グラース動物病院の理学療法について(2) | グラース動物病院(東京都杉並区)

グラース動物病院(東京都杉並区)

一生涯のホームドクターを目指して、愛犬・愛猫のウェルネスライフを提供します。

グラース動物病院、広報担当の土井と申します。

前回に引き続き、理学療法についてお話致します。

理学療法は運動機能の維持や改善を目的とする治療方法で、大きく分けて物理療法と運動療法があります。

光線や温熱、電気などの器具を用いて行う治療が物理療法。
屈伸や歩行など、体自体を動かして行う治療が運動療法です(リハビリテーション)。

当院では理学療法を用いて、痛みの緩和や機能回復、そして日常生活の改善を図り、ペットと飼い主様の生活の質(QOL)の向上を目指しています。

前回のブログでは、最新の半導体レーザーを使った治療法についてお話しましたが、レーザーは様々な使い道があります。



全身麻酔が難しい高齢の犬猫の治療や、通常の手術の適応にならない症例などはレーザー治療を採用する場合があります。

レーザーは腫れや痛みが少なく、無麻酔局所麻酔での治療が可能なのです。
電気メスと比べて治療した後の発熱が少なく、また電気的な筋肉の収縮がありません。(ですので腫れや痛みが少ない)

例えば高齢になると、イボがところどころに出てくることがあります。
年齢的に全身麻酔が難しいので、この場合は凍結療法(クライオサージェリー)でイボを縮小させたり、レーザーによって切除したり蒸散(イボを気化させて消失)させます。



他にも緑内障、逆さ睫毛の治療、鼻炎、外耳炎にも使います。
寝たきりによる床ずれのケアにもレーザーを使います。

鼻炎・外耳炎・床ずれなどはレーザーで「焼く」のではなく、皮膚を介して、もしくは皮膚の病変部にレーザーを「細胞に照射」することによって治療効果を得るのです。



また、通常の手術をすることが出来ない腫瘍の減量、胸腔内の肺腫瘍や腹腔内の腫瘍・膵炎などによる痛みの緩和、他に皮膚炎・口内炎・歯周病の治療にもレーザーを使用します。

特殊な波長の光線・光子を照射して、その光化学反応によって細胞機能の正常化や代謝向上を図るレーザー。理学療法や痛みのケアなどに役に立ちます。(切除・蒸散処置の場合は、細胞ではなく直接組織に対して働きます)

みなさまの愛犬愛猫の「クオリティ・オブ・ライフ」(QOL)の向上にお役立てください。

ご不明な点がありましたら、お気軽にお問合せください。

●グラース動物病院 本院
03-3220-2717
(9時~12時、16時~19時)
(木曜日午後急患のみ)

グラース動物病院 広報 土井

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