
Furuta STAR TREK FEDERATION SHIPS & ALIEN SHIPS COLLECTION α シリーズより、Mr. SPOCK (ミスター・スポック)です。

本シリーズは全5種類あり、このスポックはその一つ。
またこのシリーズとは別に、β シリーズもあります。
Furutaは以前にも別シリーズでスタートレックのフィギュアを製品化していますが、なかなかレアなアイテムが特徴です。
このαシリーズにも他社にはなかなか無いアイテムがあって、コレクター心をくすぐられますね。
またこのシリーズとは別に、β シリーズもあります。
Furutaは以前にも別シリーズでスタートレックのフィギュアを製品化していますが、なかなかレアなアイテムが特徴です。
このαシリーズにも他社にはなかなか無いアイテムがあって、コレクター心をくすぐられますね。
しかしFurutaは以前にも幾つか”スター・トレック”のフィギュアを出していましたが、人物はこれが始めてです。
なぜスポックだけ取り上げたのかは、不明ですが…。

箱の表からはもちろん中が分かりませんが、開封するとご覧の通りに袋に”α5”と印刷されていますので、袋の表から中が分かります。

セットの内容はこの通り。
頭と胸部に分割され、後はスタンドの部品です。

ミニブックが付属しています。
簡単ではありますが、大体のことが分かります。
簡単ではありますが、大体のことが分かります。

組立ててみました。
胸像になっています。

顔のアップです。
Mr. SPOCK を演じているのは LEONARD NIMOY (レナード・ニモイ)さんですが、その彼の特徴をよく捉えていると思います。
まぁ、かなり特徴のあるお顔ですし、綺麗に切り揃えた前髪や真っ直ぐな眉等どう見てもスポックにしか見えませんが。

上の写真は『POLAR LIGHTS 1/1000 U.S.S. ENTERPREISE NCC-1701 (無印)』のプラモにあったスポックの写真です。

やや右を向いた角度で撮って比較して見ますと、少し顔が長いでしょうか?
多分鼻の下が伸びているのが原因でしょう。

左を向いた状態です。

今度は右へ。
耳が少し大きいかもしれません。
また耳の裏側がくっついてしまっていますので、バルカン人の特徴である”尖がり耳”がやや表現しきれていないのが残念。

胸にあるワッペンです。
各部門毎にデザインが違っていて、真ん中にある先頭が長い”星”のデザインは指揮系乗組員の記章です。
またワッペンの形も船毎に違っていて、これはもちろんエンタープライズのもの。
スポックは副長兼科学仕官で、常に論理的に物事を考え、数々の危機を乗り越えて来ました。
解説書にもある通り、バルカン人大使の”サレク”と地球人の母”アマンダ”とのハーフ。
バルカン人は地球人の約3倍の力を持ち、寿命は約2倍。
その為23世紀に生まれましたが、24世紀にU.S.S. ENTERPRISE NCC-1701-D のジャン・リュック・ピカード艦長とも交流がありました。
バルカン人には特殊能力があり、『精神融合』と言う方法で自分と他人との意識を共有することができたり、バルカンピンチ(バルカンつかみ)と言われる業は、相手の首元を掴むことで一瞬に気絶させることができます。
またバルカン人は7年に1度”ポン・ファー”と言う発情期に入り、この時期は感情を抑えることができなくなります。
このことは TOS シーズン2 第34話 "Amok Time" 邦題「バルカン星人の秘密」で語られています。
地球人が初めて異星人とファースト・コンタクトを取ったのもバルカン人で、2063年4月5日 モンタナ州ボズマンでのこと。
これは1996年の劇場版「STAR TREK First Contact スタートレック ファースト・コンタクト」のエピソードです。
人類初のワープ飛行を成功させたことにより、たまたま太陽系を航行していたバルカン人の注意を引いたのが始まり。
公式にはこれが人類初のファースト・コンタクトとされていますが、ENTのトゥポル副指令によれば、それより以前に1957年10月4日に打ち上げられた人類初の人工衛星”スプートニク1号”の発射を調査しに来たバルカン船が事故によって地球に不時着し、その時の3人のバルカン人が非公式のファースト・コンタクトと語っています。
これは、ENT シーズン2 第28話 "Carbon Creek" 邦題「スプートニクの飛んだ夜に」のエピソード。
原題の"Carbon Creek" (カーボン・クリーク)とは、ペンシルヴァニア州カーボン・クリークと言う土地のことで、不時着したバルカン人が現れた場所です。
トゥポル副指令はスポックと同じバルカン人ですので、もちろん冗談は言いません。
ですが話を聞いていたアーチャー船長と、とりわけタッカー少佐は話を聞き終えても信じず、『かつがれた』と語っていました。
この回は特に事件が起こらない平和的な内容で、NX-01 ENTERPRISE の船内でアーチャー船長,トゥポル副指令,タッカー少佐の三人が会食中の話題で、トゥポル副指令がカーボン・クリークを訪れたことを知ったアーチャー船長が、その理由を尋ねた時のエピソードでした。
この時のバルカン人3人は、異星人とバレないように尖がった耳を隠し街の住人と接していましたが、交流を持ち親しくなった住人が炭鉱の落盤事故にあったのを助けたり、大学へ行く夢を持っていた貧乏な青年に学費を工面したり、正体がバレる危険を侵しながら人情的な一面を見せた印象深いものでした。
なおこの時のエピソードによれば、”マジックテープ”はバルカン人が持ち込んだ技術のようです。
話が前後しますが、映画「ファースト・コンタクト」には”ボーグ”と言う最強・最悪な敵が登場します。
ボーグは”スフィア”と言う宇宙船に乗って地球にやって来ますが、それを追ってきたU.S.S. ENTERPRISE NCC-1701-E により撃墜されました。
その後日談がやはりENT シーズン2 第49話 "Regeneration" 「覚醒する恐怖」に出て来るのですが、それについては別の機会に。
さて、スポックを演じたレナード・ニモイさんにより”バルカン星人”のキャラクターは造られたと言っても過言では無いと思いますが、特殊メイクとしては比較的簡単でありながら、その性格と共に非常に特徴ある異星人として広く認められていると思います。