変形性関節症の新しい医療(前編) | グラース動物病院(東京都杉並区)

グラース動物病院(東京都杉並区)

一生涯のホームドクターを目指して、愛犬・愛猫のウェルネスライフを提供します。

グラース動物病院、広報担当の土井と申します。

ご存じですか?
犬の約20~25%、猫の約60~90%が変形性関節症を患っているというデータがあること。






特に猫の場合、その症状が分かりづらいので、飼い主さんが気づかないうちに悪化していくケースが多いです。

変形性関節症とは

変形性関節症は、老化などで関節の軟骨が薄くなり、関節が変形していく病気です。

軟骨は関節同士をつなぐクッション。
そのクッションが役割をしなくなると関節内の骨が互いにこすれ合って痛みが出たり、時には骨がトゲのように変形したり、また関節やその周囲の部位に悪い影響を引き起こします。


猫の変形性関節症の新しい治療法「ソレンシア」

犬猫の関節症の治療は長期間にわたることから薬の副作用が課題となり、十分な治療を施しにくい状況でした。

そのような中、この度注射で薬を投与する新しい治療法が登場したのです。



猫用の注射薬は「ソレンシア」といい、動物医療の大手「ゾエティス」が開発したもの。

この「ソレンシア」は欧米ではすでに多くの猫に使われており、グラース動物病院でも高齢の猫に多い変形性関節症の治療として、高いところに登らなくなった・段差をうまく越えられない・活動性が低下した、という症状に対して使用しています。

費用は体重7kg未満の猫の場合、1回あたり税込11,000円。
(体重が7kg以上の猫ちゃんにも投与は可能です。お気軽にご相談ください)

これまで使用してきた当院の獣医師の感触としては、痛みが緩和して活動性があがったケ-スが多いという好印象です。

1カ月に一度の皮下注射(診察室で注射してすぐ終わります)で済むことも飼い主さんの負担軽減につながりますね。

そして只今、7月31日(月)までの期間限定で猫の検診キャンペーン実施中。

猫は我慢強い動物。
体調が悪いことを隠してしまいがちです。
病気の早期発見にぜひともお役立てください。





グラース動物病院 広報 土井



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