1980.12.08. 迄ビートルズ一色だった私の音楽人生に於いて、
違う色を差し込んでくるのはいつも兄だった。
KISS
QUEEN
LED ZEPPELIN
ABBA
桜田淳子
当時の私には相見えないアーティスト達だったが、
その中でLPの帯に記された「妖精」の文字に目が留まった。
※ 恐らく「水の中の妖精(COME ON OVER)」だったと思われる。
ジャケ写の雰囲気は大人びていて
おおよそ妖精の雰囲気ではなかった。
「ま、ま、聞いてみるか。」
と兄のものにも関わらず、
勝手に我が物顔で当ったり前のように針を落とした。
「声は確かに子供っぽいな。」
がファーストインプレッションだった。
今になって当時の印象をもう少し補足すると、
「少女っぽい地声、ハイの時に独特な艶(つや)があって、
歌唱力はコーラス出身のためレベルが高く、
※ クリフ・リチャードのバックコーラスで
ツアーを回った経験があり、
クリフ・リチャード一門(または元カノ)出身である。
当時は大物アーティストの一門に抜擢されて
ソロデビューというのはかなりメジャーな流れであった。
プリンス一門の バングルス、シーラ・E
エリック・クラプトン一門のシェリル・クロウ、
吉田 拓郎一門の浜田 省吾等々。
※ 因みに彼女のキャリアで最も低い音程は恐らく、
「Have You Never Been Mellow」
の I was と you の間の "Like" の箇所で、
「お化けが出るぞぉ~」
と子供を怖がらせる時のような発音は耳に残り易く、
身内からも評価が低かったのか
作曲担当もこれ以外にこの音程は使っていない。
(声を)張ってロングトーンでのビブラートが得意。
本人にとっても自信があったスキルと思われる。
声の出し初めにハスキーヴォイスを絡めることが出来る。
ファルセット(裏声)でも音の強さが極端に落ちず=か細くならず 聴き手に届く。
"T" の発音に独特の”ツっ”と聴こえる余韻が残る。
※ 同様に、"CE" の発音で”スっ”と聴こえる
余韻を駆使していたのは、A-Ha のモートン・ハケットである。」
といったところだった。
聴き易い=耳心地が良い 楽曲が多かったので
かなり何度も聞いていたら、違う魅力に気付いた。
「囁(ささや)きヴォイス」である。
この「妖精」というより「小悪魔」の要素に
ハマるファンも相当数いたことだろう。
【ここから容姿について話します。嫌悪される方はスルーして下さい。】
容姿に触れることは昨今タブー視されるが、
当時の事実を伝えるためと御容赦頂き、
不快に思う方はこのブロックは読み飛ばして頂きたい。
1974年頃頬の上部が少しふっくらしていたが、
1976年のジャパンツアーの頃には頬がスッキリして
日本での人気も最盛期を迎えていたと思われる。
歯並びが異常に良く笑顔も売りにして
機会を増やしているのかと思いきや、
様々なインタビューやMCでも
話しながら笑い出す習慣のようで、
ほぼセンテンス毎(ごと)にジョークを差し込んで
話しているように感じた。
「成る程、この人は作ってるのではなく、
根っから明るいんだ。」
と腑に落ち、また人柄として好印象に転じた次第である。
カレン・カーペンター(カーペンターズ)と仲が良いと共に
体型を憧れられていたという逸話もある。
1980年デビューの松田聖子の
「聖子ちゃんカット」と呼ばれるヘアスタイルは
日本全土で一世を風靡したが、
あれは1976年頃の彼女を真似たものだと今尚思っている。
彼女もまた、1980年デビューのシーナ・イーストン
を意識したか髪型がそっくりな時期がある。
※ 「007 ユア アイズ オンリー」では
主題歌シーンにシーナ・イーストン本人が
007シリーズとしては初めて起用され、
記者から理由を問われた制作サイドが、
「容姿が良かったから。」
と気持ちいいくらい単純明快な回答だったことに、
驚くと共に強いインパクトを受け
忘れることが出来ない逸話となっている。
1978年「A Little More Love」~1980年「Magic」辺りは
イメチェンを図ったか、
イケてる女の雰囲気を前面に押し出したキャラに転向し、
ヘアスタイルは私観の域を出ないが、ダイアナカットであった。
【ここで容姿の話は終わります。】
また、78年は彼女の女優史史上最大のイベントとなった
「グリース」
の存在が私の中で今尚輝き続けている。
30歳で高校生役って・・・もはや「ごっこ」である。
エンディング前の楽曲
「You're The One That I Want」
は彼女の楽曲の中で私のベスト2なのだ。
勿論映画の内容とも相まっての効果があろうかと思うが、
※ も〜っ、映画内で起きる大問題の平和なこと平和なこと。
ケネス・ブラナーの「から騒ぎ(Much Ado About Nothing)」
でも思ったが、自身の現実社会に於ける深刻さから
逃避させてくれる世界観、
こうした映画は精神安定剤として
大きく社会に貢献しているといえよう。
無力な私だが、ウクライナの方々にも早くこうした映画を
心置きなく観れる日が訪れるのを祈るばかりである。
「The one that I want (You're the one that I want) Hu Hu Hu」
のパートメロディーはヨーデルを彷彿させ
まさにアメリカン!ノー天気、爽快感!!
