いつも見ていただき、ありがとうございます。
前回、ブレーキの引きずりが解消されなかったので、今日はZXR750のキャリパーをオーバーホールして組み付けたいと思います。
作業場に向かう途中、2kmほど走ったら、何やらエンジンがボコボコいっています。
「ガス欠っぽいけど、ガソリン満タンだぞ・・・?」
と思い、路肩にバイクを寄せると勝手にエンジンが止まりました。
しばらくすると何事もなかったようにエンジンがかかったので、また少し走ると
ボボボボボ・・・、プスン。
・・・とりあえず作業場には到着。
GPZ900R(~A11)の純正キャリパーは同径4ポットのキャリパーです。
それに対して、ZXR750(H)は異径4ポットキャリパーです。
取り付けが同じなので、そのまま交換することができ、ブレーキパッドもそのまま使えます。
異径キャリパーの方が、パッドにかかる力が均一になるため、コントロールしやすく、パッドの片減りも防げる・・・とかいろいろあるようです←なんとなく理解しているだけなので理屈をしっかり説明できる自信はありません。
早速分解。
GPZのキャリパーのピストンはピストン本体とプラスチックの部品(ピストンの中に入っているやつ)が分離できるのですが、このピストンは一体になっているようですね。
ピストンプライヤーが使えないのでメンテナンスが面倒臭そう・・・。
この後、缶スプレーでつや消し黒に塗装し、組み付けたのですが、あいかわらず大慌てで作業をしているので、途中の写真はありません。
また、このタイミングでブレーキホースを純正に戻しました(ZZR1100とゼファーの格安中古純正ホースをオークションで落として組み合わせたものですが)。
なぜなら、この取り回しが好きだから、です。
今まではACTIVEのブレーキホースがついていいました。
黒いホースに金のスカートだったので、バイクには良くマッチしていたのですが、どうしてもマスターから1本で出て、アンダーブラケットで2本に別れる取り回しにしたかったんです←すっきりしてて好きなんです。
PLOTのSWAGELINE PROはそのようになっていますが、お高いので・・・。
そして、朝の不調の原因を探します。
といっても、ガソリンのタンクキャップ付近ではないかと当たりはつけていました。
タンクキャップを外してみて、空気孔(写真矢印)の通りをチェック。
タンクの方は(汚い以外は)問題なさそうです。
次はキャップの方です。
ちょっとわかりにくいですが、Aの穴から入った空気がBの弁(オレンジ色のゴム)を通ってCの穴から出てきます。
ガソリンが減った際にここから空気が入ってタンク内を大気圧を保ちます。
Aからエアを吹いてもCから出てこないので、これが原因のようです。
タンク内が負圧になるのでガソリンがキャブに落ちず、ガス欠症状が出ていました。
何度かエアを吹いていると、弁が動くようになったため、空気が出てくるようになりました。
正直、やって良いのかどうかわかりませんが、弁のところにシリコングリスを軽くさして、組み付けました←今のところ調子は良いです。
それから、近頃スロットルワイヤーの戻りが悪く、ひねった後に手を離すとヌル~っと戻って気持ち悪く感じていました。
グリップ側から地道にオイルを指して、タンクを持ち上げ、遊びや取り回しを微調整します。
シャキーンと戻るようになりました!
次に、ある程度スピードを出すと左ミラーが勝手にたたまれてくるので増し締め。
安い海外製の前期型レプリカミラーを買った自分が悪いのですが、なんでインチネジやねん!!
昔ハーレーを少しいじった時の工具が残っていたので、それで対応しました。
今回の作業では、ほとんど見た目は変わらないのですが、ブレーキのおかしな振動も消えて、スロットルも軽く、ミラーも動かないので快適になりました。
僕の感覚ではキャリパーの性能差は全く体感できません。カスタムとしては間違いなくパッドを変えた方が効果的なのですが、それでもいいのです。自己満足の世界ですから。





