ご無沙汰しております。

ブログはあまり更新していませんが、バイクには乗っております。

 

1月の車検の帰り、セルが回らない事があったのですが、その続報です。

 

その後、何度か同じ症状が出ました。

セルボタンを押すと、左サイドカバーからカチッという音はするけどセルは回らない・・・。

 

症状が出た際に、何が原因なのかを探ってみました。

わかったことは

1、調子を崩した時は、セルとバッテリーを直結してもセルは回らない

2、セルモーターをドライバーの柄などで軽くコツコツと刺激すると復調する

 

つまり、

セルモーターがダメですよっていう事です。

 

・・・うわぁ、めんどくさい。

 

めんどくさくはあるのですが、出先でセルモーターがお亡くなりになると最悪なのでここは修理するしかありません。

 

カーボンブラシや各種Oリングを手配して作業スタート。

 

まず、思ったのですが、

ここからセルモーターを発掘するのかい・・・?

 

とはいえ、僕も機械屋のはしくれ。

工具はいろいろ持ってるぜ!面倒なことはせず、セルだけ外してやる!!

とあれこれ試したのですが、

結局10分後には無精せず周辺の部品を外した方が早いという事を思い知りました。

 

カムチェーンテンショナーとオルタネーターを外すとセルモーターはあっけなく取り外せます。

*カムチェーンテンショナーが純正の場合は多分触らなくてもセルモーターの脱着はできると思います。

 

 

そして、セルモーターを分解してみると、

写真ではわかりづらいのですが、カーボンブラシがすり減ってしまい、もはやばねで押し切れていません。

 

そういうことだと思って、新品のブラシは用意してあるぜ!と思ったのもつかの間、残念な事に気づきます。

全然形が違う・・・。(↑の写真は新品)

僕のGPZについていたセルモーターのカーボンブラシは2個、部品として取り寄せたものには4個ついています。

 

・・・まあ、形は違うけど、互換性があればいいやと思い、挑戦してみますが

全然だめ(やっぱりね)。

 

年式や仕向け地によってはセルモーターが違うという事を初めて知りました。

 

そして、ここまで来て何もせずに元に戻すのも嫌だな、と思っているところに天の助けが・・・!

 

 

ストックのエンジンがあるじゃん!!

↑いつかオーバーホールしてやろうと企んでいるストックの中古エンジン

 

いそいそとエンジンからはずして見ると、

僕のGPZについていたセルモーターと形が違う!

↑写真はストックエンジンのセルモーターです。

 

ここからは作業に没頭してしまったので写真を撮るのを忘れましたが、こちらはカーボンブラシが4個ついているタイプだった上に、そんなにすり減っていなかったので、カーボンブラシは再利用し、コミュテーター(軸のカーボンブラシが当たるところ)を軽くペーパーで磨いて組付けしました。

 

多分これで症状が改善されるはずですが、しばらくは様子見です。

 

 

 

ちなみに、ついでというわけではありませんが、タンクキャップを固定しているボルトがサビてかっこ悪かったので、ボルトを変えました。

 

BEFORE↓

 

AFTER↓

今度はステンレスにしてみました。

誰も気づいてくれないと思いますが、ちょっと雰囲気が変わっていい感じです。