私が尊敬する消費生活評論家岩田昭男先生の新著、「信用偏差値」のあらすじを別ブログにアップ しました。


「信用偏差値」―あなたを格付けする (文春新書)/岩田 昭男

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岩田先生のもう一冊の近著の「信用力格差社会」のあらすじは 以前紹介しましたが、2009年6月の改正貸金業法の第2次施行により、「指定信用情報機関」制度がスタートすると、全国民の借り入れ情報は全金融機関に公開されます。



「信用力」格差社会―カードでわかるあなたの“経済偏差値”/岩田 昭男

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住宅ローンとか車のローンとか担保があるローンは除外されますが、あなたがどの銀行で消費者ローンをどれだけ借りているか、どこのクレジットカードがあり、カードローンはどれだけか、どこの消費者金融で借り入れがあるかといった情報を、すべての金融機関が共同利用することになります。


たとえば「他は借り入れゼロです」と言ってローンを申し込んでも、金融機関であなたの借り入れ情報を共同利用していますので、すぐに「アコムとプロミスで借り入れがありますね」とかいった形で、わかってしまうことになります。


「なんで他での借入額を知っているのだ?個人情報の漏えいじゃないか?」とか言ってもはじまりません。ちゃんと「共同利用する」と金融機関は告知しており、それにこれは法律=改正貸金業法で決まったことなのです。


改正貸金業法の概要はホームページで公開されていますが 、あなたの借り入れ情報を全金融機関に公開することで、結果的にあなたが年収の1/3以上超える借り入れができないように、全金融機関に「返済能力を超えた貸付」を禁止しているのです。


この制度はもう今年の6月からスタートします。


こんな時代になると自分の信用偏差値=クレジットスコアは、自分で守る必要があります。


その人にあった2枚のクレジットカードを使いこなすことなど、そんな時代の生き抜き方を岩田先生が指南していて参考になりますので、是非この本を手にとってみてください。