明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い申し上げます。
実は私は、年末年始の挨拶が苦手である。
親戚や友人や、このような場では億劫にはならないが、
仕事納めには
「良いお年を。」
仕事始めには
「明けましておめでとうございます。」
社のあちこちで、まるで米つきバッタのように皆が頭を下げている滑稽な光景を目にすることになる。
その中に混じって、同じように頭を下げている自分が、馬鹿に思えてしまうのである。
別に、自分を特別な存在と思っている訳ではないし、周りの人を馬鹿にしているつもりもないし、私と同じ様な考えを持つ人は沢山いる筈である。
考えてみたら、日頃の、
「おはようございます。」
や
「お疲れ様でした。」
等の挨拶が少し長くなるだけの話しである。
そして、年末年始の挨拶をしなかった時の事を想像したら、自分が人間ではないような不安感を自ら強いられることも、十分わかっている。
昔の日本人は、全く面倒臭い習慣を作ってしまったものだ。
人間であり、日本人である為に、私は今年も仕事始めに、皆と共に昨年の年末と同じように、年始の挨拶を交わすのである。
結局、日頃お世話になっている、周りの方々に対する感謝が足りないのかも知れない。
それはともかく、
今年は良い年でありますように。
そして日本が、若者が大志を抱けるような、去年よりも少しはマシな国になりますように祈念いたしまして、
新年のご挨拶に替えさせていただきます。