今年は

夫が好きだったお雑煮も数の子も

全く用意しなかった。


超楽々な年初めだった。

犬達とゴロゴロして過ごしてる。


でも、キッチンに立って

洗い物をしている時、

ふと、あの日を思い出して

涙が止まらなくなった。


去年の4月。

放射線治療が終わって退院した夫。


その日、目を離した隙に

夫は1人で皿洗いをしてた。


当時、膠芽腫の影響で

右半分が見えなくなってた。


左半分は片付いていて、

右半分はそのままだった。

それを見て、

「やめて!しなくていいから、

私がするから」


と泣いてお願いした。

こんな体になってるのに、

手伝おうとする夫。


夫は

専業主婦で、なんでも家の事を 

1人でする私に

不満を言っていた。


「子供達に洗い物を手伝わせろ!」と。

子供達が高校生や大学生の頃から言っていた。

「勉強があるから、仕方ないじゃない」と

私は従わなかった。


でも、夫はそれを子ども達に示すために

自ら皿洗いをしてたんだと思う。


夫が亡くなってから

「お父さんがよく夢に出てくる」

と言ってる息子が、

昨日は、

「キッチンで洗い物や片付けをしている

親父を見た。」

って話してきた。


ちなみに私の夢に夫は登場しない。


夢に出てくるなら、

病気前の楽しい会話が出来る夫と

会いたい。


夫が大好きだったセブンのコーヒー、

私はカフェラテを買って

いつものように、

とりとめのない話をしながら

ドライブに行きたい。