この、良く出て来る有名な文章ですよね。
確認書
民主党を壊さない
自民党政権に逆戻りさせない
大震災の復興並びに被災者の救済に責任を持つ
そこに
復興基本法案の成立
第二次補正予算の早期編成の目処をつける事
っていう風に書いてあります。
これ、鳩山前総理は、テレビカメラの前で、復興基本法は速やかに成立すると、二次補正予算案は6月いっぱいには中身が固まり、目処が立っ状況が出て来るのではないかと。
二次補正予算の編成の目処だと、成立の前なんだと。
目処がついたら辞めて頂くっていうのは、確認事項だって言ってんですよ。
つまり6月いっぱいで鳩山前総理は、菅総理は退陣すると、ご理解してるんですけど、これはいいんですか。
鳩山前総理が嘘をついてるんでしょうか。はっきりお答え下さい。
菅:昨日、たしか午前11時40…もうちょっと前ですね、20分頃でしょうか。
その前からの連絡がありまして、鳩山前総理が、お会いしたいという事でわたくしもお会いしました。
実はその二日前にはわたくしの方からお願いして、いろいろと意見交換致しました。
その時に、同時に平野博文官房長官と、そして岡田克也幹事長も、同席をして頂きました。
そして、鳩山前総理の方から、一定の文書を示されたのが、今山本議員が読み上げられた「確認事項」と書かれた文書であります。
そこで、どういうやり取りがあったかという事で、お二人の、わたくしと鳩山さん以外の方も聞いておられた訳でありまして、ですからわたくしは、この文書以上のお約束は無かったという事を申し上げました。
そして、代議士会でわたくしが申し上げた事はこれはわたくしの責任です。
ですから代議士会の中で、鳩山前総理が発言された後にわたくしも、わたくしの出所進退についてわたくし自信の言葉で先程述べましたと、鳩山さんとは直前にわざわざ官邸においで頂き一つの文書を頂き、それで確認をしましたと。
それを踏まえわたくしの言葉でわたくしの今後の行動については、皆さんの前で約束を致しましたと、つまりは、わたくしはわたくしの言葉で代議士会の席で、皆さんとお約束した事は、わたくしの責任で守らなくてはならないと。こう思っております。
山本:今の総理の答弁は、鳩山前総理の言ってる事は間違いだと、嘘をついているか勘違いされてると言ってるのと同じですよ。
鳩山前総理は6月末までには、菅総理は退陣するという風に思ってらっしゃるんですから。
だってですね、驚いたのは、あなたが今おっしゃった鳩山前総理との会談に同席していた岡田幹事長、記者団の前で「復興基本法と二次補正は辞任の条件ではない」と、「あくまで復興の目処がついたらという、首相の言葉通りだ」と言い放ったんです。
これだと復興の目処が立たないと言えばずっと続投じゃないですか。
これに対して、総理、ご存知だと思いますけど聞いて下さいね。
鳩山前総理がぶら下がりインタビューで、こう言いました。
「嘘です」と。
「それは先方、岡田幹事長が勝手な嘘をついてるだけです。」と。
これ、総理の退陣の時期を巡っていきなり食い違ってるんですが、どっちが正しいんでしょうか。
Yesかどちらかでお答え下さい。
菅:先程も申し上げましたけれども、わたくしと鳩山さんの会談には岡田克也幹事長と、ひろの博文前官房長官が同席をされております。
その、同席をした立場で岡田さんはおっしゃってる訳ですから、それは同席をされた立場で小沢さん(?)の認識を述べられたものと。こう思っております。
わたくしは、先程申し上げましたように、他の場でも申し上げましたが、鳩山総理(?)との合意はあの文章通りであります。
山本:総理、わたくしはこうやって直上傾向で欠点だらけで、無礼な事も申し上げますけど、やっぱり、日本の総理なんですから、日本のリーダーなんですから、もっとちゃんとして下さいよ。
何モゴモゴ言ってるんですか。
あなたも岡田幹事長と同様、あの合意事項以外の約束は一切無いっていう風に、改めておっしゃいました。
鳩山前総理の言う事と全然違います。
鳩山前総理は、その後また、これ別のぶら下がりインタビューですが、こうおっしゃってます。
「今年度の二次補正を目処とすると言ったのに、話しが全然違う。」と。
「私との約束が嘘だという事なら、直ちに辞めて貰うしかない。」と。
こうやって、警告してるんです。
これについて総理、なんと答えますか。
菅:山本委員の方からマスコミ報道を通しての話しで、わたくしにお聞きになられても、それにお答えをする事は、やっぱり控えた方がいいと思います。
(協議)
山本:もう一度質問させて頂きます。
鳩山前総理が、先程ご紹介した通り、総理が岡田幹事長と同様にあの合意事項以外の約束は一切無いと、いう風におっしゃった事をきいて、鳩山前総理が、今年度の二次補正を目処とすると言ったのに話しが全然違うと。
私との約束が嘘だという事なら、直ちに辞めて貰うしかないと。
おっしゃったんです。
テレビカメラの前でおっしゃったんです。
これについては総理はどうお答えになりますか。
菅:わたくしと鳩山前総理とは、かなり長い間政治行動を共にして参りました。
いろんな場面を経験を致しました。
さきがけから離党して、その後、現在の民主党の旧民主党を立ち上げたり、そういう事も行いました。
