うぇぽん
よくデザイナーはアーティストと間違われます。
実際僕も間違えていました。
こんなダサい仕事やりたくないけど
上司が言うから仕方なく・・・
俺のデザインは本当はもっとかっこいいのに・・・
毎日こんなことばかり考えていました。
今思うと、いいものが作れなかっただけです。
自分らしい表現力なんて身につけてないのに
アーティストの作るいいものばかり見て
自分も作れる気になっていました。
アーティストは
主人公は自分で、自らの腕を武器に日々努力をしている。
デザイナーは
クライアントが主人公で、そのクライアントの武器にならなくてはならない。
扱いづらい武器なんか誰も持ってくれないと思う。
食わず嫌い
この間、女性のクライアントから依頼を受けました。
正直、女性クライアントは苦手です。
様々な性格の女性がいるのは知っていますが
女性共通して言えることは、
男性とは違った感性をもっているからです。
あらゆるセンスの面で男性のほうが衰えている、
いつもそんな気にさせられるんです。
嫌な予感は的中し、依頼を受けた際に
「フェミニンな雰囲気に仕上げて!」
と言われました。
フェミニンなデザイン超苦手です。
なんか飾ってなんぼって感じがして
無駄なことが嫌いな僕からしたら
こんなのデザインじゃねー!!って思ってしまう。
いつもなら避けてた仕事なんですが
その方の依頼は避けれない間柄、
しぶしぶ引き受けたんですが・・・
やるからには綺麗に仕上げようと、いろんな案を考えていくうちに
なんか楽しくなってきました。
コツが分かったわけじゃないんですが
分からないなりに模索していると
今まで知らなかった新しい情報が
どんどんの感性に吸収されていき
引き出しが増えていく気がしたんです。
そのテンションを保ったまま、
自分でも納得のいく、いいものが出来たと思っています。
僕は米が嫌いなんですが
生卵をかけただけで大好物になります。
結局人間って単純な答えにきづかず、
あるいはそれを疑ってかわからないけど
複雑にしたがるんだなと思いました。
今まで言ってきた
「こういうジャンルは苦手なんで」とか
「こういうの嫌いなんでこっちにしません?」
ていう恥ずかしい言葉は封印します。
いちデザイナーとして。
米は食べないけど・・・
コピー
「デザイン」という聞きなれた言葉を
説明できない人がほとんどだと思う。
単純に対象物を飾って綺麗に見せることだと思われがちです。
では、「デザインとは何ぞや?」と聞かれると
ある対象物に対して、思考を巡って概念の表現化をする・・・
とか、しょうもないありきたりな言葉しかでません。
つまり世の中の「わかりにくい事」を「わかりやすく」する 、
ってことなんだと思います。
ありきたりということは、あいまいであるということに最近きづきました。
あいまいであるということは、わかりにくいということです。
こりゃ「デザイン」を説明できなくて当然だ。
グラフィックデザイナーという職業は
クライアントの要望を聞き、ありきたりのデザインをしたんじゃ、勤まらない。
クライアントの表現したいことをわかりやすく伝えないといけない。
よく広告で「あらゆるニーズにお応えします。」
っていうキャッチコピーがありますが、
あらゆるニーズになんかお応えできないことは
みんな分かってるはずです。
なんか親切そうに聞こえるから、
害はないから、
そんなありきたりな言葉で人は動かせません。
だってあいまいだから。
そういえば、映画「もののけ姫」のコピーはよかったなぁ。
『生きろ』
の 一言。
あれが
「森の獣たちと人間の戦いを通して、生と死を描きました!」
なんていうコピーだったらダサいでしょ?
あれ?
デザインとは何ぞや!?
