまだダメだ。できていない!』

と、自分にダメ出しをして

追い詰めていたのでしょう。

 

 

寝不足や疲労、ストレスが積み重なり

産業医の先生が言うように

まともな思考や判断も

できていなかったように思います。

 

 

ボーっと働かない頭で仕事に行き

できない自分を責めて、苦しくなる…。

仕事だけではなく

私生活でもいろいろあり、

気持ちの変動がとても大きい日々でした。

 

 

外的要因に振り回され、

流されるがままの自分。

もっと仕事や働き方、私生活の面でも

自分の意志や主体性を持って

行動できれば良かったのかもしれません。

 

 

そこまでの気力・体力

考える力もなかった…と言ったら

言い訳でしかありませんが、

こうして当時を振り返ってみての反省点です。

 

 

産業医の先生から紹介状が出された時

心の中では

『診察次第だけど、きっと仕事休むことになるんだろうな…。』

と思っている自分がいました。

 

 

もう、誰かに止めてもらわない限り

自分ではこの状況を変えることができませんでした。

先日、職場から書類が届きました。

確認したら人事関係の書類。

今後の仕事の希望や

人事異動の参考資料になるもので

毎年作成しなければなりません。

 

 

でも、書いた内容がどれだけ

考慮されているのか?

どれだけ人事異動や仕事に

反映されているのか?

 

 

これまでのところ

私にはあまり実感できず

『書いたところでなぁ…』と

毎年ちょっと憂鬱に感じる作業。

 

 

それでも、自分なりに考え

その時々で必要なことを書いてきたつもりです。

 

 

とにかく、提出期限までに

返送はしなければならないので

書類を確認しながら

少しずつ作成を進めていきました。

 

 

途中、仕事についての項目で

手が止まりました。

 

 

書類を眺めながら、この組織の中で

私はこの先どんな仕事をしたい?

どのように働いていきたい?

考えているうちに

いや、そもそも私に何ができるの…?

そんな想いがわいてきました。

 

 

仕事の希望も、自分の強みも思い浮かばない。

復帰したところで、まともに働けるの?

思考が沼にハマっていくように落ちていき

胸がザワザワして、涙が出てきました。

 

 

こんな私に何ができる?

なんて書いたら良いんだろう。

もう今年は白紙で出してしまおうか…。

 

 

そこで一旦、書類の作成を中断。

これ以上書こうとしても無理だと思い、

また別の日に考えることにしました。

 

 

後日、改めて書類を目の前に

今後の仕事について考えてみました。

 

 

一般事務職の私は

専門的な知識も、これといった強みもない。

自分がどんな分野で、

どのような仕事をしたいのか?

未来のイメージもわかない。

それが今の私の現状。

そうだとしても

 

 

『思考にブロックをかけて

“私には何もない”と言わないことです』

 

 

私の好きな人の言葉を思い出しました。

 

 

これまで生きてきて、

何もないなんてことはありません。

自分ではどんなに些細なことだと思っても

それは他の誰かの役に立つことになり得るのです。

 

 

何もできないって

自分で決めつけたらダメだな。

そう思い、書類を作成し直しました。

 

 

先のことがイメージできないなら

今の自分に想い描ける希望を見れば良い。

強みが分からないなら

できることから取り組んでみれば良い。

やりたいことが分からないなら

これから見つけていけば良い。

 

 

それは、公務員という仕事に限らず

生き方や人生についても言えること。

 

 

 

 

 

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誰だってネガティブな感情になる時もあります。

でも“無理”とか“できない”という言葉は

自分の思考も行動もストップしてしまう。

そんな中でも“じゃあ何ができるかな?”

と意識を向け直すことができると良いですね。

 

 

私もまだまだ、3歩進んで2歩下がるような

時には何歩も後退してしまうような状態ですが

自分の可能性を諦めない自分でありたいな、と思ったのでした。

これまでの記事↓

うつの記録①/育休からの仕事復帰

うつの記録②/変化の中で迎えた2年目

 

 

続きです

 

 

*~*~*~*~*

 

 

5月

私が在籍する係の仕事の中で

1番の山場の時期です。

とはいえ、実務に携わるのは担当者なので

4月に移動してきたCさん。

私は前年度の担当者としてサポート役です。

 

 

