猫の避妊・去勢について | グラース動物病院(東京都杉並区)

グラース動物病院(東京都杉並区)

一生涯のホームドクターを目指して、愛犬・愛猫のウェルネスライフを提供します。

グラース動物病院、広報担当の土井と申します。

今月は犬猫の去勢・避妊についてとりあげています。

前回に続いて今回は猫の去勢・避妊について。
そのメリットや当院の術式についてご説明致します。

当院では術後に猫がストレスを感じるエリザベスカラーや術後服が不要な手術を行います。
退院後は薬や消毒もいらず、すぐにいつも通りの生活に戻れます。




●避妊手術のメリット

妊娠や女性ホルモンに関連して起こる病気や行動を抑えることができます。

□ 望まない妊娠を避けられる
□ 子宮蓄膿症(子宮に膿が溜まる病気)の予防
□ 乳腺腫瘍の発生率の低下
□ 卵巣疾患の予防(卵胞嚢腫など)


●避妊手術の時期

初めての発情(生後6~10カ月頃)を迎える前に行うと乳腺腫瘍になる確率が低くなります。
年齢を重ねてからの避妊手術では発症率に変化は見られないといわれています。





●去勢手術のメリット

精巣を摘出するため、男性ホルモンに関連して起こる病気や行動を抑えることができます。

□ 前立腺の病気(前立腺肥大など)の発生率の低下
□ 会陰ヘルニアの予防
□ 精巣腫瘍の予防
□ スプレー行為(尿マーキング)の改善
□ 攻撃性のレベル低下


●去勢手術の時期

オス猫は生後6~10カ月で性成熟を迎えます。メスのように定期的な発情はありませんが、発情したメス猫に刺激されて大きな声で鳴いたり、スプレー行動をするようになります。
生後5~6カ月齢の頃に実施するケースが多いです。





◆ 当院の手術の特色 ◆

エリザベスカラー・術後服が不要な手術を行います。

・去勢は1泊2日、避妊は2泊3日。
・去勢は糸を不使用。避妊は吸収糸を使用するので抜糸の必要はありません。
・血管処理は糸を使わず、より安全性の高い血管をシールする方法を採用。
・退院後は薬や消毒もいらず、すぐにいつも通りの生活に戻れます。
・体重5kg以上の避妊もしくは腹腔内の潜在精巣の場合は、腹腔鏡手術が可能です。開腹しないので体の負担が大幅に軽減されます。


(当院の腹腔鏡)

ご不明な点があれば、どうぞお気軽にお問合せください。


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10時~13時、15時~18時
(火曜日休診)



グラース動物病院 広報 土井

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