絶対に我々日本人では思いつかない出来だ、
今だこの楽曲は私の中で色褪せていない。
しかも未だに上手く歌詞の譜割りが出来ず流暢に歌えない。
「ザワザラウォン(ユアーザワザウォン)」
とベッタベタの日本語表記して発音するしか
ろれつがついていかない。
晩年のライブでもステージ用アレンジをして
ミュージカル風にトラボルタをゲストに魅せていたのが
今となっては涙ものである。
1980年「ザナドゥ」をはじめとする
一連のELO(Electric Light Orchestra)コラボは、
奥田 民生と一門のパフィに大きく影響したと思う。
「アジアの純真」は
「All Over The World」
の世界観や楽曲コンセプト、ワード選択に至る迄
相当量の「モチーフ」による楽曲と思われる。
ビートルズ好きとして奥田 民生は定評があり、
ビートルズ好きは私を含め
「ティアズ フォー フィアーズ」
「オアシス」
「ELO」を嫌う者が殆どいないのである。
他への影響は大きかったものの、
自身の方向性には合わなかったとみえ、
彼女がこの楽曲傾向に傾倒することはなかった。
特筆すべきは、恐ろしくマイナーな映画で
「TOOMORROW」(1970年)があるのだが、
何となく同じようなSFタッチで創られていることである。
ヒットしたら再リリースつもりだったが
コケたので今尚マイナーなまま、の可能性が捨てきれない。
さて、その後どこへ向かうのかと思ったら、
1981年「Physical」
であったところで
「最早彼女自身を捨てたな。」
と思ってしまい、私の中で彼女のキャリアは
1980年「Suspended In Time」で終わってしまった。
私が選ぶベストは・・・
If Not For You
Let Me Be There
If You Love Me (Let Me Know)
Have You Never Been Mellow
Please Mr. Please
Something Better To Do
Let It Shine
Come On Over
Don't Stop Believin’
You're The One That I Want
Xanadu
Suspended In Time
である。このくらいベストがあると、
彼女のオムニバスだけで聴き続けられる。
楽曲編成もロック志向の構成では殆どみられない、
1番、2番、終わり、
と短めでくどくなく、親交のあったミュジシャンも
カーペンターズ、ビージーズと稀代のメロディーメーカー、
自ずと聴き易い=無理のない コード進行の楽曲が
(当時は)多い。また、歌詞乗りが良く、
and If You THin kI neeju, come on oH ~ oh oh ver
アンディッ、フューッ、シンカイニージュー、カモンノォーォォバ、
(Come On Over)
If you know wow what I mean
イフュノォーウォワッタァミーン
I don't ever waanna heear tha(t) son gagain
アドンエーバウォナァヒーザッソンガゲーン
(Please Mr. Please)
※ 殆ど英語が分からなかったため、
「Don't play B-17」のところを
「17歳で抱き合ったりしちゃダメよ。」
と言っているお堅いお嬢の歌だと思っていた。
All I ask you uh uh uh uh is let me be there
オラィアスキューウウウウ、ィ(小さい)ズレミビゼ~エ~
(Let Me Be There)
Have you never been happy ie
ヒャビュネバビーンヒャッピー
just to hear your so oh oh ng ?
ジャストゥヒヨ(又は”ヤ”)ソオオン(小さい”グ”)
Have you never let someone nelse be stroooong ?
