“ちゃんとして”って、どういうこと?

 

よく聞くこの言葉


「ちゃんと座って!」
「ちゃんと食べて!」
「ちゃんとしなさい!」

子どもにかける言葉として

ついつい使いがちな「ちゃんと」。
でも、ふと立ち止まって

考えてみたことはありますか?

「“ちゃんと”って……

  どんな状態のことなんだろう?」


実はすごくあいまいな言葉


「ちゃんと」は、とても便利な言葉。
だけど実は、具体的には何を求めているのか

分かりにくいことがあります。

たとえば、
「ちゃんと座って」 は

 動かないで?

 静かにして?

 姿勢を良くして?

「ちゃんと食べて」は

 こぼさない?

 早く?

 全部?

大人が求める「ちゃんと」と
子どもが受け取る

「ちゃんと」には

ズレがあることも…。


大人が本当に伝えたいことは?


「ちゃんとしなさい!」の裏には、
大人のこんな気持ちがあるかもしれません。

・周りに迷惑をかけてほしくない
 

・ルールを守ってほしい
 

・静かにしてほしい

・ちゃんと育ててると思われたい…?

でも、子どもにしてみれば、
「何がダメなの?」

「どうしたらいいの?」と

混乱してしまうことも。


伝わる言葉で届けよう


だからこそ

子どもに伝えるときは

具体的な言葉に置きかえてみましょう。

・「イスにおしりをぺったんして座ろうね」

・「おはしで食べようね」

・「今は小さい声でお話ししようか」

言葉を少し変えるだけで

子どもは何をすればいいのかが

わかりやすくなります。


ミニコラム:

ちゃんとしてほしい!けど…
 

ある園での朝の会。

5歳のAちゃんはソワソワ。

足をぶらぶらさせたり

隣の子に話しかけたり。
担任の先生が思わず言いました。

「Aちゃん、ちゃんと座って!」

でもAちゃんは、ポカン。

その後、別の先生が

そっと声をかけました。

「足を床につけて、

 手はおひざに置こうか」

するとAちゃんは

すっと落ち着いて座りなおしたのです。

「ちゃんと」が

伝わらなかったのではなく
何をすれば“ちゃんと”になるのかが

わからなかっただけだったんですね。

 

ポイントまとめ🖼️
🔸「ちゃんと」は、伝わりにくいあいまいワード


🔸子どもに届くように、行動を具体的に伝えよう


🔸大人の「ちゃんとしたい理由」に気づいてみよう