「足育のこだわり」と書くと、なんだか難しそうですが、私の考えはいたってシンプルです。

足は「自分がどこかへ移動するための道具」なので、できるだけ長持ちして丈夫が何よりです。もちろん「美脚」にあこがれたことはありますが、どちらかというと機能性を求めます。
 
足で大事なことはまず、「歩くこと、走ること、立つこと、そのほかの移動に使えること」。これが大目的です。

体の装飾品としてついているわけではないからですね。
 
これに関してはこちらのブログがオモシロイです!
ケニア人とララムリに学ぶ、ランニングの原点


そのために、足の指が「のびて」「ふんばれて」「力を上手に体に伝えられる」ということが大事になります。
また、「カカトの骨」がまっすぐに地面をとらえていることも大切です。

そのために、裸足のときの地面の状態、靴や靴下の選び方や、履き方(選び方と同じくらい大切)、爪の切り方、足のセルフコンディショニングのやり方の情報が必要になってきます。

だって、そのままだとどうしても「足」を痛める、時代・文化となってしまったからです。

普通に生活してりゃいいでしょ?ではなく、足という「道具」を使いこなすための情報が必要な

です。

よくいただく質問は、
「靴はどこのメーカーがいいですか」
「ファーストシューズは何か月からですか?」
「ファーストシューズのオススメを教えてください」
「どんな靴が(この子には)いいでしょうか?」
「靴下は履いたほうがいいのか?履かないほうがいいのか?」
「ハダシ保育はいいですか?」
「草履は子どもにいいですか?」
「お下がりはダメですか?」・・・といったものが多いです。

もちろん、これらの質問には、理由をつけてお答えいたします。

・・・が、その前に、「どれだけ外を歩いていますか?」

・・・そういうことを大切にお話します。
 (特に、子育て中の大人の方には)

靴や靴下を履いて生まれてくる人は誰もいませんよね?・・・ということは、そもそも「靴」や「靴下」は私たちヒトという生き物には無くても生きていけます。
 
ただ、今の時代にそういったものを身に着ける文化となっているので、出来るだけ体の機能がのびのびと発揮できる「足の状態」にするには?・という視点でお話するようにしています。

だって、外歩かないのに高価な靴を買ってもしょうがないですよね?
乳幼児なんてものすごく早く足が成長してしまいますから、どんなにいい靴を買ったとしても、外に遊びに行くのが月に1度や2度でしたら、それくらいしか履かずにサイズアウトしてしまうでしょう・・。

しかも、子どもの足は「軟骨」がほぼほぼ・・なので、多少の無理をきかせて、小さい靴でも履けてしまいます(涙・・・・・)。
その靴が高価な靴だったら・・・・捨てきれずに履かせてしまったり・・・・しそうですよね。

そうなると、もう、悲しいことに足の変形まっしぐらです。

靴のメーカーよりも、ファーストシューズの時期よりも、靴下よりも、お下がりよりも、・・・・まずは、足がどういう働きをしていて、どういう恩恵にあずかっているか、機能を維持するためにはどうしなければならないのか(たくさん歩くってことですが・・・汗)そこのお話を大切にします。

でも、たくさん歩きやすくするためには「靴」や「靴下」や「履き方」「サイズ」「お下がりかどうか」などなどが大事な情報になってきます。卵が先か、ニワトリが先か・・・、ですが、まずは「歩く習慣できていますか」と、そこを大事にしています。