ジームラ・ウントの宇宙船団で
「大統領、ペーシュウォーダが見つけたという青い星が分かりました。タブレットに反応したのです。」
「そうか、ついに見つかったか。それは何処なのだ。」
「銀河系内の太陽系にある第三番惑星で彼らは地球と呼んでいます。」
「それが青い星で間違い無いのか?」
「はい、タブレットを通じて、彼らの惑星の歴史を調べました。彼らにはドラゴンの伝説と、彼らは泥から作られた人形である、という神話があります。大洪水の時に聖なる山に逃げたという神話も一致します。」
「そうか、それこそが我らの伝説のルーム・ノヴァスだ。我らの為の星だ。」
「はい、後は彼らと平和的に共存できるのかが問題です。」
「彼らも、ペーシュウォーダの創世記を読めば理解するだろう。しかし、地球が我らのルーム・ノヴァスだとすると、彗星が来たのではないか?」
「はい、しかしメサスの神官だったセルナと云うものが自らを犠牲にして破壊したようです。」
「彗星を破壊したのか。やはり、そこは選ばれた惑星なのだな。」
「はい、天界の銀河にあったという12の青い星の一つに間違いありません。
ですが、地球人はこちらを警戒しているようです。戦いにならなければ良いのですが。」
「そうだな。慎重に進めねばならない、彼らはまだ、天界のことを知らないのだから。彼らの文明がどの程度のものか見極めることが必要だ。」
研究室で。
私オリガは、タブレットが再び動き出したのを見た。
「アラン教授、タブレットが光っています。動き始めています。何かが記録されているようです。」
「どうしたのだ、新しく記録されるとは、どういうことなのだ?」
「何故かは分かりませんが、何者かが操作しているのでしょうか?それとも、自動的に動き出したのでしょうか?シミュレーターの中に取り込みますか?」
「いや待て、それは危険だろう。タブレットとシミュレーターの接続をいったん解除してくれ。」
「はい、解除しました。」
「何を記録しているのか、解読できるかね?」
「はい、途中までですがやってみます。」
・・・・・・
「教授、ジームラ・ウントが青い星を発見した。彼らのルーム・ノヴァスを発見した、と書かれています。」