ボーヌ所在のLouis Jadotに訪問してきました。
ブルゴーニュ大手メゾンでありながら、アメリカ資本にもなっている点で特徴があります。
ここは大手なので、予約をすればセラーを案内してもらえます。

畑はブルゴーニュ全域を所有していますので、その畑に近い場所で醸造できるようにするため、醸造所は3箇所、ブルゴーニュ内にあるそうです。
今回はその1つのボーヌにある醸造所ですね。

まず特徴的なのは、この醸造エリア。

上から光が注ぐ窓は、実は全開ができるようになっており、上から管を通して、下にある30個もあるタンクにブドウのジュースを注ぐらしいです。画像からも管が見えますが、すごい効率的にできています。



このため、実は村名のワインといえども、本当に村名であり、どこの畑出身のブドウだとかは、あまり厳密に管理していないそうです。

(もちろん例外はありますが基本的な態度として)


そして30個ほどのタンクなので少ないなと思ったら、それはボーヌ以外にも醸造所があるからです。とはいえ、シャンベルタンのタンクらしきものもありましたので、どうも近郊性だけではないようで、どういう基準で醸造所を配分しているのかはわかりませんでした。



次に訪れたのはセラー。樽が何個も整然と並ぶ様子は美麗、壮大です。フレンチオークの素晴らしい香りにも包まれます。



なお、セラーでは天井から絶えず水蒸気がでており、湿度、温度管理が完璧になされていました。


そして、樽に寝かせる期間は全てのワインについて、色ごとに画一的に決めているそうです。

例外はありますが、やはりこういうビジネスライクなところは大手メゾンと感じさせます。


ムルソーはムルソーで分けて保管されていました。整然です。



カメラが切れてここで撮影は終わりましたが、この後はテイスティングルームにて試飲。

今回はシャンボールMusigny の村名、プレミエ級3種類、Marsannay、Fixin, ボーヌ等のワインなど10種くらいテイスティングしました。なかなかお得ですね。


最後にブティックショップがあり、ワイナリー価格でボトルを購入できます。


大手メゾンは普段あまり行かないのですが、よい経験ができました。