アトランタに戻ってきた。

アトランタの地下鉄、バス、そして新たにできた路面電車は共通の乗車券。9ドルだが、紙チケ発行代で1ドル取られる。交通カードより安いやろ、という理屈らしいが、納得いかない。

普通乗車券は2.5ドル。3時間有効で4回乗り換えができるらしいから一日券は微妙なところだ。

この町に来るのは4回目、前回は10数年前、どこかへ行った帰りのトランジットで帰りに1泊した時だと思う。

地下鉄のノースアベニュー駅から歩いて10分ほどのホステルに泊った。今回アトランタで安いホステルを検索したが出てこなかった。インフレ中のアメリカで安宿探しは困難を極める。そういうこともありチャタヌーガで泊まったのだ。

いつのまにか路面電車が通じていた。

東西に横長の環状運転で東側の終点はキング牧師関係の歴史地区。

シアター付きのビジターセンターなど複数の施設があるが、全て無料。

キング牧師の生家もビジターセンターから3ブロックほど先にある。

このあたりは最初ドイツ人街だったが、やがて黒人のゲットーになったらしい。

ビジターセンターの向かいにはキング牧師の墓が。

訪問者はやはり黒人が圧倒的に多い。

今でもこのあたりはあまり品のよろしくない地区ではあるらしく、車窓からも昼間から酒場前でたむろしているボロをまとった人々の姿が見えた。

まあ、昼間は電車通りを歩いている分には大丈夫だろう。

ある意味この路面電車も貧困者対策としてつくられたのかもしれない。なにせ、この黒人街と町の中心ピーチツリーを結ぶ路線。西側の終点、オリンピック公園まで、地下鉄なら2駅の距離だ。わざわざつくる必要もあるまい。

改札は車内で自分でする方式だが、絶対に切符買ってないだろと思しき乗客もいた。

近くの市場へ。電車では2駅だが歩いても10分かからない。

市場というよりフードコートに近いが、アメリカにしては手頃な価格でB級グルメが楽しめる。

立地を考えると、路面電車開通前は観光客が来るようなとろではなかったと思う。

これも路面電車とともに新たな観光名所になっているのだろう。

そのあとはオリンピック公園へ。

ピーチツリーセンターの地下鉄駅。

岩盤をくり抜いたのはわかるが、

そのままかい笑

夜はメジャーリーグ観戦。

アトランタブレーブスのスタジアムは、数年前、郊外のカンバーランドと言う街に移ってしまい、ダウンタウンからなんと2時間もかかった。