公共図書館から消えていく戦前の図書: ケペル先生のブログ
 
http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/114668/111590/64465695
 
 
図書の電子化がすすむ現在、公共図書館の現場でも大きな変化がみられる。資料の電子化をすすめるグループはこれまでの紙媒体が図書館書庫のスペースを大きくとることから、国立国会図書館にあればよしとして、各館での資料保存を無益と考える意見が巾をきかせている。これは国立国会図書館や府県立などの大図書館では資料の保存機能が使命の一つとして位置づけられているが、中小の公共図書館では書庫スペースの効率化を図るうえからも、資料の廃棄が急激なスピードですすめられているのである。書庫の廃棄というのは一般市民にはあまり表面にあらわれないだけに問題として顕在化するケースは少ない。「うちの図書館には保存的機能はない」と公言してはばからない館長もいる。だが図書館法第2条には「保存」という二語がはっきりと明文化されている。もちろん電子化の恩恵を受けるのは、地域の小さな図書館でも端末で過去の貴重な資料を閲覧できることにあり、電子化が有益であることは言うまでもない。問題はそのような光の部分ではなく、急激に紙の貴重な図書が地方の図書館から消滅しているという影の面である。30万冊の蔵書規模の図書館では
毎年1万冊ぐらいの本は紙が劣化したわけでもなく、電子化を理由に廃棄されている。とくに戦前の図書、永年保存扱いになっていた雑誌(逐次刊行物)などがスペースをとるためターゲットになりやすい。もちろん専門性の高い司書が責任をもって管理していればそのような問題は起こらないのであるが、専門職制度の弱い図書館では市役所から配属された図書館経験の浅い職員が実務を担当するケースも多いのが現実である。市民の貴重な知的文化財であるという意識は希薄である。電子化がすすんでも図書館がこれまでの紙の図書の保存という役割を放棄すべきでないと考える。
(2010/09/12)
 
(以上、古い記事を断りも無しに転載させて頂きました。)





 
最近、宮崎の県立図書館から、タイトルに「大東亜戦争」の文字を含む書籍が、数冊一度に消えたのが気になって、検索して見つけた記事である。
 
図書館だから当然、貸出中かも知れないのだが、どうも気になる。
 
 
 
 
 

 
原発事故由来セシウム濃度 東京湾じわり上昇
 
http://gxc.google.com/gwt/x?client=ms-kddi_blended-jp&u=http%3A%2F%2Fwww.tokyo-np.co.jp/s/article/2012030290070441.html&wsi=5d99e3e9718a7077&ei=R6FQT5iTOojZkAXl16X-Dg&wsc=tb
 
 
 福島第一原発事故による影響で、東京湾の荒川河口付近の海底で放射性セシウムの濃度が上昇していることが近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)の調査で分かった。国は現時点で東京湾で調査を行っておらず、山崎教授は「今まさに原発事故由来の放射性物質が、首都圏の放射能濃度の高い地域を流れる河川から東京湾に届いたところ。今後の推移を見守るため、国による継続的な調査が必要だ」と指摘する。 
 
 山崎教授は昨年八月以降、湾内の三十六カ所で海底の泥に含まれる放射性セシウム134と137の濃度(一キログラム当たり)を測定している。
 
 このうち、荒川河口の若洲海浜公園近くの地点では、泥の表面から深さ五センチの平均濃度が八月に三〇八ベクレル、十月に四七六ベクレル、十二月に五一一ベクレルと上昇。ほかの多くの地点でも濃度は上がる傾向で、湾の中央より河口付近で比較的高い数値が測定されたという。
 
 ただ、いずれの地点も一〇〇〇ベクレル以下で、国がそのまま埋め立てできるとする基準の八〇〇〇ベクレルを大きく下回っている。
 
 山崎教授は、核実験が盛んだった一九六〇年代に、河川から琵琶湖に流入したセシウムの研究データから、地形が似る東京湾へのセシウム流入のピークを一、二年後とみる。「半減期三十年のセシウム137はとどまるものの、半減期が二年の134は急速に減っていくため、今後、濃度が著しく上昇することは考えにくい」とする。
 河口付近の四地点では、約一メートルのアクリル製の筒を使って、泥のどの深さまで134が含まれているかを測定した。その結果、最も深い場所では二十四~二十六センチで検出された。
 
 東京湾の河口付近の海底では泥が堆積するスピードは年間一、二センチ程度といい、「泥の中を動き回る底生生物によって運ばれた可能性がある。このまま放射性セシウムが河口付近の泥の中に深く潜ってくれれば、湾全体への拡散が抑えられるだろう」と話した。
 
 山崎教授は東京湾で採取した魚介類の濃度も測定。検出限界値以下か多くても一〇ベクレル以下で、「このまま推移すれば全く問題のない数値だ」と指摘する。
 
 東京湾は湾口が狭く、外洋からの海水が流れ込みにくいため、閉鎖性の高い水域とされる。国は二月十七日から、東京湾に流れ込む荒川で放射性物質濃度の測定を始めており、四月以降、湾内の海水や海底の泥などの本格的な調査を始める。
(東京新聞:2012年3月2日 07時04分)





吉川美代子(TBS解説委員)曰く
「東京湾の調査をしたのが、なんで近畿大学の先生っていうのも…、
 
東京の大学の先生に、なんでやって頂けなかったのかな…。(朝ズバッ2012年3月2日)」


・ 
勿論、東大のみを指して東京の大学と言うつもりはないが、東電と東京の大学の癒着は、まだまだ健在ということなのかな…。
 
 
 
 
 


 
私の身内は、おかげさまで無事退院致しました。

 
当人が退院してすぐに体を動かすことが出来る程度だったため、結局大したことはできなかった家事を離れる事ができました。
 
一応、ご報告まで。