こんばんは。


デンマーク映画。静かな静かな、叔父と姪の二人暮らし。丁寧に描かれた絵画のような映画です。





言葉に出さずとも伝わる二人のツーカーの以心伝心。両親を早く亡くした姪のクリスは身体の不自由な叔父と牛の世話があるから家を離れられない。27歳のクリスを外に出そうとする獣医師のヨハンスと聖歌隊のマイク。

でも、他の人には狭い世界にとじ込もっているように見えても、クリスには毎日が違う日で、毎日に違う変化がある、大切な毎日なのです。

私たちが当たり前に思っていること。それは、効率を重んじ、費用対効果を計り、自己実現を目指すのが正義で、あるべき生き方と、そんな風に思っているのは、何かのマインドコントロールだったのでしょうか。本当にクリスのような生き方で幸せと思える自信は全くないけど、大人のおとぎ話としては、見事に成立です。

誰かが捨ててしまった、もう一人の未来の自分がクリスなのかもしれません。


これは、私、桃子の個人的なうつ病体験記です。同じようにやっても、同じ結果があるとは限りません。でも、同じ病気になった方の何かの参考になれば幸いです。