ちなみに前年度

私が1年目に担当した時は

訳も分からないまま実務にあたり

とても大変で、自宅に帰ったのは

丑三つ時…なんて日もありました。

 

 

じゃあ“山場”とか“大変”って

いったい何が?というと…

 

①業務量・件数が多い

②期限が短い(約1週間程度)

③業務内容や作業手順に不慣れ

(異動して間もないため担当業務の知識や理解が乏しい)

④人手が足りない:他から臨時でヘルプも借りていました

⑤他の業務もやりながらの作業 など

 

 

毎日夜遅くまで作業にあたり

ゴールデンウィークの休日も仕事に行きました。

昼間は来客の窓口と電話対応も増え、

人手が少ない日はパンク状態です。

お昼の休憩も取る暇がなく

夕方近くに少しだけ席を離れて、やっと食べる。

Cさんはもちろん、みんなで

窓口や問い合わせの対応にあたりますが

どうしてもマンパワー不足が否めません。
 
 
1日の就業時間が終わってから
やっと自分の仕事に着手する…
というのが当たり前のような状況の中で
なかなか処理が進められない。
 
 
問い合わせへの対応も
私自身の知識不足で時間がかかる。
そこに加えて、新たな問題が発生したり
他の担当者へ迷惑をかけてしまったり…。
業務の忙しさや煩雑さだけではなく
自分自身に落胆するようなことが続きました。
 
 
仕事が進まない
量が減らない
内容が分からない
ないないない…
できていないことばかりに意識が向いてしまう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2つの業務を並行しながら
がむしゃらに毎日を過ごしていた5月。
終わってみたら
月の残業時間は3桁に届きそう。
これまでも残業の多い公務員生活でしたが
過去1番の新記録を叩き出しました(笑)
 
 
続きます

 

 

 

 

 

 

 

【この頃の振り返り】

 

5月の1ヶ月間は怒涛の日々でした。

忙しさは前年度経験していましたが

大きな違いはやっぱり

2つの業務に携わっていたこと。

 

 

窓口・電話対応だけで

ほぼ1日が終わってしまうため

とても自分の仕事には手が回りませんでした。

 

 

“それでも良い、今は自分にできることをやろう”

“カメの歩み”

自分に言い聞かせるように

そんな言葉が当時の日記には書かれています。

 

 

単に業務量の多さだけならまだしも

私にとって特に苦しかったのは

自分の担当業務がほとんど理解できなかったこと。

合間に勉強しようと書類を引っ張り出しても

『???』

頭に?マークが並ぶだけ(苦笑)

 

 

問い合わせの際も、相手側の方が本業者。

専門用語が分からない

話の内容が理解できない

(このへんが人事異動で約3年ごとに

業務内容が変わる難しさの1つだと感じます…)

経験の長い他部署の人に確認しようとしたら

私の対応について注意される始末。

 

 

頑張ろうとしても

どんどん空回りしているようで

自信がなくなり、苦手意識も強くなっていきました。

 

 

家庭ではもはや“朝だけ母ちゃん”

(朝しか家に居ない状態)

『○○(子供)がお母さん、早く帰ってきてほしい…と泣いてる』

というLINEが家族から来たり。

 

 

申し訳なさを感じながら

『新しい仕事に苦戦しながら頑張ってます、ゴメンね。』

としか返信できませんでした。

 

 

だからこそ

GWは少しでも子供たちと出かけたり、

誕生日や学校行事など

子供たちのためにできるだけのことは

してあげたいと思っていました。

 

 

学校のPTA役員も務めていて

そっちも繁忙期ピーク!

毎日残業で心身とも疲れ切っているのに

やることだけはいくらでもありました。

 

 

だからこそ、逆に走り続けることが

できていたのかもしれません。

忙し過ぎて倒れてられ~ん!ってね。

 

 

どんなふうに過ごし

仕事と家庭生活をやりくりしていたのか…。

今振り返ってみても、不思議なくらいです。

お盆休みも終わり

昨日から我が家はいつもの生活に戻りました。

 

 

今年は久しぶりに親戚がやって来たり

1泊しながら県外に出かけたり

ショッピングモールに

新しくできた施設に行ってみたり。

 

 

私にとっては盛りだくさんのスケジュール!

