今日はほぼ眠れず朝がきた。
うるう年なんだね。
元夫はぺーみたいに記念日やましてや他人の誕生日、年齢に詳しい、執着してる人だったからその毛があった私も拍車がかかり夫ほどではないが誕生日や記念日、時刻までにひっかかってしまう脳に相成った。
おそらく飯島直子は今日誕生日の筈。夫がそう言っていた。
くだらないことをいつまでも記憶する脳。
私はもうすぐ14冊目の日記帳になる。
キャンパスノートの7mm30行に変えてみたがあんまり使い勝手がかわらなかったので、6mm35行に戻した。
新しいノートになる時はすこし奮う。
だってどんな日常が待ち受けてるか判らない白紙、白線を眺めていると息があがってくる。
きっとたいしたことはない、愚痴の多い否、愚痴と嘆きの文字で覆い尽くされるか、最近は書けないことが多い。変わり映えのない日常だから文字数がすくないわけでもない。
薬が合ったのか、過眠症といえるほどねてる。
12時間くらいは寝てる。そしてたまに起きつづけてる。
ただ、この12時間の眠りというのが喩えるならば遠浅の海辺の砂浜にいて時々足首くらいまで波に浸る。
この浸る部分が睡眠で、ひたすら夢を見続けている。
奇想天外やら哀しみを掘りおこす夢やら夫の元へ帰って同じような暮らしをしている夢。
目が覚めても呼吸が不自由で、平静に戻るまで時間がかかる。
ノンレム睡眠なんてもんは皆無。
それでも自分に言い聞かせてる。
わたしはねてます。浅瀬で何度もめざめるがねています、と。
本当にバッキバキに不眠の時をゼロとしたら今の状態は53点くらい。
明日はカウンセリングと診察。
心理士の先生は私が唯一言葉を選ばずはなしができるひと。
二週間の間に激しい過食は2回半くらいした。
氷柱ララララララ。
今日は夕方内科受診する。仕方ない。
生きた結果だ。
血糖値もHbA1cも体重も悪化の一途でしょう。
生きた結果だ。八代亜紀、山本陽子、いかりや長介にはたたき出せない生きてる証の増減、なのだから。
意識はした日が多かった。
意識せず過食した日は脳停止で食べたのでこわい。
でも今日行かないと2月終わっちゃう。
今甘いカフェラテハーフアンドハーフ飲んでる。
もうダメですね。
お金がジャリ銭しかない。おろせばあるがおろさない。
今日はもし予定通り受診行ったら帰りに松屋でお持ち帰りしようかな。いかん。
ビビンバ作るために材料買ってた。
でもなんかワレに御褒美あげないと行かない気がする。
欲がないのつらい。食にしかない。
痩せてれば洋服とか靴とか、毛量があれば髪留めとか、性欲があるなら男に谷間でもだして色目使うとかあるが、欲が、欲がない。
桜がもうすぐ咲くだろう。
同居人と見に行くかじぶんひとりぼっちの弁当作って行くか、元親友からメールがあれば行くかどれかだろう。
ひとりがいい。
元同居人ともしょっちゅう会って奮い立つほどの会話はない。元親友はおそらく会わないしメールもしてこないだろう。
そういう天邪鬼というか、きまぐれな迷惑な女だからあてにしない。
弁当を作ろう。そしてちょっと暖かい日にお花見に出かけよう。
いちばん小さなビール缶2、3本買って、アルミの袋に入れてどこかへ行こう。
あちらにいた頃、夫が気まぐれで花見に行くと言い、断る選択はもちえないのでふたりでチャリをこいで、井の頭恩賜公園や馬事公苑に毎年行った。
赤信号でも平気で渡る夫に腹が立ち、恐れた。
青になって進むと振り返って私を睨みつけて『馬鹿野郎!自転車は車両だから渡っていいんだよ!死ねよ。』と。
わたしは必死でついて行った。
桜が満開で、笑い声や歓声や歌や恋人達が腕を組み笑顔でゆきすぎるなか、生き地獄だった。
夫はなにを以ってあれほど傍若無人に振る舞えたのだろう。
未完成どころか成りばかりの大人の分際で、過去に執着し、家庭という舟をたびたび転覆させかけて、わたしのような毒にも薬にもならない最高の同居人に見捨てられた。
夫の最後の薬をすべて作り終えて、鍵とチャリ鍵を置き、置き手紙をして家を出た。
あのひとは休日で定期受診日で帰ったら昼飯を食べに行くと言っていた。
ただし、その約束は風俗嬢の出勤日如何によって突発変更アリ。
怒ることも問うこともできない日々だった。