以下、3月4日午前、参議院予算委員会質疑、より一部書写したものです。尚、誤字脱字等は、予めご容赦願います。



 山本(一太議員):確認させていただきますが、韓国による竹島の占拠というのは、国際法上なんら根拠のない「不法占拠」だと、こういうことでしょうか、総理。
 前原(外務大臣):我が国の固有の領土でありますので、法的根拠がない形で「支配」されている。こういうことであります。
 官(首相):外務大臣の申し上げた通りです。
 山本:竹島は歴史的事実に照らしても且つ国際法上も明らかに我が国の領土ですから、総理これは「不法占拠」ということでいいですね。
 前原:法的根拠のない形で「支配」されているということでございます。
 官:まあ、同じ答弁で恐縮ですが、外務大臣が申し上げた通りです。
 山本:それは総理「不法占拠」ですね。
 前原:あの、繰り返しの答弁になって恐縮でございますけれども、法的根拠のない形で「支配」されているということでございます。
 官:同じ答弁で恐縮ですが、外務大臣が申し上げた通りです。
 山本:総理、シンプルに聞きます。「不法占拠」なんですか、そうではないんですか。イエスかノーかでお答え下さい。
 前原:あの、繰り返しになって恐縮ではございますけれども、法的根拠のない形で「支配」されているということでございます。
 官:大変あの、同じ答弁で恐縮ですが、外務大臣が申し上げた通りです。
(審議)
 前原: ぇぇ、山本一太議員、あの、まことに申し訳ありません。何度聞かれましてもですね。政府としてのお答えは、法的根拠のない形で「支配」されているというお答えになります。
(審議)
 前原:ええ、何度、あの、同じ答弁になって恐縮ですが、法的根拠のない形で「支配」されているということでございます。
 官:わたくしも、あの、何度も同じ答弁になって恐縮ですが、あぁ、外務大臣が申し上げた通りであります。
(審議)
 山本:「法的根拠のない占」拠と「不法占拠」というのは日本語として違うんでしょうか。
 前原:違うかどうかという判断は横に置きまして、ええ、根拠のない形で「支配」されているということになります。
 (前田武志 委員長:…横に置かないで…)
 前原:あの、横に置かなくても、あぁ、法的根拠のない形で「支配」されているという答弁になります。 
(審議)
 
 枝野:竹島の法的評価の問題につきましては、先程らい、総理・外務大臣が御答弁申し上げております通り、法的根拠のない形で「支配」されているということについての法的評価は、これは従来から一貫して、日本政府の姿勢、えぇ、そして評価として、申し上げて来ている所でございまして、この、従来からの評価は全く変わるものではございません。
 (審議)
 前原:あの、何度も本当に同じ答弁になって恐縮でございますけれども、法的根拠のない形で「支配」をされているということでございます。
 (審議)
 枝野:山本議員も良くご理解の上でお尋ねになっているんだろうと思いますが、竹島の状況については、前政権以来一貫しをて、ええ、どういう状態かという質問に対しては、先程来、外務大臣等が御答弁をしている、法的根拠のない形で「支配」をされているということで、一貫をして統一をしておりますので、これ以上お尋ね頂いても、これ以上の御答弁は出来ないことはご理解下さい。
 (審議)
 枝野:竹島の法的評価の問題につきましては、これは前政権以来、従来から、外交上の観点、そして我が国の姿勢を一貫してブレることなく、ええ、申し上げるということから、同じ表現で申し上げて来ている所でございまして、これは、法的根拠のない形で「支配」をされていると、こういうことで、え~、前政権以来の、お~、外交的な、あるいは我が国としての、立場を、一貫してブレることなく、申し上げて来ている所でございまして、え、これ意外のことについては、あの、いくらお尋ねを頂いても、お答えを出来ないことは、十分山本議員はご理解頂いているものと思います。
 山本:枝野長官、前政権は「不法占拠」という言葉を使ってるんです。 もう一回お答え下さい。
 枝野:我が国と公式の見解として、わたくし共は一貫して、ぇぇ、そして従来から、あぁ、法的根拠のない形で、「支配」をされていると、いう、法的評価を、しっかりと、繰り返し、内閣の見解として、申し上げて来ている所でございます。
 (山本:答弁変わったよ…。)
 (審議)
 山本:枝野大臣、我々の政権の時は「不法占拠」って言ってました。それから外務省のホームページには「不法占拠」って書いてあります。違うんだったら削って下さい。
 枝野:申し上げております通り、政府の公式見解として、これは従来から、一貫をしているという風に引き継ぎを受けております。
(審議)
 枝野:あの、繰り返しの御答弁になろうかという風に思いますが、あぁ、政府の公式の統一見解として、国会等でお尋ねを頂いた折りに、は、先程来申し上げております通り、いぃ、法的根拠のない、形で「支配」をされていると、いうことは、これは一貫しているものだと、いう風に、承知を致しております。我が政権においても、その方針に沿って、国会で御答弁を申し上げている所でございます。
 山本:枝野官房長官がさっき言った前政権とは何を指してるんですか。
 枝野:これはたぶん、政権交代の前後の事をお尋ねだと思いますが、繰り返しますが、正確に申し上げますが…、正確に申し上げますが、政府としての、公式の統一見解として、国会等でお尋ねを頂いた時の答弁としては、あ~、それは、え~、鳩山政権の前の政権か、鳩山政権よりも前の政権から、先程来繰り返し御答弁さしている…頂いている、表現で、答弁さして頂いているという風に、引き継ぎを頂いております。
 (審議)
 山本:枝野長官、自民党政権も含むとおっしゃいましたが、自民党時代は「不法占拠」って言ってたんです。答えて下さい。
 枝野:正確に、あの、先程来、あの、繰り返し申し上げておりますが、あ~、政府の、公式の統一見解として、 国会等でお尋ねを頂いた折りには、先程来申し上げている、え~、法的根拠のない形で、「支配」をされていると、いうことで、え、統一的にお答えをしているという風に、引き継ぎを、頂いております。 山本:前原外務大臣、私も日韓関係大事だと思ってるんです。戦略的パートナーとしても得にあの安全保障の問題大事だと思ってます。でもね、主権の問題は譲っちゃいけない。前の政権、ず~っと「不法占拠」って言ってた言葉を変えちゃいけないんです。それは、間違った考え方だと僕は申し上げておきます。最後に言いますが今日、与謝野大臣からは全くまともな答弁が返って来ませんでした。この、お~、質疑で、民主党、お、のマニフェストが完全に破綻してると、官総理のリーダーシップも無いと、政権担当能力も統治能力も無いと。私達はこれから一ヶ月の予算委員会の質疑で、必ずあなた達の政権を倒します。そして、選挙に持って行く事が、日本を再生させるための最大の早道だと思ってます。総理、倒される前に、ええ、国会を解
散して、ええ、国民に真を問うたらどうでしょうか。
 官:今国民の皆さんにとってですね、折角、う、景気が少し回復しつつある中で、ええ、予算を、おぉ、審議をして頂いているこの重要な、あぁ、予算委員会であります。まず、うぅ、予算について、ええ、徹底的な議論をして頂き、ええ、そして予算を、成立さして頂き、それを執行さして頂くことが、わたくしは国民の大多数が願っておられることだと、このように確信を致しております。
 山本:あなたが退陣して、選挙で政治をリセットすることが国益だと、このことだけ申し上げて、わたくしの質問を終わります。ありがとうございました。
 (以上)