結婚式は、よくも悪くも決まり事が多いですよね。
しかし、現実には、、、
という話で前々回はお洋服、特に時計のお話を
前回は乾杯に関するマナーのお話をしました。
今回はテーブルマナーについてです。
基礎用語として、テーブルに置いてあるナイフやフォークはカラトリーといいます。
今回は、ナイフ、フォークなどはカラトリーと表記して話していきます。
まずは、カラトリーの置き方に関してです。
なんとなく、使ったカラトリーはお皿の両脇の方にハの字におく人が多いと思います。
食事中はそれで間違いありませんが、
そのお皿の食事を終了したら、そのままではいけません。
食事中はフォークの腹を下にして置いていると思いますが、
終了後はフォークの腹を上にして、ナイフと揃えておくことが、「お皿を下げていい」というサインとなります。
ナイフ、フォークを揃えたカラトリーの向きですが、
フランス式なら４時の位置
イギリス式なら６時の位置
アメリカ式なら３時の位置
に置きます。
日本ではフランス式のマナーが広まっているので、４時の位置におくのがいいと思います。
ちなみに12時の位置に置いてしまうと「クレームを入れたい」という意味になってしまいますので、お気をつけください。
次に、フォークを使った食事の仕方についてです。
右手でナイフ、左手にフォークをもって、細かく切りながら食べていくのは一般的だと思います。
注意が必要なのは、実は先に切り分けて後で食べたり、切り分けたものを一口で食べなかったりというのは、
マナー違反だということです。
他にも、
意外と困るのが、フォークで刺せないものをどうやって口に運ぶかという問題です。
フォークの背に乗せる人もいるでしょうかが、これはイギリス式で、あまり一般的なマナーではないようです。
もっとも美しいマナーは、左手で持ったままフォークの腹を上にして掬うというものでした。
もし左手で掬いづらい場合、右手のナイフで少し押さえたりして、補助するようです。
次にナプキンの使い方についてです。
ナプキンもなんとなく使っている人が多いと思います。
ナプキンは乾杯の後、二つ折りにして、折り目が自分の方に来るように膝に乗せます。
口が汚れた際などには、折られた裏側を使って拭くことで、汚れを目立たなくします。
席を外す時は、椅子にかけたりして、テーブルには置かない方がいいマナーのようです。
帰る時には、簡単に畳んでテーブルに置いて帰るのが良いマナーとのことです。
きちんとたたみすぎると「サービスや料理に満足できなかった」という意味になってしまうようです。
最後に、もっとも知られてないと思うのが、
ナプキンやカラトリーを落とした時は、自分で拾ってはいけないというマナーです。
落としたら、式場のスタッフに拾ってもらうのが正しいマナーとのことです。
以上、意外と知られていないマナーを解説してきましたが、
いかがでしょうか？
正直、現代的ではないマナーも多いな、、、というのが本音だと思います。
カラトリーの置き方などもこちらが、メッセージを込めて置いても式場スタッフが把握していないことも多いと思います。
式場スタッフも料理をサーブするのは、アルバイトの方が多いので仕方ありません。
結婚式は高い費用を取っているんだから、アルバイトだとしてもしっかりして欲しいのは本音ですが、、、、
また、
ナプキンやカラトリーなどを落とした時も、すぐに駆けつけてくれる式場スタッフばかりではありません。
式場スタッフによっては、呼んでもいつまでも来てくれない、ということもあると思います。
そんな中、いつまでも床に落としておいたままにする方がおかしいですよね。
なので、こういったマナーも片隅に置きつつ、
あえて形式張らないことで、代行スタッフとして悪目立ちすることなく、結婚式に溶け込んでいます。
マナーを守ることより、結婚式を楽しむことのが大切だと思いますし、
代行スタッフとしても楽しんでいる方が、良い結婚式づくりに貢献できると思います。
そんなわけで今回は、結婚式のテーブルマナーに関してのお話でした。
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