犬の関節炎、猫の変形性関節症(前編) | グラース動物病院(東京都杉並区)

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一生涯のホームドクターを目指して、愛犬・愛猫のウェルネスライフを提供します。

グラース動物病院、広報担当の土井と申します。

犬猫も人間と同様に寒くなって血行が悪くなったり、運動不足で太ったりすると関節に影響が出てくる場合があります。

愛犬・愛猫の関節の痛み、気づいてますか?

今回は2回に分けて犬の関節炎と猫の変形性関節症についてお話したいと思います。



●関節炎の原因

軟骨がすり減って起こるものや、外傷を受けて発症する関節炎があります。
犬の場合はリウマチ性の関節炎もあり、また猫の場合は変形性関節症が多くみられますが原因は明らかになっていません。


●関節炎の主な病気

犬の関節炎の主な病気は膝蓋骨脱臼、股関節形成不全、リウマチ性関節炎、変形性脊椎症など。

膝蓋骨脱臼症は膝のお皿が外れて関節が炎症を起こすもので、トイ・プードルなどの小型犬に多くみられます。



股関節形成不全は遺伝性の場合が多く、ゴールデン・レトリーバーなどの大型犬に見られます。



リウマチ性関節炎ははっきりとした原因はまだ解明されていませんが、膝関節が炎症によって変形すると歩けなくなることもあるので注意が必要です。

変形性脊椎症はヘルニアが原因でなることもありますが、ヘルニアを患っていなくても高齢になると骨が変化することで起きることがあります。

猫の場合は犬と比べて関節炎の症状がわかりづらいと言われています。
主に気をつけなければならないのは変形性関節症で高齢の猫に多い病気です。



次回は関節炎を疑う症状についてや、予防と対策、そして治療についてなどをお話しいたします。

グラース動物病院 広報 土井

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