久しぶりに新車を買いました。

青島文化教材社がスカイネットブランドで販売している1/12のバイクシリーズから、”Kawasaki GPZ900R”がリリースされましたので、これはもう購入です。

バリエーションは3種類。

黒×金、ライムグリーンと赤×灰。

もちろん全種購入しました。

自分と同じカラーを見てみます。

モデルは足回りが大幅に変更になったA7以降であり、更にカラーから2003年ファイナルエディションのA16(のはず)

具体的なカラーはファイアークラッカーレッド×メタリックグレーストーンでゴールドのラインが入ります。

このカラーは初代A1とほぼ同じですが、ゴールドラインがA1より太いのが違うところ。

で、このカラーは1998年A11から採用されますが、A12、A13とA16の内、タンクの”Kawasaki”ロゴが黒いのはA11~A13で、このモデルのようにシルバーはA16のみになります。(よってA16)

Amazonで販売されるのを知って予約を入れましたが、自分の乗っているGPZが今更モデル化されるとは思っていませんでした。

ギミックはステアリングとリアサスペンション可動。

台座が付属しディスプレーできますが、このように台座から外してサイドスタンドorセンタースタンドで自立可能です。

定価2700円とかなり安価な割に、プロポーションやデキは悪くないです。

が、細かく見るとだいぶ省略されているのは残念ですが、価格を考えれば仕方ないところですね。

と言うのも、同じスケールでかなり昔にリリースされたモデルですが、Wit'sでも同じくGPZ900Rが出ていまして、価格も高価でしたが実に細かいところまで再現されたモデルがあるからです。

これはWit's 1/12 GPz900Rで1983年のA1(欧州仕様)

北米仕様はサイドカバーのGPz900Rロゴの代わりに、”Ninja”が入るのと、リアフェンダーが短いタイプになります。

カラーは同じくファイアークラッカーレッド×メタリックグレーストーンです。

ヘアラインのゴールドが入り、A11以降にはカウルにもゴールドラインが入りますが、A1にはなし。

このモデルブレーキホースやワイヤー類が再現され、ステップ前後共可動し、リアサスペンションはちゃんとリンク動作(AOSHIMAのは可動しますがリンクではない)するのと、フロントフォークも可動します。

シリンダーヘッド&シリンダー部とクランクケースカバー類は前者は艶消し、後者は艶ありで塗分けされているのもGOOD。

左A16と右A1。

1984年初代A1から2003年ファイナルエディションA16まで、足掛け20年に渡るロングセラーで、毎年カラーの変更と仕様変更をされてきましたが、A10が1993年から1997年まで販売されたため、A1~A16になっている次第。

因みに自分はA10国内仕様の青×銀(A1と同じカラーパターン)に乗っていまして、その後A16で最後と知ってファイナルエディションに乗り換えたものです。

GPZはザックリA1~A6の前期とA7以降の後期に分けられますが、その違いは前期はフロントホイールが16インチ、後期は17インチになり、前期フロントフォークφ38+AVDS&エア加圧式、後期フロントフォークφ41AVDSの廃止。

ホイールのデザインとタイヤサイズも変更しています。

左A16、右A1。

A1の欧州仕様はリアフェンダーが長いです。

A16はマレーシア仕様しかないのです。

 

バリエーションのカラーも軽く見てみましょう。

エボニー×パールコスミックグレー。

ゴールドホイールとゴールドラインロゴもゴールドでJPSみたいなカラーです。

このカラーは1989年のA6と基本同じ。

モデルはA14かA15です。

A14とA15の違いは排出ガス浄化のためのKCAがA15から採用されたこと。

”キリン”モヒ仕様のためノーマルではありませんが、A6です。

左A14orA15、右A6。

カウルサイドの”Ninja”ロゴ(A14orA15)と”GPZ”がA6。

見え難いですが、A6はアンダーカウルに”900”ロゴも入ります。

因みに

アンダーカウルレス仕様もリリースされています。

3台目は

ライムグリーン×パールアルペンホワイト。

このカラーも1998年のA11にリリースされ、1999年A12と2001/2002年のA14orA15ですが、A16と同じくタンクの”Kawasaki”ロゴがシルバーなのはA14orA15になります。

過去ライムグリーンは1985年A2の南アフリカ仕様でリリースされていますが、パターンが違います。

カラーのライムグリーンは同じですが、白はポーラホワイト。

北米仕様と同じくサイドカバーは”GPz900R”の代わりに”Ninja”になっており、リアフェンダーは短いタイプ、カウルのサイドにリフレクターが付いています。

A11以降エボニー×パールコスミックグレー以外のカラーのパターンは同じですが、A1~A8は違うパターンでA9とA10がA1と同じカラー、パターンになります。

 

A1、A2とA6のモデルは全てWit'sのものですが、細かいところまで再現されており見ごたえ十分。

フロントフォークのコーションラベルはAVDSのラベル。

ブレーキホースやスピードメーターのケーブル。

ディスクブレーキの質感と穴(AOSHIMAの方も穴は開いている)

アンダーカウルレスのモヒ仕様ではブラケットもキッチリ再現。

 

さて、細かいところですがパッケージに書かれている”GPz900R”には少し違和感。

(一番先頭の写真参照)

Zが小文字になっているのはA1とA2のみ。

A3以降は”GPZ900R"と表記しています。

(A6)

今回モデル化されているのはA14~A16なので、”GPZ900R”の表記が正しい(と思います)。

 

最後は1/1と1/12を並べて?

 

 

ミニカーとして見ると大きいですが、1/1と比べると当たり前に小さい。

 

このご時世ですのであまり遠くに行けないですが、久しぶりにGPZで出動。

MTやCBの後に乗るとかなりきついですが、これが一番付き合い長いのでそれ程きつく感じませんでした。

ただ基本設計の古いバイクですので、色々取り回しや操作系が重いですが、それでも乗りやすいバイクと改めて感じました。