飲んだ物:Cote de Beaune, Joseph Drouhin 2016 (partnering with Waitrose)

飲んだ場所:クリスマスディナー

 

 

イギリスが誇るスーパー、Waitroseが提携として選んだのが、Joseph Drouhin。やはり大手ワイナリーの中でも信頼が厚いのだろう。イギリスで見かけるブルゴーニュの大手メゾンは、Louis Jadot, Louis Latour, そしてJoseph Drouhinとなる。提携物を作っているのはJoseph Drouhinのみ。個人的にはBouchardやChampyも顔を見せてくれたらすごく嬉しいけど。

特に、メゾンChampyは晩餐会を11月に開いてくれるなど、観光にも積極的だ。

 

 

まだ日本にいたとき、そこまでワインを知らなかったから店員さんとよく話してワインを選んでいた。当時からブルゴーニュを気になっていたのだが、全然おいしくない。よし、じゃあセラーで寝かせてある高級ワイン飲んでまずいならブルゴーニュは自分に向いていないんだろう、判断してみよう。と思って、日本の有楽町のエノテカでPommard 村名クラス、セラー室からとってきてもらって飲んだことがある。値段は15000円くらいしたと思う。当時はまだ社会人なり立てだったし、結構な出費、たかがワインに・・・。

その感想は、土っぽい。今でも覚えているが、マジで土食べてるのかって感じの、鉄っぽい感じだった。当時の感想は、「ブルゴーニュ、高いだけやん・・・・」

 

それからイギリスに来て、初めて飲んだブルゴーニュがこれ。だって、値段がまず20ポンドくらい。Joseph Drouhinで、しかも村名クラス、まぁ要するにちゃんとしたクラス。

すごく嬉しくて、妻と二人で、お肉のパイ包と合わせて。

 

飲んだ感想は、優しくて、ベリー系と土のニュアンス、圧倒的な奥行、タンニンのあるフィニッシュ。これだ、思いをはせていたブルゴーニュは。

 

そんな当時から比べると、今やブルゴーニュのGrand cruはほぼ制覇したところまできてしまった。だから、今飲むとCote de Beaune, Joseph Drouhinにはまた違う印象を持つ。だけど、自分にとっては感動をくれた、よいワインの旅を始めるきっかけをくれた素晴らしいワインである。