さすがにヘトヘトになりましたが

子供たちが楽しめたなら良いかな。

 

 

*~*~*~*~*

 

 

さて、親戚が来た時の話です。

別日程で2組来てくれました。

 

 

私にとっての、おばさん夫婦。

2年前から飼い始めた犬を連れてきたので

子供たちはもうベッタリ。

気を引こうとおもちゃを手作りしたり

アレコレ試行錯誤していました。

もはやどっちが遊んでもらっているんだか…?

 

 

それから、いとこ。

普段は遠方に住んでいますが

仕事の夏休みを利用した旅行中に

奥さんを連れて立ち寄ってくれました。

 

 

お互い成長してからは

いとこと会う機会もめっきり減りましたが、

結婚式にも招待してくれたり

こんなふうに訪ねて来てくれるなんて嬉しいな~と、

親戚のお姉さん気分で2人のことを見ていました。

 

 

こうして親戚が集まる機会には

食事をしながら、みんなでおしゃべり。

その中で思い出したことがあります。

 

 

私が子供の頃はお盆にお正月と、

親戚同士が集まる機会はもっと頻繁でした。

親の兄弟姉妹

その子供(いとこ)が集まるから

人数も多かった。

 

 

子供の頃はそれが好きでした。

いとこや親戚の家の近所の子と遊んだり

おじさん・おばさん達と話したり

豪華な食事が出たり。

いつもと違う、ちょっと特別な感じ。

 

 

それがいつしか、成長するにつれて

“楽しい・嬉しい”だけじゃなくなりました。

なんとなく居心地の悪さ

気恥ずかしさ

落ち着かなさを感じるようになり

親戚同士の集まりに気が重い時期もありました。

 

 

みんな仲が良くて和気あいあいとしていたので

決して嫌な雰囲気の場ではなかったのですが。

思春期の成長過程だったのかもしれません。

 

 

社会人になる頃には

みんなで集まることもだいぶ減りましたが、

そういう機会の時はやっぱり

ちょっと憂鬱でした。

 

 

そして今回また

自分の中にそのような反応を感じたのです。

 

 

きっかけの1つは仕事の話題になった時。

いとこの仕事の話に加えて

その場には居ない

私の兄や他のいとこの話も。

 

 

私の状況がどの程度伝わっているか

分かりませんが、

休職中の私はすごく緊張し始めました。

話の輪の中でドキドキして落ち着かず

その場に居られなくて、部屋を出たり。

これは私自身、予想外の反応でした。

 

 

その後もしばらく胸のモヤモヤが続き

『こういう感覚、昔感じていたな~』と

過去のことを思い出していました。

 

 

昔感じていた感覚や、今回の反応。

私にとってどんな意味があるのか?

考えてみると、おそらく

“比較されること”が怖かったのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔の親戚同士の会話や様子から無意識に

兄やいとこと、自分自身を

比較されているような感じがしていたのだと思います。

当時はどういう気持ちかなんて

自覚や言語化もできませんでしたが。

 

 

親戚は他人よりも距離が近いし

年齢も近ければ、どうしても

比較してしまう部分はあるかもしれません。

(親も子も無意識に)

 

 

ただ、実際は比較されているのではなく

私自身が自分と周りを比較している

といった方が正しいのかもしれません。

 

 

例えば、先に書いた仕事の話題も

『兄弟やいとこはみんな頑張っているのに…』

そう感じる裏には

“私なんて”や

“こんな自分はダメだ”

という気持ちがあるのでしょう。

 

 

自分にOKが出せないことや

物事の捉え方、考え方が

自分の世界を作っているとしたら。

 

 

それは癖みたいなものなので

頭では理解できても

また同じ感覚が無意識のうちに

わいてくることもあるでしょう。

 

 

その時に『癖がまた出てるわ~』

と気づければ、

視点や気持ちを切り替えて

抜けることができると思います。

 

 

自分を奮起させる

相手の良いところを取り入れるなど

場合によってはメリットにもなり得るので

比較が必ずしもダメ!

