HONDA・INDIAが製造販売しているCB160R HORNET SEです。
HONDAブランドですが日本では正規販売していないので、輸入車/外車になります。
自分がこのバイクに興味を持ったきっかけは、同じインドホンダが作っているバイクにNAVI110と言うのがあって、これが新車16万円でしかもAmazonで購入できると言う記事を見たことから始まります。
このNAVI110のデザインはちょっとGROMに似た感じの中身はスクーターでロードバイク風デザインを与えたユニークなバイクです。
検索時期によって扱いがあったりなかったりしますが、この他インドや中国産の125cc以下のバイクがAmazonから購入可能でして、例えばYAMAHA YBR 125やSUZUKI GN 125などは20万円前後で購入できます。
それらのバイクは日本では正規輸入していないため輸入車/外車になるのですが、調べてみるとこうした日本のメーカー名を冠した輸入外車が少量ですが売られていることを知りました。
こうしたバイクはイエローハット系のSOXやはとやと言ったバイク屋さんが独自に輸入して販売しているのですが、そもそもNAVI110を検索しているうちに自分のPCにバイクの広告が表示されるようになり、その内の1台にCB160R HORNET SEが出て来たのです。
新車の乗り出し価格(整備・保険・登録込み)で約30万円のプライス。
少し興味が出てきて見てみたら結構良い感じのデザイン。
でも160ccなら同じ普通二輪の250ccの方が良さそうだし、高速を走らないのなら原付二種の125cc以下で良い。
中途半端な排気量だから買う気はあまりなかったのですが、でも気になる。
その後グーバイクで検索したら18台出てきて、内1台だけ中古車(残りは新車販売)がありました。
走行距離が比較的少なめだし価格も新車よりは当然安い。
色々問い合わせて多少傷がありそうだったので実車を見ることにし、実際立ちごけ?によるレバーやハンドルエンドに傷が入っている程度で多少錆等もあったのですが決めてきました。
社外マフラーが付いていてセンタースタンドも外されていたので最初は(ノーマルマフラーとセンタースタンドあり)ノーマルに戻してもらおうと考えていましたが、パーツは送ってもらうことにしてそのままにして、ETCを付けてもらいました。
そのため若干高くなりましたが、少し値引きもあってまぁまぁの金額でしたね。
はじめ見積もってもらったときは陸送を考えていましたが、取りに行くことにしたので昨日行ってきました。

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スラントしたライトなど、今風のデザイン。

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色はガンメタ×オレンジ。
バリエーションとしてはオレンジの部分がグリーンのモデルもあります。
他年式?で外装が赤や黒でサイドカバーシルバーだったりするのもあるようですが、今はこのカラーのようですね。
タイヤはフロント100/80-17、リアは140/70-17で排気量にしては太いタイヤです。(250ccクラス標準的なものでしょうか?)
マフラーは社外品でウイルズウインのもの。

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このCB160R HORNET用のパーツなんて皆無なのですが、前オーナーさんがどうやって入手したのかは不明?
因みにノーマルはこんなマフラーが付いています。

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(はとやホームページから)
黒塗りで短めの少し変わった形のもの。
デザイン的には車体に合っている気がしますので、ノーマルに戻そうとも考えましたが、パーツは残っているし送ってもらうので後でも戻すことは可能なのでそのままに。

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前後ディスクはペータルのシングル。
リアとのコンビブレーキによって、ブレーキペダル操作で前輪にも制動力を分配するとか。
ブレーキはニッシンのフロントが方押し3パッド、リアはシングルパッドです。

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セル始動ですがキックも付いています!
今時珍しい。
キックやってみました。
一応できました。
これでバッテリーがやばくても始動できます(笑)

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フューエルインジェクションではなく、キャブ車です。
(これも今時・・・・)
そのためチョークレバーあり。

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キャブ車なのでガソリンON/OFF付き。
国内仕様だとONとRES表記ですがこれはアイコンです。
因みに下側のコップに満タンがON位置、上側のコップに少量の表記がリザーブです。
レバーを水平位置にするとFOFFですね。
ちらりと見えるフレームカバーはカーボン調。