ヒャビュネバレサムワ(小さい”ン”)ネルズビィストロ~ン(小さい)グ
(Have You Never Been Mellow)
Shine o~n meeeeE (Shine on me) let it shine (In Harmony)
シャノ~ンミィ~レリシャァ~ィ(小さい)ン
(Let It Shine)
mmm (Couldn't sing) days whEn ! nobody wants to know you
(歌詞を覚えておらずここはハミングで)
(小さい)フンX3、デイズゥエン!ノバディワンットゥノゥ~ユゥゥゥ~
mmm (Couldn't sing) smiles kIp ! (I've thought that "smile'n skip !") falling on stony ground
(小さい)フンX3、スマイルスキッ(小さい)プ!フォリングォンストーォニィ~グラ~ン(小さい)ドゥ(以前はスマイル&スキップだと思っていました。)
Don't sTop ! bElIEvin
ドンストッ(小さい)プ!ビイ~リィ~ビ~(小さい)ン
Don't sTop ! bElIEvin
ドンストッ(小さい)プ!ビイ~リィ~ビ~(小さい)ン
Don't sTop ! bElIEvin
ドンストッ(小さい)プ!ビイ~リィ~ビ~(小さい)ン
you'll get by ha ha ha ~ ah ah ah
ユゲッバ~ハハハ~アアア
Bad days bad days'll hurry by (days whEn ! and endless)
ビャッデイ(小さい)ズバディズハ~リ~バ~ィ
(Don't Stop Believin)
この辺りは何年経っても歌えるのが「歌力」だとつくづく思う。
彼女のキャリアで最も悲劇だと思うのは、
数々の大物とデュエットしたにもかかわらず、
ほぼ全員が彼女の声と融合しなかったことである。
或る意味彼女の声が「唯一無二」であったことの
証明かもしれないが。
※ ソロ前のクリフ・リチャードだけは
彼用にコーラス採用したので、
当然融合したハーモニーとして聴ける。
これが原因か否かは不明だが、
遺産として残っているスマッシュヒットのデュエット曲が無い。
2021.10.14. のインスタグラムでこう語りつつ・・・
やはりいつも通り笑い出した。
I want to thank all of you.
皆さんにお礼がしたいの。
All of you incredible people who sent me birthday wishes, and who have been supporting me through many years and coming to my shows,
誕生日のお祝いを下さったり(Her's birthday is 26th Sep.)、
何年も応援して下さったり、ショーに来て下さった
信じられない程多くの方々、
I really wish I could thank you all personally but I don't think I have enough years, Ah ha ha ha ha.
一人一人全員に心からお礼がしたいのだけど、
私にはそんなに時間が残されていないと思うの、
(なんちゃって~的に)あ、ははははっ!
勿論最後はちゃんとした締めの言葉を言っているが、
自分のことで深刻な雰囲気になって欲しくない、
という強い意思が感じられとても切ないメッセージとなった。
ノーベル賞受賞者やシンガーの一族として生まれ、
生まれたイギリス、
アイデンティティを培ったオーストラリアでは勿論のこと、
国交の懸け橋となったことに対し、
日本からも勲章が贈られている。
1975年 グラミー賞受賞(その他カテゴリー別で複数回受賞)
最後迄エンターテイナーだった彼女の意思を尊重し、
「妖精は舞い降り、そしてフッと消えた」
とだけ記しておきたい。
I hope you smile and flourish in another world.
2022.08.08.
彼女の作品を聴き込む中で初めて気付いた
世界最高の囁きソングを・・・
I Honestly Love You ~Olivia Newton-John~
https://www.bing.com/videos/search?q=I+honesty+love+you+1976&ru=%2fvideos%2fsearch%3fq%3dI%2bhonesty%2blove%2byou%2b1976%26go%3d%25E6%25A4%259C%25E7%25B4%25A2%26qs%3dds%26form%3dQBVDMH&view=detail&mid=708630747FE2DA8BDC07708630747FE2DA8BDC07&&FORM=VDRVSR
※ 歌いだしの「Maybe I」はカウントがとりにくかったようで、
ジャストで入ったライブが殆ど無く若干「うん?」と思うが、
「I love You・・・I Honestly love you・・・」
と青く澄んだ目で言われると、
いつもすっかり忘れてしまう・・・
2022.08.12.(Fri.)