'11/4/29
中電次期社長「原発は推進」
 
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201104290146.html
 
 
 中国電力の新社長に6月下旬、就任する苅田知英副社長は28日、広島市中区の本社で会見し、島根(松江市)、上関(山口県上関町)の両原子力発電所計画について、安全対策や地元への説明を強化した上で推進する方針を示した。
 
 福島第1原発の事故を受け、苅田副社長は「まずは原子力の安全対策の徹底で皆さんの不安を少しでも取り除く努力をすることが大切」と強調した。
その上で、原発の位置付けについて「エネルギーセキュリティーの面から重要な意味を持つ電源ということは変わらない」との認識を示し、「現実的な議論が大事だと思っている」と述べた。
 
 島根、上関の両原発計画については、「地元の皆さんをはじめ、関係する方々への理解活動をまず進めていくことが大事」と説明し、「リスクを分散する意味でもバランスの取れた電源構成の実現が悲願」と話した。
【写真説明】原発推進の方針を会見で語る苅田副社長(広島市中区の中電本社) 
 
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2011年2月21日
中国電力、数百人規模の動員で埋め立て工事を強行
 
http://gxc.google.com/gwt/x?client=ms-kddi_blended-jp&u=http%3A%2F%2F888earth.net/staffblog/2011/02/post-145.html&wsi=4609b83b89f84853&ei=opq8TeL1IIrFkgWisbjeAg&wsc=tb&ct=pg1&whp=30
 
 
本日21日夜中の2時半から、中国電力が上関原発建設埋め立て工事を強行。
美しい海を守るため、祝島の人々と全国から駆けつけた人々が、今まさに作業員と対峙、反対を続けています。
鎌仲ひとみ監督も現地入りし、葉山・鎌倉で上映会を開いた方々17人や、根元きこさんも応援に駆けつけています! 
USTREAMにて配信中 http://ustre.am/uiOX
下記は昨日付けの祝島島民の会blogの転載です。
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島民の会より緊急の状況報告です。
中国電力が週明けの2月21日(月)から数百人規模の動員をかけ、埋立て工事を強行しようとしているそうです。
海では祝島を除く近辺の推進派漁業者の船数十隻を自主警戒船として雇って漁業者同士を争わせ、その混乱の中で作業台船を工事海域まで入れようとしているようです。
また陸上では、中国電力の社員や警備員、作業員など数百名が建設予定地海岸(上関町田ノ浦)を封鎖し、浜への立ち入りをさせないようにして作業を進めようとしているとみられています。
真偽のほどは不明ですが、社員、警備員、作業員、警戒船の漁業者など、中国電力の今回の動員数の合計は、祝島の人口(500人弱)を超えるのではないか、という話もあります。
これまで中国電力は、祝島をはじめとした上関原発計画に反対する上関町の住民に対し、理解を求める努力も満足にすることなく、裁判、あるいは直接的な力でもって原発建設をむりやり推し進めようとしてきました。
そしてそれは今回も同様のようです。
島民の会としては、中国電力がどのような形で作業を強行しようとしてきたとしても、これまでと同様に決して暴力などを使うことなく、そのうえで原発建設に反対し、自分たちの生活を守り、豊かな海や自然をつぎの世代に残す意思を示していきます。
中国電力が2月21日に実際に作業を強行しようとしてきた場合には、このblogをはじめとしてさまざまな人がさまざまな形でその状況を発信することになるかと思います。
その際には、各メディアやblog等でその情報を広め、中国電力の暴挙を多くの方々に知っていただけるようご強力をお願いしたいと思います。
また上関原発問題については、ざっと挙げただけでも下記のような現状・問題点があります。
中国電力や山口県、経産省にぜひ抗議、また疑問の声を届けてください。
(経験者の方によるとメールよりもFAXの方が相手方にきちんと読んでいただけるとのことです。ただ相手方の業務に支障がでないよう十分ご留意ください)
・地域住民、とりわけ予定地対岸に住む祝島島民の同意や理解もない中での工事の強行
・中国電力は約30年もの間、祝島島民など上関原発建設に反対する人たちへの理解を求める活動を満足にしてこなかったこと、また現状でもできていないこと
・中国電力が地元住民を裁判で訴えて反対運動を止めさせようとしていて、SLAPP訴訟(嫌がらせ訴訟)だと指摘されていること
・祝島の漁業者が約10億8000万円もの漁業補償金の受け取りを拒否して原発建設に反対していること
・推進派の漁業者を電力会社が大量に雇って、地元の漁業者同士を海上で争わせようとしていること
・カンムリウミスズメなど希少な動植物の調査が不十分であることを学会等に指摘されていること
・予定地の陸・海域はCOP10(生物多様性国際会議)でも注目されたほどの「奇跡の海」で、なおかつ日本は2012年までCOP10の議長国であること
・原子炉設置の許可も出されていないうちに埋め立て工事をしようとしていること
・埋め立て許可免許の期限の3年間のうちすでに1年4か月が過ぎ、期限内の埋め立て工事の竣工が事実上不可能な状況であること、しかしそういった状況にもかかわらず工事を強行しようとすること
・上関原子力立地プロジェクトが山下中国電力社長の直轄になったとたんに、上記のような状況を無視して工事を強行しようしてきたこと………。
 
 
 
祝島ホームページ↓
 
http://gxc.google.com/gwt/x?q=%E7%A5%9D%E5%B3%B6&safe=images&client=ms-kddi_blended-jp&start=1&hl=ja&inlang=ja&ei=lKG8TfmcE5OPkQXg98XNAw&ved=0CAQQFjAA&rd=1&u=http://www.iwaishima.jp/