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ガソリンタンクは樹脂カバーで覆われていてシュラウド一体型。
上面もカーボン調になっています。
容量が12ℓ入るので、航続距離は結構ありそう。
このバイクが輸入車らしい部分は、左側にライトON/OFFスイッチがあるところ。
国内だと常時点灯が当たり前ですからね。
殆んどのSW類が左に集中していて、右側はセルのみ。
キルスイッチもハザードもありません。
メーターはデジタルメーター。
これは人生初です(車も含め)

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バックライトはオレンジで、タコ・スピードはもちろん、ガソリン残量、ODD、ツイントリップと時計が付きます。
一般的な表示内容だと思いますが、これまで所有したバイクには時計がなかったので些細なことですが凄くうれしい。
何せこれまで腕時計を見ていたし、暗闇だと時間の確認ができませんでしたから。
パネル自体は小さいですが、見やすいです。

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ヘッドライトは12V 35W/35Wでライトの上側左右がポジションランプ。
ウインカーはクリアータイプでバルブがオレンジ。

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前オーナーの好みでポジションランプのみ青のLEDに変えてありました。

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テールランプは” X ”形状のLED。
このテールはカッコイイです。

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前オーナーの好みと言えばフロント/リアタイヤを照らす青いLEDが追加になっていること。
奇麗ですけどね。

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アシストグリップも今風ですね。
シート下にスペースがありましたので、アンテナ別体のETCを入れてもらいました。

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チェンジペダルは安っぽいかなぁ?

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一応ホンダ車なのでウイングマークも付きます。

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ホンダにはCB150Rなんて言うのもありますが、あちらはCB1000R、650R、250R、125R系のデザインを受け継ぐ正統な?バイク。(150Rは国内仕様ありませんが)
このCB160R HORNETはインドホンダ独自のモデルで、” HORNET(ホーネット) ” なんてかつて国内仕様にあった250cc 4気筒を思い出しますが、全く別物ですね。

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キーは2本ありますが、メインとスペアでは仕上げが違いますね。

高速道路を中心に約270km程度走ってきました。
4サイクル空冷OHC 160ccエンジンで11.22kwですから約15psくらいでしょうか?
でも意外に走ります。
80~90km/hくらいの速度がせいぜいですが問題ないですし、追い抜きも結構できました。
パンチはないですがストップ&ゴーでもするするっと走ってくれて、必要最低限のパワーは持っています。
ポジションが楽ちんなのは良いですけど、少しお尻が痛くなりました。
足短めの自分には足つきは悪かったです。
公表されていないようですが、ネットで調べるとシート高79cmのようですがキツイです。
(GPZ900Rも確か同じくらいですが、ベタ足ではないものの、かなり足つきは良い)
シート形状なのか、分かりませんが結構高く感じます。
車体は軽いから良いですけど。
問題は5~6年バイクに跨っていなかった・・・と言うよりも歳のせいか、脚が上がらなくなってしまい跨る時にシートにぶつかってしまいました(笑)
降りる時も降りづらいので、ステップに乗って乗り降りしています。
壊すと国内のホンダではパーツの取り扱いはないので、輸入販売元にお願いして取り寄せ(船便)なるので、パーツが取れないことはなさそうですが、時間がかかります。
だから壊さないように慎重に乗りたいです。
因みにスズキにはやはりインド産のジクサー150ccがあり、しかも国内仕様も発売されていてインド産は平行輸入としてこのCBと同じ位の価格で販売されています。
国内仕様は少し高くなっていて、インド向けとの違いはフューエルインジェクションの有無とリアブレーキがディスクかドラムかの違い。
ただインド向け仕様でも国内仕様があるため、部品の供給は良さそうですね。(パーツは共通でしょうから)
ジクサーはデザインや構成がCBに似ています。
ギアポジションも付いているし、部品供給の面で考えてもCBより良いのですが、食指が動かない。
一応ジクサーとも比較検討しましたが、装備やアフターが良くても、最後はデザインかなぁ?

まだGPZ900Rも持っているのですが、車検切れのまま置いてあるだけ。
いづれ復活させたいですが、いつになるやら。

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デザインは今風のバイク。
エンジン等中身はオールドバイク。
軽快で乗りやすいし、とにかくデザインが気に入って買ったバイクです。
ただCBも買ったものの、乗る機会はあまりない。
その内に時間を作ってツーリングには行きたいですね。