『たかじんのそこまで言って委員会』
「今の教育はこのままで委員会
熱血先生たちによる
教育論プレゼンショー
子供たちの
未来を考えるSP」
子供相談室より
質問
「東北の野菜とか牛肉を食べたら僕らはどうなるのか?」
武田邦彦:勿論、健康を害しますから、できるだけ捨ててもらいたいです。
これ、決まってます。仕方がないです。
今生産するのが間違ってる。綺麗になってから生産しないと。
(例えば)畑に青酸カリが撒かれたと。青酸カリをのけてから植えて下さい。これは順序。
仕方ないですよ、ね。
撒かれたのは撒かれた、こんな事をいくら言っても仕方がない。
もう、そんな事をグズグズ言わない方がいい。
たかじん:東北言うたって広いからね。そうでしょう。
辛坊:武田さん大雑把な。東北ちゅうたって、北は青森から福島、福島も浜通りから会津まであるんですけども、どうでしょうか。
武田:ええ、私あの、仙台の北の大崎から朝、仙台空港から来ました。
大崎のすぐ北の一関(いちのせき)。ここには海を通ってね、放射性物質が落ちて、0,5マイクロシーベルトになりました。
まあ大変にね、悲しい現実なんですが、東北の人とか福島の人を助けるには、牛肉を食べるんじゃなくて、別の方法を断固として政府はとらなきゃいかん。
先ず国土を綺麗にしてから、除染をして綺麗にしてからね、取り組むっていう固い決意がないといけない。
外貨準備高なんかまだ増えてる。子供達が困ってるのに。
じゃあ家で言えばね、子供が病気してんのに親が病院に連れて行かないでケチにね、貯金してるようなもんですよ。
この時こそ貯金をはたけっちゅってるんですよ。
1500兆円も貯金があるんだから、日本の子供達とね、国土を助けるために、今こそ、子供達がこういう質問をしないようにして欲しいですね。
辛坊:実際に除染出来るのかどうなのか、除染するのにどのくらいお金がかかるのか、先生どう思われます。
武田:最大の見積もりで800兆円てこの前言われましたよテレビで。
「800兆円、先生どうするんですか。払えないじゃないですか。」
いや払えるじゃないですか、1500兆円あるんだから。
子供達を守るためと、日本国土を守るためには何が必要かって事がはっきりすれば。
もう原発もやる気は失いますよ。
今そこが中途半端になってて、子供達が被爆してもいいなんて言ってるから、結果としてまた原発やろうかなんて理論があって…。
原発をやるか日本のエネルギーが足りるかなんて話はね、一緒にしちゃいけないんですよ。総合教育じゃ駄目なの。
安全性と必要性は全く別ですね。
そういう事を論理的にきちっと考えなきゃ駄目なんだ。
だからこれは非常に問題です。
私はね、農家の方とか全力で救う必要があると思う。我々の同胞だから。
救うのはね、僕らが被爆する事じゃないですよ。
農家の方が一年休業しても大丈夫なように、ちゃんとやる。これは日本国のプライドとしてやりたい。
辛坊:先生、もう一回聞きますよ。
「東北の野菜とか牛肉を食べたら、僕らはどうなるの?」
武田:健康を壊します。
我々の全くの宝の、子供の健康を壊す事は絶対にやっちゃいけない。
今村克彦(元 京都府小学校教諭):ちょっと待って下さい。
この番組こんなん言うべきじゃ僕はないと思います。
あの、言われていることは、凄く極めて当たり前ですけど、あのね、やっぱりお偉いさん、現場行ってないから言える事であって、ほんまにお百姓さんが米を集めて来て、ナケナシの金でガイガーカウンター自分で買って、やってはる現場見てたら、そんな事は絶対言えない筈ですよ。
考え方としては合うてても、一番最初の言い方は、消すべきやと思います。
武田:ええとね、お百姓さんの命よりか子供達の命の方が大切だと私言ってるんです。
今村:いや、最初の言い方を言ってるんです。
武田:貴方ね…、
江川達也(漫画家・元 中学校数学教師):(今村に対して)感情論を優先して、日本は戦争に負けたんですよ…。
勝谷誠彦:戦争教育しないからそういう人が出て来るんだよ。
江川:そうなんだよ。
今村:違いまっせ。最初の言い方が…、
江川:言い方じゃなくて、内容が正しければ正しいんですよ。
今村:おかしいでしょう。東北のもんは食うなっていう言い方おかしい。
武田:いやそれは仕方ないですよ。
東京電力に文句言って下さい。私に文句言ってもしょうがないです。
今村:貴方ね、それがそのまま(テレビで)流れたら、1年や2年の子は、東北全体の物は食ったらアカンて思うんですよ。
武田:はい。それはね、領域をちゃんと決めて、子供に食べさせちゃいけない物は出荷しちゃいけないんですよ。
今全部混ぜて出荷してますから。
江川:あと重要なのは子供が影響高いから、東北の物は大人が食ってりゃいいんですよ。
