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スタートレックの話題を一時中止して、今日公開の「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観てきましたので、ちょっとだけレビューしたいと思います。
 
宇宙戦艦ヤマトは説明の必要は無いと思いますが、謎の異星人「ガミラス」の攻撃により放射能に汚染された地球を救うべく、14万8千光年離れた「イスカンダル」まで放射能除去装置を取りに行き、帰還するお話です。
本実写版も基本ストーリーは同じではありますが、ヤマト乗組員のキャラクター設定には若干の変更が見られますし、敵キャラも最新SFと言った感じにリニューアルされていました。
とは言え、アニメにあった名場面は全体的に所々織り込まれいますし、どれも聞き覚えのある登場人物等々ヤマトファンにはたまらなかったのでは無いでしょうか。
私個人としては名場面故に、その場面場面には思い入れもあるので、「そうそう」って言う部分と「ちょっと違うなー」と思う部分がありました。
 
アニメの方は約半年に渡って放映されていたものを、上映時間2時間18分に凝縮されたせいか、テンポが速いと言うより、ポンポンポンと話が飛んで行くような印象で、何か物足りなさを感じてしまいました。
アニメの場合はイスカンダルに到着するまでに、様々な障害を乗り越えてやっと行き着けた感がありましたが、その航程には幾つか戦闘シーンはあったものの、イスカンダルまでの距離感が薄れていたのは残念。
またヤマトの持っている武器や機能の全てが出てこなかったのも、残念でした。
上映時間が長くなっても、もう少しじっくり描写してもらった方が良かったと思います。
 
さてヤマトと言うと、地球を飛び立った時のやや左に向いたアングルの時に、艦首の部分が強調され、「頭でっかち」なプロポーションでした。(横から見ると普通になっていますから、アニメならではの柔軟さですね)
丁度その部分に波動砲の発射口があるので、力強いイメージになっていましたが、実写版ではもちろんその様なことは無く、それが当然普通なのですが、少し迫力に欠けたかもしれません。
因みに放映当時バンダイから発売されていたヤマトのプラモデルには、デフォルメされたヤマトのキットが売られていて、斜め前から見た時の感じがアニメと同じように見えました。
しかし横から見たら当然変なプロポーションで、まるで「メガマウス」みたい。
斜め前から鑑賞限定のプラモデルでした。
 
1945年に沈没した戦艦大和を改造して、宇宙艦にしてしまうなんて考えられないですが、たいした活躍ができないまま沈没した大和を宇宙に飛ばしてしまうなんて、ロマンがありますね。