少子化のなかでも看護は必要とされている。産科医や小児科医が不足しているため、正常分娩を扱うことができる助産師や新生児集中治療室(NICU)での看護職の力が頼りにされているからだ。NICUで低出生体重児の命が助かる一方、障がいをもった子を受け入れる福祉施設の数は増えない。
家族が抱える問題を看護師一人が全て解決できるわけではなく、少子高齢化という状況が引き起こす様々な問題は複雑に絡み合っているのだ。なかには、追いつめられてノイローゼになる母親も少なくない。1日のうちたった数時間でも、ー年365日のうちたった数日でも、訪問看護師に子を託すことができ
れば、親子を救うことができる。