武田:そうそう。僕なんか優先して食う。
江川:子供はね、凄い被害受けるんですよ。
今村:そういう風に乱暴に言う事がウリや言うのは分かりますけども…、
江川:医学的にそうなんですよ。
武田:ウリりでもなんでもない。
今村:ウリですやん。
一番最初の言い方は取り消すべきやと思う。
武田:いや、全然。
今村:言い方を言ってるんです。
武田:言い方も全然取り消しません。
正しいんだから。
子供達が被爆しちゃいけないんです。
今村:分かってますよ。
一番最初はそんな事言うてはりませんよ。
武田:言いましたよ。
今村:東北のもんは食うなて…、
武田:そうです。
今村:「東北のもんは食うな」って、これだけが摘まれて流れたら、どうするんですか。
武田:構いません。
勝谷:構わないんじゃない。
江川:子供は東北の物は食わない方がいいと思いますよ。
武田:子供は発言できないんですよ。
子供が発言できないって事は非常に大切なんですよ。
子供は発言できない。親が言う通りに従います。
だから子供が食べる物に対して甘くなるから…、
今村:じゃあ聞きますけど、東北地方の全ての物を、子供は食ったらアカンと…、
武田:アカン。
今村:食うべきじゃないと…、
江川:それぐらい思った方がいいと思います。
三宅:あのね、この武田邦彦っていう人は、元々原発推進論者だったんですよ。
宗旨替えして今やね、反戦??にとり憑かれてるから今ちょっとエキセントリックになってるんだけども。
学者の中にもいろいろ説があってね、例えば広島・長崎で直接的な熱風とか受けた人は即死ですからあれですけれどもね、微量の放射能を受けた人で、今でもご健在の人沢山居る訳ですよ。何万人も居る訳ですね。
だって、ラドン温泉とかラジウム温泉なんか行った事があるでしょう。あれは放射能を浴びに行ってるんだから。
だからね、「微量なものについてはそんなに神経質になるんじゃない」っていう説もある。
これについては武田学説が絶対的に正しいかどうか分かんないけどね、小さな子供については感受性が高いから、有害度が高いから、なるべく食べない方がいいに決まってる。
しかしもう、私なんかが食べたってね…、
江川:三宅先生がみんな食べたらいい。
(一同笑)
たかじん:東北地方は、そういう放射能入った牛とか野菜とかね、老人ホームと僕ら60才以上にね、チョット格安で分けてもろたらね、ホンマ食べますよ。
武田:あのね、僕は抵当問題言ってて、一年5ミリシーベルトの被爆以上は、成人男子でも労災扱いになるんですよ。つまり放射線で白血病になったという労災扱いになる。
それが一年5ミリシーベルトですよ。
今我々日本人は、一年で子供に20ミリシーベルトを浴びてもいいと言ってるんですよ。
それが私は極端だと言ってるだけで、一年5ミリシーベルト以下にするって言うんならね、僕は今三宅先生が言われたように、別にそんなに反論ないんだけど。
一年20ミリシーベルトは酷いじゃないかつってる訳ですね。
それから、食材の基準も一年5から20ミリシーベルトになっているので、給食を食べて、原発の近くの子供達は40ミリシーベルト浴びる訳です。
40ミリシーベルトっていうのは、一年間に胸のレントゲン800回ですからね。
ですから私は、一年に子供達に胸のレントゲン800回浴びせて、お百姓さんが可哀相だ、農業の人が可哀相だからって言い方はね、ちょっと極端だと言ってる訳ですね。
今村:違います。言い方を言ってるんですよ。
寺脇研(元 文部科学省審議官):先生おっしやった通りですね、昔の文部省だったら、もっと「危ない」って言って徹底してたと思うんですよ。
ところが、文部科学省になっちゃったもんだから、昔の科学技術庁が半分入っちゃってる訳ですよ。
それでその人達は「安全だ」って言う立場だから、非常にやっぱり文部科学省がね、本当に子供の事だけを考えてやれない状態にあるっていうのが今の状況ですね。
宮崎:怖い話だね、考えてみたら。
ざこば:武田先生ね、出荷しないていうのが一番いいんですけど、今村先生とアレしてるのは、「東北の野菜とか牛肉を食べたら僕らはどうなるんですか?」と、小学校4年が尋ねてる訳ですわね。
それに対する答えを、ちょっと分かりやすく言うてるんでしょう。
「食べん方がよろし。」
これでええんですか。
今村:だからね、今説明されたんが、最初から有れば、僕は良く分かります。
でも、「東北のもんは食うな」と、この言い方が、僕は、電波に乗せて流すべきではないという事です。
江川:科学的な言い方なんですよ。先ず結論を言って、理由を説明するって言うのが…、
今村:そんなん何処で切られるか分かりませんやん。そんなもん、この番組…、
(以下略)