ロイターの記事より

「アルゼンチン、4カ月連続で財政黒字達成 経済相が見通し」という記事を見かけました。

2023年12月にミレイ政権が発足しましたが今どうなっているのでしょうか。

 

アルゼンチンは元々インフレに苦しんでいたわけですが、そのインフレを財政赤字のせいだと
頭のおかしな論調で人々を騙し、大統領に就任したミレイが
以前よりもさらにものすごい勢いでアルゼンチンを破壊しているようです。
 
通貨発行側が歳出削減により財政黒字を達成すれば、アルゼンチンから過去よりも仕事が消え、
失業者が溢れ、現物市場(非金融市場)からお金が消えます。
 
その結果が下です。(日本のアルゼンチン大使館が発表しているデータ)
 

(ア)自動車生産 (自動車生産者協会(ADEFA)発表)

  5月 6月 7月 8月
台数 53,282 53,522 49,254 63,455
前年比 14.8% 10.6% 11.9% 17.4%

 

  9月 10月 11月 12月 2023年計
台数 56,750 51,937 56,569 36,973 610,715
前年比 8.7% ▲0.9% 8.9% ▲0.4% 13.7%

 

  1月 2月 3月 4月 2024年計
台数 22,643 37,491 43,159 42,974 146,267
前年比 ▲16.7% ▲19.0% ▲29.4% ▲21.0% ▲22.6%

 

ミレイが就任した1月から10%を超える勢いで生産活動が鈍化しています。(3月は30%近く)

 

痛みを伴う改革(笑)どこかで聞いたフレーズを唱えているようですが

財政黒字を維持し続ける限り、永遠に生産力は落ちていくはずです。

(他国の需要を食わない限り落ちていきます。アルゼンチンの弱い産業では食えないでしょう)

ここに上げているデータは自動車だけですが、

他の産業もマイナス幅は違えどマイナスではないかと思います。

何しろ需要が破壊されていますから。

 

 

これが、日本の財務省の望む姿です。

洗脳された財務省は人員を全て入れ替えるしか改善方法は無いと思われます。

なおかつ、現状の財政法の変更。全てのイカレタ文書の破棄。

予算の総額を決める部署を正しい考え方を持った人員で別に設け、財務省は関与させないなど。

財務省を全て1から作り直すしかないように思えます。