今のご質問は、鳩山総理が岡田幹事長が言われた事に対して、それは自分の思ってる事と違うと。言われたという事ですね。
で、わたくしの認識は岡田さんの認識と一緒です。
山本:今、総理。非常に大事な事をおっしゃいました。
鳩山前総理がおっしゃった事は事実と違うとおっしゃったんです。
岡田幹事長が言ってる事と、鳩山前総理が言ってる事は違うんです。
総理は岡田幹事長と立場が一緒だという事は、鳩山前総理の言ってる事は、これは間違ってると、いう風におっしゃってる訳なんですね。
まあ、わたくしも本当に驚きました。
まともな答弁全然無いですよね。
さて、今日の答弁を聞く限りですね、あなたは退陣を表明したっていう事実さえ、認めないと、谷垣総裁が党首討論で言ったように、あなたは与党を纏める技量も、能力も人望も無いんですよ。
あなたには総理の資格は無いですよ。
今日はっきり分かりました。
もう一つちょっとお聞きしたいと思います。
岡田幹事長は、不信任案に賛成した二名のは、これは除籍をするとお決めになったらしいです。
欠席した15名の方々は党員資格停止する意向だと聞いてましたが、報道ですけども、事実かどうか分かりません。報道ですが、輿石参議院議長が反対をして決定が持ち越しになったってことなんですが、総理は党首として、この方々に対する処分をどうお考えでしょうか。(民主党の代表として。)
菅:昨日の役員会には、わたくしも出席を致しました。
そして、その役員会での一定の方向性をもって、次の常任幹事会が行われ、わたくし冒頭の挨拶を致しまして、常任委員会の後はその場を立ち去りました。
わたくしが後で報告を聞いたのは、不信任案に賛成をされた二人の方については除籍と。
欠席をされた方に関しては、もっといろいろな経緯を把握する必要があるということで保留されたと、このように聞いております。
わたくしは岡田幹事長中心にきちっとやって頂いておりますので、その経緯を見守りたいと思っております。
山本:まあ、また逃げですよね。
岡田幹事長に任せたっていう、予想通りの答弁が返って来ました。
わたくしはもう、今日、総理の様子を見ていて、この自信の無い喋り方、落ち着きの無い表情、このたどたどしい言い方。
これは、本当に日本の総理として、外交出来るのか心配です。
恥ずかしい。
特に、辞めると、これだけ世界に辞任を表明・退陣するという事が伝わってしまった総理が、まともな外交出来るんだろうかと。
国の舵取が出来るんだろうかと。
完全なレイム・ダック内閣だっていう事を改めて思いました。
特に国際的に言うとですね、総理はサミットで、G8サミットで、原発事故の全ての情報を公開しますと。
2020年の出来るだけ早い時期に自然エネルギーの割合20%を超えるようにしますと。
太陽光パネル一千万個設置しますと。
9月の訪米、それから日米首脳会談、EUとのEPAの予備交渉入りもありますよね。
これ、オバマ大統領との会談で、また不注意にもEPA参加の交渉入りを出来るだけ早く判断するなんて言っちゃって。
総理これ、国際的に退陣すると思われている総理が、どうするんですか。
こんな勝手にいろんな約束しちゃって。
お答え下さい。
菅:5月の26、27日に、ドービルで行われましたサミットG8において、並行して多くの国と、バイの会談を行いました。
オバマ大統領とは、確か4回目の会談にました。
そういう中で今申し上げたような事を、オバマ大統領との間で意見公開を致しまして、その方向に向かって努力をして行きたいと、こう考えております。
山本:(全然答えてないですよ。)委員長、わたくしはこういう山程の公約を決めて来た総理が、今国際的にも退陣すると思われてると。
その中でどうやってこういう事をやって行くんですか、っていう事を聞いたんです。
もう一回お答え下さい。
菅:今も申し上げましたけれども、こういう形でオバマ大統領と、この間の話しあるいは、これからの問題についても話し合いまして、わたくしとしてはその場でお話しをした方向で、実現に向けて全力を上げて行きたいと、こう考えております。
山本:わたくしは総理の言葉は重いと思いますね。
もし総理が退陣を表明すると。
あれ、退陣表明ですから。これを破って居座るという事であれば、私達野党が過半数を握るこの、参議院であなたを倒すしかないと思います。
参院での協議を通じて、総理には政権担当能力が無いと。
危機管理能力も無いと。
菅政権の下では与野党も協力できない。
震災対策も進まない。
原発事故の処理もできない。
こういう事を参議院の真剣な議論を通じて国民の方々にしっかり示して、最後は参議院として、公明党や他の野党の方々ともしっかりと協力をして、わたくしは参議院の意志を是非総理に突き付けたい。
参議院自民党は、独自の選挙があって、中曽根弘文議員会長を選んでます。
議員会長がどこかのタイミングで私達の意志を示さなきゃいけないっていう風におっしゃいました。
これは政審会長としての私見ですが、もう6月末ぐらいにあなたに、問責を突き付けるチャンスが私は必ずやって来るとそう思ってます。
どうか総理、言葉の重みを噛み締めて、一刻も早く、日本の為に、日本国民の為に辞めて頂くことを、心からお願い申し上げまして、わたくしの質問を終わります。
有難うございました。
(以上。)