来る日も来る日も、獣と戯れ続けること、約三週間。
ようやく目標数のお守りを集めることができたのだ。
その瞬間、「もうこの場所に来なくても済む;;」 と心底思った。
ヘルハウンドも 「もうアイツ来なくて済む;;」 と思っていただろう。
その後、高まる気持ちを抑えつつ、商業の町 モラドゥンへ向う。
お守りを手早く換金した私は、なるべく目に入らぬよう倉庫奥深くに隠しておいたシルバーバーを加え、
「マスター!ゴールドバー1つッ!!!!!」
「おっ!ダンナ、ついにこの日が来たわけですね」
「でへへ
」
そして、ついに!いつも指銜え見ているだけだった、あの金塊
を初めて手中に収めた。
「うぉおお 神々しいwww ぱねぇっ!!! ぱねぇっ!!!」
20Mノア以上の買い物をしたことのなかった男には強すぎる刺激であったことは言うまでもない。
ゴールドバーは、怪しく光る弓+7 を1億ノアと考えていた男にとって引換券そのものであり、
それさえ手に入れることができれば・・・という強い思いが、この喜びに表れていたのだ。
暫しの間 ぼんやりと金塊を見つめ ニマニマ。
「ママー、あのお兄ちゃんどうしたの~?」
「ダメッ!! 見ちゃいけませんっ!!!」
もう、あの弓は手に入れたも同然、うへへ。
そんな浅はかな考えで頬が緩みっぱなしの男に、現実の仮想空間はそう甘くはなかったのである。