インドネシア西部スマトラ島沖のインド洋で30日午後5時16分(日本時間同日午後7時16分)ごろ、マグニチュード(M)7.6の地震が発生しました。

 

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 米地質調査所(USGS)によると、震源はスマトラ島中部パダンの西北西45kmで、震源の深さは85km。ハワイにある太平洋津波警報センターはインドネシアとインド、タイ、マレーシアの沿岸部に津波注意報を発令したが、後に解除されました。




 地元メディアによれば、揺れはスマトラ島北部メダンや南部ブンクルなどでも感じられた。これらの都市では、パニックに陥った人々が津波を恐れ、高台に逃げようと殺到した。

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  この地震による揺れは、スマトラ島内各州のほか、マラッカ海峡を隔てたマレーシアの首都クアラルンプールでも観測された。

 
 政府当局によると、病院やホテルが崩壊したといい、入院患者や宿泊客が下敷きになった可能性がある。また数百の家屋が壊れたとの情報もある。保健省当局者は「数千人ががれきの下敷きになっている」と述べた。

 火災が発生するなどの被害も出ている。停電で電話が通じにくくなっている。

 被災地は広範に停電しており、雨も降っている模様。被害把握や救援は難航している。さらに、地震で土砂崩れが発生し、被災地への交通が遮断されたという。パダン空港も閉鎖されている。


 インドネシア共和国は少なくとも75人が死亡したことを明らかにしている。保健省によれば、被災地では数千人ががれきの下に取り残されているといい、AFP通信によると、同省高官は1000人以上が死亡した可能性があると述べている。
 スマトラ島の在メダン日本総領事館によれば、日本人が被害に遭ったとの情報はないが、現地の通信状況が悪く、引き続き確認を進めている。


 スマトラ島沖では2004年12月、M9.3の地震が発生。大津波が沿岸部を襲って、20万人以上が犠牲になった。






≪10月1日午前9時50分 追記≫


 ◇04年地震とは違うメカニズム

 火山帯が連なるインドネシアでまたも地震が住民を襲った。現地のスマトラ島では、死者が出たほか、多数の住民が倒壊建物の下敷きになるなどの被害が伝えられている。04年12月にはマグニチュード(M)9.0のスマトラ沖大地震が発生。大津波による被害を含め死者・行方不明者が22万人以上となっただけに、被害の拡大が懸念されている。

 インドネシア付近はオーストラリアプレート(岩板)の沈み込み帯に当たり、スマトラ沖大地震以降、5700人以上の死者が出た06年5月のジャワ島中部地震など、地震活動が活発になっていた。地震予知連絡会会長の島崎邦彦・東京大名誉教授(地震学)は「今回の地震はプレート内部で起こっており、プレート境界で起きたスマトラ沖大地震とはメカニズムが異なる。だが、位置が近いのでまったく無関係ではないかもしれない」と話す。

 島崎さんによると、M7・6という規模はプレート内部の地震としては「かなり大きい」という。「震源は深いが規模が大きかったため、ほぼ真上にあるパダン周辺で大きな被害が出たのだろう。(日本時間30日未明に起きた南太平洋の)サモア沖の地震とはプレートも異なるので、関係はない」とみている。

 スマトラ沖大地震の後、被害状況を把握するため現地を訪れた関西大の河田恵昭教授(地震学、危機管理)は「震源はスマトラ沖大地震の震源に近く、この周辺で地震が起きるのは不思議ではないが、前回は津波、今回は揺れによる被害だ」という。04年は人口密集地域に津波が押し寄せ、民家が流されるなどして多くの犠牲が出たのに対し、今回は直下の地震による揺れで建物が倒壊した。

 「現地の関係者は、スマトラ沖大地震の後『(プレートのひずみがこれで解消され)地震はしばらく起きないだろう』と考え、他の地域の地震に注意が向いていた」と河田教授は指摘する。【10月1日1時21分配信
毎日新聞





【管理人より】

 南太平洋サモアに続き、またスマトラ島沖で大きな地震が発生しました。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。



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