こんにちは。
獣医師の芹澤です。
当院では、長期的な健康を考えて、避妊去勢手術をおすすめしています。
●女の子の場合
乳腺腫瘍・子宮蓄膿症・卵巣腫瘍などの病気の予防になります。
病気の発生率を考えると、ワンちゃんでもネコちゃんでも、最初の発情がくる前にやってあげるのがベストです。
早ければ6-8ヵ月齢で発情がくることがあります。
当院では子宮と卵巣の両方を摘出しています。
●男の子の場合
精巣腫瘍・会陰ヘルニア・肛門周囲腺腫などの病気の予防になります。
マーキングなどの予防にもなります。
早い子は8-10ヵ月齢でマーキングをするようになりますので、部屋中をマーキングされないようにするにはそれまでに手術をすることをお勧めします。
近頃、ペットブームは去ったと言われていますが…
可愛い子犬ちゃん・子猫ちゃんの来診はやはり多いです。
個人差がありますが、女の子も男の子も4-6カ月齢になると体の機能が成熟してきて、手術に耐えられる体になります。
当院では避妊手術は2泊3日、去勢手術は1泊2日お預かりし、
麻酔が覚めた後の様子・傷口の具合など、安全な時期までをしっかり診てまいります。
手術は人間の手術で使うものと同じようなモニターで各データを測定をしながら麻酔管理をします。非常に安全性が高いです。
このように心電図をつけ、モニターを確認してから麻酔を入れていきます。
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(当院スタッフの愛猫で、5ヵ月齢の波留ちゃん)
また、血管シーリングシステムという特殊な機械を使って手術するので、使う糸は最小限にすることができます。
手術では、体に残る糸は使いませんので抜糸は不要です!
(体の中に吸収されてなくなります。)
そのため、多くの子でエリザベスカラ―が必要ありません。
エリザベスカラーによるストレスがなく、お家でのんびりと過ごすことが出来ます。
退院した次の日の写真です。
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(波留ちゃんは、避妊手術を頑張ったご褒美に新しい首輪を買ってもらったそうです。)
出来る限りワンちゃんネコちゃんへの負担が少ないように考えています。
どんなことでも構いません、お気軽にご相談ください。
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●グラース動物病院 本院
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〒167-0051
東京都杉並区荻窪5-4-9
TEL:03-3220-2717
診療時間:9時~12時、16時~19時
(木曜日午後急患のみ)
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獣医師 芹澤