ということではありません。

 

 

でも相手と比較して

自分にダメ出しをして

勝手に落ち込んでいるだけだとしたら。

客観的に見ると、自分でも

『何やってんの?』って思いますわ(苦笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分と他人を比較して

足りない部分

ダメなところを探すくらいなら、

自分自身の成長や

より良く生きていくことに意識を向けたいものですね。

前回の記事はコチラ↓

うつの記録①/育休からの仕事復帰

 

 

続きです

 

 

*~*~*~*~*

 

 

育休から仕事に復帰した1年間を乗り切り

新しい職場での2年目に入りました。

 

 

4月の新年度は

人事異動で大きく人が動きます。

基本的には3年ペースの異動で

その間、同じ担当業務を務めます。

※もちろん、役職や諸事情により

異動時期や業務内容の違いはあります。

 

 

前年度(1年目)の

私の勤務状況によるものでしょうが

4月の人事異動にともない、

私は担当業務が変更となりました。

そして、新しく来る方(Cさんとします)が

私の担当していた業務を受け持つことになりました。

 

 

私もCさんも、新しい担当業務はそれぞれ未経験。

お互い一から勉強が必要です。

でもCさんの側には私が居ます。

この状況、私がCさんの立場ならとても心強い。

 

 

ほとんどの場合、前任者は

新しい配属先へ異動しています。

分からないこと、聞きたいことは

問い合わせれば良い話ですが

相手も不在だったり、打合せ中だったり…。

すぐに確認できないことも多い。

 

 

なにより、何度も問い合わせる

些細なことで電話をかけるということが

『またこんなこと聞くのもなぁ~アセアセ

と、だんだん自分自身の負担になってくるのです。

 

 

相手の時間を取らせる申し訳なさと、

仕事を理解できていない自分を露呈する気まずさ。

いろんな意味で『すんまへん…』っていう

気持ちが入り混じります(苦笑)

 

 

そして私自身が前年度

たくさんの人の協力に助けられ

『この仕事、1人で全部やるのは無理…』

と感じていました。

 

 

だからCさんには、私が側にいて

担当業務について伝えることができる

手を貸すことができるこの体制を

存分に活用・利用してほしいと思っていました。

 

 

 

 

 

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そして始まった新年度。

私の部署は窓口業務もあり

特に4月~5月は来客が多い時期ですが

この年は、初日から行列ができるほどの大賑わい(笑)

ひたすら窓口業務をこなし続け

お昼の時点でキャパオーバー!

と感じる1日を過ごしました。

 

 

その後も連日、昼間は窓口対応。

Cさんに仕事を教え、作業を手伝う必要もある。

自分の仕事とCさんの仕事

2つを掛け持ち状態だったため、

私の仕事は更に別の人に手伝ってもらいました。

 

 

自分の仕事に手をつけられるのは残業時間。

でも新しい担当業務について

勉強する時間がない

処理が分からない、進まない

書類も溜まっていく。

 

 

私にとっての支えとも言える人たちも

人事異動でいなくなった。

また夜中近くまで残業する毎日。

 

 

こんな状況でやっていけるんだろうか…。

新年度最初の1週間が過ぎる頃には

既に気力・体力とも削られていきました。

 

 

新年度特有とも言える慌ただしさの中

子供たちの新生活&体調不良もあり

(しかもインフルエンザで子供たち順番に感染)

仕事と家庭、それぞれの対応に追われ

毎日があっという間でした。

 

 

そうして5月

繁忙期の中でも、1番の山場を迎えるのでした。

 

 

続きます

 

 

 

 

 

 

 

【この頃の振り返り】

 

2年目は自分の担当が変更となり、

再び不慣れな仕事を覚えることからの

スタートでした。

 

 

でも実際は

私が前年度担当していた業務も並行していて

新しい仕事に取り組めるような状況ではありませんでした。

 

 

もっと自分の仕事に注力すれば

良かったのでしょうが…。

新しく来るCさんの状況や

私が1年で担当業務変更となった申し訳なさから

『自分と同じような思いをCさんにさせたくない』

という気持ちがありました。

要らん心配だったのかもしれませんが。

 

 

毎日の来客対応と

2つの仕事の事務処理。

目の前の仕事をやっていくことで精一杯。

 

 

そこに子供のインフルエンザ。

仕事を休むことで身体が休まるか?と言ったら

そんなのムーリー。

体調不良でもやたら元気なのは

子供あるあるですね。

看病してるこっちが疲れるわ!

 

 

子育てしながら働いている方なら

こんなことも頻繁に起こるでしょう。

仕方ないとはいえ、

休むことで更に仕事が滞ることへの

プレッシャーもかかるのです。

 

 

気持ちばかり焦る、4月の1ヶ月間でした。