前記事への、コメントありがとうございました。
先ず、私はその道の専門家ではありませんので、何処がどのように間違っている等といった議論は差し控えさせて頂きます。
以下の、番組の中での会話の流れを聴いていて「馬鹿だ」と思ったと申し上げたかった訳です。
文中の、(一同唖然)及び、(一同嘲笑)の部分は実際に試聴された方にしか、その雰囲気をお分かりいただけないのが残念です。
これを読まれた方、又、実際に試聴された方、それぞれお考え頂き、そして、この記事(前記事も含めて)についての議論は、申し訳ありませんが、別の場所でして頂きたくお願い申し上げます。
ただ、放射線治療に関して、一部専門家の間で疑念・疑問が沸き上がりつつあるらしい事を書き添えさせて頂きまして、前記事に頂いたコメントへの、回答とさせて頂きます。
中村仁信:今回(福島原発事故)の事でニュース番組とか、いろいろ出てるんですが、この番組であれば、もっと言いたい事が言えるなと思って来ました。
辛坊治郎:中村先生は因みに、放射線の専門家でいらっしゃいます。
やっぱりあれですか。各局「ああ言え」「こう言え」っていう指導がある訳ですか。
中村:いやそんな事はありませんが、変に安心させてもいけないし、変に怖がらせてもいけないというような配慮を自分ではしている。
辛坊:今日は、そういう配慮を取っ払って本当はなんなのかっていう、テレビを御覧の皆さんを信頼して頂いて、全部喋って下さるという…。
中村:そういう事です。
〔以上が冒頭での、パネラー紹介の時の会話。
一般人の方々の質問文(朗読)を交えたVTR(前ブログにある少女の意見等)が流され、本題へ〕
〔質問に対して中村仁信氏がモニターに出した答は「放射能は微量なら安全です。むしろ体にいい影響が…」だった。〕
辛坊:(笑いながら)さすが放射線の専門家ですね。
「むしろ体にいい影響が」て…。
(一同嘲笑)
中村:先ずね、いいと言うより先に、安全というか、むしろ怖くないという認識の方が先ですが、放射線に当たってどうなるかっていうと、活性酵素が増えるだけなんです。
(一同唖然)
活性酵素って運動しても増えますよね。
呼吸しても出て来ます。
それがちょっと多めに出る。
それだけのことなんですよ。
たかじん:少しくらい浴びるくらいだったらその程度だと…。
中村:ええ…。
辛坊:今回現場の人で足、水に浸かっちゃってβ線で火傷を負ってるかも知れないって話がありましたね。それは活性酵素が増えるだけなんですか。
中村:そうです。
放射線治療だってそうなんですよ。
活性酵素って簡単に言いますけど、やっぱり多くなると怖いんで、細胞壊します。
で、細胞が壊れていくと、脱落して、脱毛もおこります。
火傷もおこります。
だけど少量だったら、普段我々しょっちゅう出てますから、少しも怖くない。
辛坊:問題はね、先ず一番知りたいのは、そこの境界線ですよ。
つまり、火傷になるレベルの上と下は、どこに境界線があんねやっていう話なんですが。
中村:例えば100ミリシーベルトっていう言葉がだいぶん宣伝されてますから、ま、そう思って頂いてもいいです。
100ミリシーベルトって言ったら、十万マイクロシーベルトですよね。
なかなかそこまで行かない量ですから。
辛坊:100ミリシーベルトって今回火傷したって言われている人は170ミリシーベルトぐらいって言われてますね。
現場の作業員の方。
じゃ100ミリシーベルトいかなければいいていう事ですか。
それは累積ていく…。
宮崎:あの、100ミリシーベルト・十万マイクロシーベルトっていうのは年間の許容線量というふうに考えていいんですか。
中村:これもちょっと複雑で、なんで100って出てるかと言いますと、原爆の時に100ミリシーベルトでガンがちょっと増えたんですね。
ですから100ミリシーベルトというのは原爆で一瞬で浴びるような線量です。
ですから一年間で浴びると、その影響は半分以下になります。
武田邦彦:今のを少し議論するためにね、一つは放送してて、僕は「東大の教授は掛け算出来ないんだ」って書いたんだけど、要するに、20マイクロシーベルトっていうのが出た訳ですよ。
福島市。
それでそん時に、解説者が、東大の先生がね、一回のレントゲンが600マイクロシーベルトだから…。
辛坊:CTスキャンですねそれは。
レントゲンは50マイクロシーベルトですから。
