その“困った行動”は、

子どもからのSOSかもしれません


「うちの子、

   最近すぐに怒るんです」
「保育園でもお友だちを

   叩いてしまって…

   どうしたらいいんでしょう?」

保護者や保育士として

子どもの“困った行動”に

悩まされることはありませんか?

でも実は、その行動の裏には

子どもなりの理由や

言葉にできない気持ちが

隠れていることがほとんどなのです。


叩く・叫ぶ・泣きわめく——

行動は“氷山の一角”

子どもの行動は

まるで氷山のようです。
私たちが目にするのは

水面から顔を出した

「怒る」「泣く」「叩く」

といった行動。

でもその下には

「寂しい」「不安」

「自分をわかってほしい」

といった感情が

隠れています。

子どもはまだ

自分の気持ちを上手に

言葉にできません。

だからこそ

行動という形で

「助けて」「気づいて」と

サインを送っているのです。


「どうしてそんなことするの?」

よりも大切な声かけ

多くの大人がつい言ってしまうのが

「どうしてそんなことするの!?」

という言葉。

でも、子ども自身もどうして

自分がそうしてしまったのか

よく分からないことが多いんです。


そんなときこそ

こう声をかけてみてください。

「今、悲しかったのかな?」
「なんだかイライラしてたのかもしれないね」

そうやって気持ちに

寄り添ってもらえると

子どもは

「分かってくれる人がいる」

と感じて安心します。

そして少しずつ、自分の気持ちを

言葉にする力が育っていきます。

 

 

「子どものSOS、見逃していませんか?」


保育園であった実際の出来事です。
一人の子どもが、何度もお友だちに

物を投げてしまうという行動を

繰り返していました。

保育士たちは「ダメ!」と

叱ることが多かったのですが

ある日

ひとりの保育士が立ち止まり

「どうしたの?」と

声をかけました。

その子どもは小さな声で

こう答えました。
「お友だちが遊んでくれないから、

寂しかった…」


その後

その子は物を投げることが減り

他の子どもたちと遊ぶ方法を

少しずつ覚えていきました。

子どもが送っている

SOSを見逃さずに

きちんと耳を傾けることが

心の成長を助ける一歩になります。

 

 

子どもの「困った行動」の

裏にあるかもしれない気持ち

  • 寂しい — お友だちと

                  遊びたいけど

                  うまく伝えられない

  • 不安 — 親と離れることに

               対する恐れ

  • イライラ — 思い通りに

                     ならないとき

                     自分をコントロール

                     できない

これらの感情が行動として

表れることが多いです。

だからこそ、ただ「ダメ」

と言う前に

気持ちに寄り添う声かけを

心がけましょう。