武田:かなり離れてるから…(聞き取れない)大丈夫だっていう訳ね。
ところがね、あの、20マイクロシーベルトっていうのは毎時ですからね、1時間ね。
宮崎:毎時を落としちゃうんだよね。
武田:そうそう。30時間浴びたらね、一回のレントゲン…CTスキャンか。
福島市には赤ちゃんが居るわけですよ。
しかも胸部を撮るとかそういう事じゃなくて全身受けるでしょ。
それでね一ヶ月に24回受ける訳ですよ。
24回受けるやつがよくね、その先生はね、平気だって言ったもんだと思ってね。
だからそういうね、事は全部のかした方がいいですね。
辛坊:中村先生、今ケースで言うとどうなんですか。それでも大丈夫なんですか。
中村:例えばですね、空気中に今20マイクロシーベルト1時間。
これが、ずっと一年間その状態でいくのであれば、少し考えないといけないですけど、そんな事は無いですよね。
空気中に拡散します。
どんどんまた消えていきます。
武田:いや今の私の言ってんのは、一年間じゃないですよ。
一年間じゃなくて、30時間でCTスキャンになっちゃいますよって言ってます。
それを24回、一ヶ月に、福島市に住んでる幼児が、あの、お医者さんがね、一ヶ月にレントゲンでもCTスキャンでも24回やりますかっつってんの。
本当にそうですかと。
中村:おんなじ線量であれば、もし掛けて同じになるのであれば、むしろ、CTスキャンの方が影響は高いです。
一回で浴びますから。
で、20マイクロシーベルトっていう線量浴びてても、人間の体の中ではどんどんどんどん、その影響を修復していってます。
武田:それはさっき先生が言われたように2分の1でしょ。
2分の1っていうことは24回が12回になるじゃない。
中村:あ、もっともですよ。
2から10分の1です。
飯島勲(元総理大臣秘書官):お二人の専門家に質問したいんですが、原子力委員会で、露地栽培のネギやなんかが駄目だって言ってんです。
ところがあれはね、検査の方法が決まってんですよ委員会で。
ネギの場合は、露地栽培のネギを取って皮を剥いて、それで、数値を採りなさいって。
全くそういうのを知らせないで、洗った場合どうなのか、洗わない露地の栽培の時はどのくらいの数値で、洗った場合どうなのか、皮を剥いた場合どうなのかちゃんと政府が発表しないから…。
武田:この前政府から通達されました。
普段はホウレンソウはそのまま測ってるんですけど、今度震災が起こったので良く洗って測定しろっていう通達が出ました。
これは非常に問題な通達でね。
それまでは普通に測ってんのにね、わざわざね、流水で洗ってくれと。
流水で洗ったホウレンソウを測ってくれと。
いう通達をね…。
宮崎:何処が通達出してんの。
武田:えーとね。
厚生労働相だと思うけど。
ざこば:それは数値を下げるためにですか。
武田:そうそう。
問題はね、私が一番問題だと思うのは、例えばね規制値があるわけですよ。
日本にもちゃんと規制値が。
規制値はまあ、一つは国際的に一つの規制値を決めないと、日本の農産物を輸出できませんよ。
日本のやつだけ汚れてるから。
だからそういう事は出来ない。
空間も、外国人が入って来る時に日本だけ甘かったら入って来れない。
だから一定になってる。
例えば1ミリシーベルトってなってる。
管理区域は3ヶ月で1,3マイクロシーベルトって決まってる。
それを突然ね、震災が起こったからって100倍とかね、ボカーンて上げるわけですよ。
普段から100ミリシーベルトが危ないんだったら規制は100ミリシーベルトにして欲しい。
普段は1ミリシーベルトにしといて、震災が起こったから突然100ミリシーベルトに上げて。
それをね…。
〔中略(この間、中村氏の発言無し)〕
辛坊:…今日はこの後ですね、政治・経済いろいろありますんで…中村先生、一言反論があれば、お願いします。
中村:さっきの質問、少女の方のありましたよね。
まあ、あれ、本当に怖がり過ぎなんですね。
ですから、あの、怖がらないっていうことを本当に言いたかったんです。
更に極端に言えば、怖くないと言うところまで、時間があったら言うんですが、また後で言わせて頂きます。
(一同笑い)
たかじん: 一応あの、後で説明する時間あるかどうか分からないので、私が代わりまして、
「怖くない!」
はい、ありがとうございました。
(一同爆笑)
いや、先生の「立場」はね。
立場はや…。
(以上)